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マイコプラズマ肺炎やインフルエンザ流行の中国で新型コロナも警戒感高まる 無料PCR検査や追跡アプリの利用再開

新型コロナの新たな波?

新型コロナの新たな波?

 中国当局は呼吸器疾患に陥った子供らが小児科クリニックや救急外来に集まり続けるなか、12月6日から病院や交通機関の駅などで新型コロナウイルスのPRC検査を再開した。

 中国政府は先月末、地方当局に対し港湾や空港、学校、介護施設、その他の施設での検査や疾病監視を再開するよう命じるなど、新型コロナウイルス感染の新たな波について警告した。

 米政府系報道機関「ラヂオ・フリー・アジア(RFA)」の報道によれば、新型コロナウイルスの感染状況を調べるための追跡アプリ「ヘルスコード」の利用を四川省や広東省で再開し始めているという。

 また、北京市内の駅や空港、大きな会議場などで、無料のPCR検査を行っているとの情報も出ている。

 このほか、湖南省の省都・長沙市政府も市民に対して「今年の冬から来春にかけて、複数の呼吸器疾患の流行に直面する可能性がある」と警告したうえで、病気の蔓延を防ぐために、「マスクの着用、手洗い、屋内空間の換気」を頻繁に行うように呼びかけているなど、地方の主要都市でも新型コロナウイルスの最流行に神経を尖らせ始めている。

 世界的には新型コロナウイルスの再流行に関するニュースはほとんどないが、中国の保健当局は、肺炎やその他の呼吸器疾患の症例が急増していることを認めており、マイコプラズマ肺炎、呼吸器合胞体ウイルス、季節性インフルエンザに対する対策を強化するととともに、新型コロナウイルスについても一段と警戒を高めている。

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