『Nスタ』の会見に出席した井上アナ、ホラン千秋、国山ハセン
「慶応の応援マナーが良かったかどうかは議論の余地があるとは思いますが、少なからず批判されていたのは事実です。それは選手とはまったく別のところの話で、ネットユーザーが指摘しているように、そもそも選手は批判されていないんですよ。それを井上アナが『選手にその矛先を向けるのは違う』と発言するのは、どうも論点をずらしているかのようにも見えるんですよね。“OBがはしゃぎすぎた”と反省しているかのようなことを言いながらも、“選手を批判する人々”という存在をどこからか持ち出してきて、OBたちを擁護しているかのようにも見えてしまいます」(以下同)
今回の慶応の快進撃については、多くのメディアがポジティブに取り上げた一方で、それこそ“応援マナーへの批判”のようにネガティブな報道もあった。
「テレビを中心にマスコミには慶応大学出身者が多く、だからこそ“慶応フィーバー”のような報じられ方も多かったのだと思います。しかし、一方でマスコミ関係者には早稲田大学など慶応のライバル校出身者も多い。だからこそ、慶応フィーバーに異論を投げかける方向性の報道も少なくなかった。
マスコミ内でのそういった対立構造があったので、井上アナも余計に“慶応アピール”のようなトークに進んでいったのかもしれないですね。とはいえ、視聴者やネットニュースの読者にしてみれば、マスコミ関係者の出身校なんてまったく知ったことではない。井上アナのようなOBが騒げば騒ぐほど、視聴者は冷めていくという状況もあったと思います」
甲子園の主役は、あくまでも高校球児たち。優勝した慶応の野球部員たちは、OBの妙な炎上騒動をどんな気持ちで見ているのだろうか──。