銀メダル、銅メダルを獲得(写真提供/FWJ)
グラビア撮影の依頼に
チームを運営する一般社団法人「ロコ・ソラーレ」代表理事の本橋麻里氏は、頭を悩ませてしまった。藤澤選手のボディメイクコンテスト出場について、「オフシーズンの趣味や活動」という範囲で容認していたため、このような騒動となることは想定外だったのだ。
「ロコ・ソラーレは個々の実力もさることながら、チームワークもあります。海外への遠征中には一軒家などを借りながら共に過ごし、チームメイトたちの誕生日なども祝ってきました。そのような団結力で、数々のメダルを手にしてきたのです。
もちろんチームやマネジメント会社としては、これだけ多くの露出があったので、選り好みしてオファーの良かった仕事を入れたかったのが本音でしょう。しかし、これ以上騒ぎになってしまうとチーム全体に悪影響を及ぼす可能性も考えられたため、本橋さんが『この件についての取材対応は一切行わない』ということを決断したのです。 “競技に集中させたい”という強い意志があるがゆえの判断でしょう」(スポーツ紙記者)
そこから約8カ月。徐々にその話題も減ってきたが、現在も藤澤選手には、ボディメイクについての取材オファーが届いているという。
2024年1月に開催された第41回日本カーリング選手権大会で2次予選敗退の4位という結果に終わり、同大会3連覇を逃したロコ・ソラーレ。その敗北もあり、藤澤選手は今シーズンのオフはカーリングと向き合う時間を作るため、ボディメイクを封印することを明かしており、コンテスト参加はあの1度だけで終わる可能性が高い。
【プロフィール】安藤ヒロ(あんどう・ひろ)/スポーツ週刊誌・月刊誌を経て、現在ライターとして活動。野球、サッカー、ゴルフに加えてスポーツ全般を精力的に取材している。