「博多ラーメン でぶちゃん」店主・甲斐康太氏
今回の騒動を受けて、トッピング料金を記載すべきか否かについては、弁護士にも意見を聞いたという。
「知人の弁護士からは、メニューにないもの、要するに、裏メニューに関して聞かれたとき、対応できるのであれば対応はするが、そもそもメニューにないので、そこに対しての金額の提示は法外でなければ、提示の義務はないと聞きました。もちろん提示してあげたほうが親切ではあるが、今回のケースの場合100円なんで、特に問題はないっていう解釈らしいんですよ。
今回の件の結論は、両者の確認があれば何も起きなかったよねっていう答えは出ていると思います。それは重々承知の上ですが、別にラーメン屋側に問題はないし、それを向こうから提示しろって言っているのも実はおかしいことなんだ、というのは理解したほうがいいと思うんです」
元々甲斐氏は、こういったSNSでの議論を普段からウォッチしている。
「SNSとか飲みの場で出される議論が発展して、決着がつかない話題ってあるじゃないですか。僕は、そういうネタを拾って火をつけるのが実は得意なんです。みんなが好きこのむ話題性のあるものに対立構造を生んで、やり合ってもらう状態を作るのが得意で。意図的に仕掛けてるというのが本音の部分です。
実際あのツイートを見て店に来てくれるお客さんはめちゃめちゃ多いですよ。『またやってんねー!』と言って面白がってきてくれる常連さんもいれば、『あのツイート見て気になってきました』といって来てくれる一見さんもいる。うちにとってはプラスでしかないですね。
逆に反論するために来てくれるお客さんはいないですよね。来てくれたらむしろ、じゃあちょっと話そうよってなるんですけど(笑)」
飲食店のサービス論争はこれからも止まらない。