平均71才、最高齢83才のメンバーが集結!ひときわ異彩を放った「YDK65」
個性がぶつかりあう激闘を制したのは、ひときわ異彩を放った「YDK65」。平均71才、最高齢83才のメンバーは記念撮影のフラッシュを浴びて「こんな経験は人生で初めてで、一生の想い出になる」と喜びをにじませた。
警察庁特別防犯対策監も務める杉は「(YDK65が拠点とする)青森県十和田市は市長以下、特殊詐欺へ理解が深かったが、特殊詐欺撲滅のメッセージを込めたダンスには意表を突かれた」と笑顔で労い、「特殊詐欺への理解を深めるダンスをするチームが増えれば、警察庁としてもイベントをしたい」と、思いを馳せた。
発足から着々とダンスの輪が全国へ広がり、47都道府県制覇を目標に、現在は19都道府県26チームが活動している。
「高齢になると年々細かい振りを覚えるのが難しくなってしまうし、片一方に重心をかけるだけでもよろよろっとふらついてしまう。それを皆さん、あれだけ力強く踊っているんだから、バックアップしていきたい。年末にはダンス健康クラブのチームも出演するダンス事業を、ベトナムの新しい劇場のこけら落とし公演として催します。今後はさらに智恵を出し合い、韓国やアメリカも加えた4か国合同でGOLD世代のダンス交流をすることも考えています」
と、壮大なプランを明かした杉。2回目を終えた「FIDA GOLD CUP」についても、「去年の大会に出場したチームは、(今年は)ステップの精度も意欲も違っていた」とメンバーの進化を称え、今後は100才以上の大会もやりたいと宣言。
会場から驚きの声が上がったが、「“人間、年じゃないんだ”と証明したい」という杉の力強い言葉にGOLD世代からは決意の拍手がわき起こり、次回へ向け更なるパワーアップを感じさせた。