小学生時代の片山容疑者
「一家とお付き合いしていますよ。昔からだからね。育ちゃん(育子さん)とは色々なものを送り合っていたよ。梅干し漬けたよ、らっきょ漬けたよってね。24日も私がきゅうりを持っていったのね。26日は65歳以上なら参加できるお勉強会で会う予定だったんだけど、育ちゃんの腰が悪くて会えなかったの。26日に行けていれば会えてたのにな……。
昭一さんはマメなひとでね。畑やったり、盆栽をやったり、木を切ったり。うちは旦那が亡くなったものですから、家のちょっとした場所を直してくれたり、遺影を取り付けてくれたりしていました」
幼少期の片山容疑者についても知っていた。
「下の子(留美子さん)は結婚していなくてね。上の子(片山容疑者の母親)は掛川市にお嫁に行ったんだけど、5年前くらいに帰ってきて。その前は息子(片山容疑者)が小さい頃はよく遊びに来てたりもしていました」
かつて、片山容疑者と母親が暮らしていた自宅周辺でも取材した。孫が片山容疑者と同級生だったという高齢女性が話す。
「小学校の時に2~3回くらいかな、うちの家に遊びにきたことがあるんだけど、片山君は悪い子には見えなかったよ。野球やったり、ボール投げやったり、うちの孫と遊んどった。おとなしくはなくて、活発な子だったね。わんぱくな感じでした。家が裕福だったから、わがままに育ったのかもしれません」
容疑者と小中学校で同級生だった男性にも話を聞くことができた。
「小学校の頃、結構遊んでいました。宏一は人見知りでしたが、自分とはとても仲が良かったんです。昔はよく宏一の家でゲームをしたりエアガンで遊んだりしていました。小学4年生や5年生の頃には山に遊びに行って、一緒にエアガンでサバゲーをやりました。宏一はマシンガンみたいなエアガンを使っていましたね。連射できる電動ガンみたいなやつです。中学校はあまり話さなかったから、思い出はあまりないかな。彼はサッカー部で、部活も違ったし……」