TARAKOさんが大切にしていた「天使コーナー」(オフィシャルブログより)
「怖くないんです」
アニメ『ちびまる子ちゃん』の歴史の中で、関係者が亡くなることも増えていった。特に2016年にお姉ちゃん役の声優・水谷優子さん、2018年に原作者・さくらももこさんが亡くなったとき、TARAKOさんは大変なショックを受けたという。
「TARAKOさんは水谷さんを“ゆう”と呼び、プライベートでも親しくしていました。51歳という若さで亡くなったことを『早すぎる』と嘆いていました。また、さくらさんが乳がんでずっと闘病していたとはTARAKOさんも知らず、訃報は青天の霹靂だったようです。『もっと恩返しをしたかった』と落ち込んでいました」(前出・アニメ業界の関係者)
TARAKOさんの自宅には“天使コーナー”と呼ぶスペースがあったという。
「両親の遺影と一緒に、亡くなった『ちびまる子ちゃん』関係者の写真を飾っていました。『みんな天使になったんだと思えば、今も一緒にいるような気持ちになれる』と話していました」(TARAKOさんの知人)
TARAKOさんは過去にインタビューでこのように語っていた。
〈昔は「死」が怖くて仕方なかったんですけど、今は怖くないんです。天国に行けば、両親や、愛犬の「ももじ」、愛猫の「みかん」に再会できますし、天使になった友人たちにも会えますから〉(『Coeurlien』2021年11月公開のインタビューより)
今ごろ、天使になった仲間たちと再会しているのだろうか。