スポーツ

“九州のバース”山之内健一氏がアドバイス「花巻東の佐々木麟太郎は、プロに行っても痩せる必要ない」

現在は、生まれ育った鹿児島県鹿屋市でもつ鍋「ばーす」を営んでいる山之内健一氏

現在は、生まれ育った鹿児島県鹿屋市でもつ鍋「ばーす」を営んでいる山之内健一氏

 今年も快音が轟く夏の甲子園。1988年は、“九州のバース”の異名をとった山之内健一(福岡第一)がその打棒で甲子園を沸かせた。福岡ダイエーホークスでプロ野球選手として活躍後、現在は鹿児島県内でもつ鍋屋を営む山之内のもとを訪れると、当時を振り返りながらプロを目指す球児たちへのアドバイスを語り始めた。(文中敬称略)

 * * *
 70回の記念大会だった1988年夏の甲子園で準優勝に輝いたのが福岡第一だ。左腕・前田幸長(元巨人ほか)と共に、山之内健一は高校通算48本塁打を放って“九州のバース”と呼ばれて注目を集めていた。彼は今、生まれ育った鹿児島県鹿屋市でもつ鍋「ばーす」を営んでいる。インタビュー時、店内にはどこか懐かしさを感じるムード歌謡が流れていた。

「これが私のデビュー曲『東京ハーバーライト』です。昨年、地元のイベントに参加して、石原裕次郎さんの『夜霧よ今夜も有難う』を唄ったら、スカウトされまして。ほら、(携帯電話を差し出して)USENの演歌/歌謡曲ランキングで今日は6位。もつ鍋の店もなんとかコロナ禍を乗り切って、お袋から『もう一花咲かせてほしい』と言われたので、歌手もやるからには本気で紅白歌合戦出場を狙っています」

 もし元甲子園球児が紅白歌合戦に歌手として出場したなら、山本譲二以来の快挙だろう。現在の山之内は高校時代に比べれば細身で、甲子園での面影はない。

「今は82キロぐらいで、高校時代は体重が120キロぐらいありました。高校野球を見ていても、自分の高校時代と同じような体格をしたホームランバッターに目がいってしまいます。ちょっと前だと村上宗隆(元・九州学院、現・東京ヤクルト)、今年なら花巻東の佐々木麟太郎君ですね」

関連記事

トピックス

12月9日に亡くなった小倉智昭さん
【仕事こそ人生でも最後は妻と…】小倉智昭さん、40年以上連れ添った夫婦の“心地よい距離感” 約1年前から別居も“夫婦のしあわせな日々”が再スタートしていた
女性セブン
去就が注目される甲斐拓也(時事通信フォト)
FA宣言した甲斐拓也に辛口評価 レジェンド・江本孟紀氏が首を傾げた「なんでキャッチャーはみんな同じフォームなのか」
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
NBAレイカーズの試合観戦に訪れた大谷翔平と真美子さん(AFP=時事)
《真美子夫人との誕生日デートが話題》大谷翔平が夫婦まるごと高い好感度を維持できるワケ「腕時計は8万円SEIKO」「誕生日プレゼントは実用性重視」  
NEWSポストセブン
元夫の親友と授かり再婚をした古閑美保(時事通信フォト)
女子ゴルフ・古閑美保が“元夫の親友”と授かり再婚 過去の路上ハグで“略奪愛”疑惑浮上するもきっぱり否定、けじめをつけた上で交際に発展
女性セブン
六代目山口組の司忍組長。今年刊行された「山口組新報」では82歳の誕生日を祝う記事が掲載されていた
《山口組の「事始め式」》定番のカラオケで歌う曲は…平成最大の“ラブソング”を熱唱、昭和歌謡ばかりじゃないヤクザの「気になるセットリスト」
NEWSポストセブン
12月9日に亡くなった小倉智昭さん
小倉智昭さん、新たながんが見つかる度に口にしていた“初期対応”への後悔 「どうして膀胱を全部取るという選択をしなかったのか…」
女性セブン
激痩せが心配されている高橋真麻(ブログより)
《元フジアナ・高橋真麻》「骨と皮だけ…」相次ぐ“激やせ報道”に所属事務所社長が回答「スーパー元気です」
NEWSポストセブン
無罪判決に涙を流した須藤早貴被告
《紀州のドン・ファン元妻に涙の無罪判決》「真摯に裁判を受けている感じがした」“米津玄師似”の男性裁判員が語った須藤早貴被告の印象 過去公判では被告を「質問攻め」
NEWSポストセブン
トンボをはじめとした生物分野への興味関心が強いそうだ(2023年9月、東京・港区。撮影/JMPA)
《倍率3倍を勝ち抜いた》悠仁さま「合格」の背景に“筑波チーム” 推薦書類を作成した校長も筑波大出身、筑附高に大学教員が続々
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン
自宅で亡くなっているのが見つかった中山美穂さん
【入浴中の不慮の事故、沈黙守るワイルド恋人】中山美穂さん、最後の交際相手は「9歳年下」「大好きな音楽活動でわかりあえる」一緒に立つはずだったビルボード
NEWSポストセブン