柔道整復師・酒井慎太郎先生と風吹ケイの「3分体操」　膝痛の改善を目指す「膝のお皿回し体操」

「さかいクリニックグループ」の代表で、“ゴッドハンド”の異名を持つ柔道整復師・酒井慎太郎先生の指導のもと、「筋トレ」を趣味にするグラビアアイドルの風吹ケイさんが実践する「健康寿命を100歳まで伸ばす3分体操」。今回は、膝痛改善を目指すために「膝のお皿回し体操」を実践します。

　膝痛の原因として近年注目されているのが、「膝蓋下脂肪体」です。膝のお皿（膝蓋骨）の裏下にあり、膝の動きを潤滑にする役割を担っていますが、神経が豊富なため疼痛の発生装置ではないかといわれています。膝が伸び切らないと繊維化（硬直化）することもあるので、お皿回しの体操で柔軟性を保っていきましょう。

　手軽な体操ですが、潤滑油の働きをする関節液が関節のスペースに行き渡るため、痛みに即効性があります。動き始める前に行なえば、「スタートペイン（動作開始痛）」も抑えられます。

　以下に、「膝のお皿回し体操」の正しいやり方を、風吹ケイさんの実演写真とともに、紹介します。

1．片膝のお皿の縁に両手の親指と人差し指をあてる
　床に座って片膝を軽く持ち上げ、膝のお皿の骨（膝蓋骨）の縁に両手の親指と人差し指をあてる

2．お皿を上下に動かす
　膝のお皿を上下に10秒動かす

3．お皿を左右に動かす
　片手の親指と人差し指を使って、お皿を左右に10秒動かす

4．お皿を左右に回転させる
　両手の親指と人差し指を使って、お皿を左右に10秒回転させる。反対側の膝でも同様に行なう

「繰り返していると動きやすくなります」と教えてくれた風吹ケイさんが実践している動画はYouTubeで公開中（https://youtu.be/5ArFE-ItNHk）。

【プロフィール】
酒井慎太郎（さかい・しんたろう）／東京都北区王子の「さかいクリニックグループ」代表。千葉ロッテマリーンズアカデミー元公式メディカルアドバイザー。柔道整復師。全国からの難治の腰痛や膝痛の施術を行なっている。海外講演も行ないYouTubeチャンネルも開設、著書100冊以上。

風吹ケイ（ふぶき・けい）／1999年4月5日生まれ、大阪府出身。B105・W63・H95。趣味はサウナと筋トレ。最新情報は公式X（@kei_fubuki_）、Instagram（@kei_fubuki_）。小学館よりデジタル写真集『風吹ケイ 愛の息吹』、1st写真集『幕開』が発売中。

撮影／下城英悟

※週刊ポスト2024年1月26日号