大人気ライトノベル『Re:ゼロから始める異世界生活』の人気キャラクター・レムのコスプレをして参加していたのが、アメリカ人女性のライさん(24)だ。SNSで見た日本のハロウィンを一目見たいと、わざわざ友人と来日したのだという。ライさんが言う。
「今日はもう少し人がいるかなと思ったけど、ほとんど見かけず残念でした。今日は街をゆっくり見て、明日また参加します。渋谷区のハロウィン禁止のニュースは耳にしていますが、節度のある楽しみ方をするので大目に見てほしいです。
私は日本のアニメが大好きで、それがきっかけで日本語も勉強しました。なかでも『鋼の錬金術師』が忘れられません。ハロウィンにはウィンリィ(メインヒロイン)のコスプレをしようかと思ったんだけど、体格的に合わないなと思って諦めました。海外でも日本のハロウィンは凄く人気で、それを目当てに来る人も多い。これからもなくならないでほしいなと思います」
同じアニメ『Re:ゼロから始める異世界生活』の人気キャラクター・ラムのコスプレをして参加した韓国人の女性(27)もハロウィンのために日本に来たのだという。
「去年の盛り上がりをニュースで見て、この時期に日本旅行をしようと決めました。渋谷のハロウィンには初めて来ました。梨泰院では悲しい事件があって、渋谷にも人が沢山いると思っていたけど、(盛り上がりは)本当にハロウィンなのかな? と思うくらい静かでした。さっき座り込んで買い物袋を整理していたら、警察に声をかけられました(笑)。まだ早かったのかもしれないですね」
ほかにもゲームキャラクター「不知火舞」のコスプレをした韓国人の女性(28)や、人気アニメ『スパイファミリー』のアーニャのコスプレをしたNY在住の女性など多くの観光客が渋谷を訪れていた。去年の盛り上がりからするとまだ“物足りない”状況のようだが、週末の様子やいかに──。