TARAKOさんが大切にしていた「天使コーナー」(オフィシャルブログより)
1995年に、『ちびまる子ちゃん』の第2期放送が始まってから現在に至るまで、番組は30年近くにわたって続いている。2018年8月に原作者のさくらももこさんが亡くなったときは「私の中のももこ先生は、ずっと小さくてかわいくてまあるい笑顔のままです。いまはただ先生の分身でもある小学3年生の子に、うそのない命を吹き込み続けることしかできないです」と早すぎる別れを惜しんだ。
「自宅にはご両親やさくらさん、2016年に亡くなった初代お姉ちゃん役の水谷優子さん(享年51)の写真を飾った“天使コーナー”と呼ぶスペースがあったそうです。昔は死が怖くて仕方がなかったといいますが、亡くなって天国に行った友人や愛犬、愛猫と再会できると思うようになってからは怖くなくなったと話していました」(前出・芸能リポーター)
2021年11月にインターネット上で公開されたインタビューでは、理想の最期についてこう語っていた。
《自分の「死」が怖くなくなってきたとはいえ、一緒に暮らしている4匹の猫を残して旅立つことは絶対にできません。悲しくて想像もしたくないけれど、4匹全員の旅立ちをちゃんと見送って、大好きなみんなの位牌に囲まれて、眠るように逝けたら、最高だなと思っています》(Coeurlien)
愛猫を見送ることは叶わなかったが、天国で再会した“天使”たちと、大好きなワインを楽しんでいるに違いない。
(了。前編を読む)
※女性セブン2024年3月28日号