パブピアでの指摘。BとCは別の実験画像とされていたが、「AI」が枠で囲んだ部分を「同一」と判定。同じ画像の位置をズラして、使用した疑いがある。Cytokine mRNA Degradation in Cardiomyocytes Restrains Sterile Inflammation in Pressure-Overloaded Hearts(Circulation, 2020)
回答の中で同センターは、〈当センターとしましても、本件に利害関係のない外部の第三者のみからなる調査委員会を設置し、公平、中立な立場からの調査を行ってまいります。なお、本件調査について、理事長の大津が関与することは不適当なことから、独立行政法人通則法第24条の規定に基づき、監事の片山(登志子)が最終責任者として対応しています〉(括弧内は編集部が補足)と述べている。
本誌・週刊ポストの7月21日発売号では、論文不正の詳細や他の質問に対する大津氏の回答、この問題についての専門家の見解、不正が指摘されている研究にどれだけの税金が注ぎ込まれてきたか、研究不正の疑いが大津氏以外の大阪大循環器内科グループの大物医師にも及んでいることなどを詳報する。