スタッフからの熱烈な依頼を受け、40年ぶりにテレビ東京のスタジオ収録番組に臨んだ明石家さんま(69)。昭和、平成、令和とバラエティーの世界を駆け抜ける“お笑い怪獣”のパワーは健在だ。今年で27年目を迎えるさんまMCの人気トークバラエティー番組『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)。同番組はトーク中心で、芸能人や著名人など12人前後のゲストが集まり、身の回りで起きた出来事や過去の体験談を語っていく。ゲストは特定のテーマをもとに集められることも多いが、新人タレントを抱える事務所はさんまの“後光”を求めて熾烈な戦いをしていた──。
これまで同番組には、大物芸能人やタレントのほかオリンピックメダリスト、活躍したアスリートなど、放送するタイミングで“旬”の人がキャスティングされてきた。
「最近では、日テレを退社した笹崎里菜元アナがKAT-TUNの中丸雄一さんと結婚後に初出演し、昨年は新山千春さんがマッチングアプリで出会った一般男性との結婚を番組で発表しました。また、鈴木奈々さんは2年前に離婚していたことを番組内で打ち明けていましたね。鈴木さんは離婚発表を機に再ブレイクの兆しをみせています」(スポーツ紙記者)
『さんま御殿』で結果を残し、ブレイクする芸能人が多いことから、同番組は業界で「登竜門」的な存在となっているという。同番組は毎回のように“新人枠”があり、そのわずかな席を巡って、水面下では芸能プロダクションの熾烈な戦いが巻き起こっていた。
「『さんま御殿』には、番組本番でさんまさんと初対面する、いわば“チャレンジ席”が存在します。毎週、ゴールデン帯で新人が出演できる番組がほとんどないので、芸能プロにとっては貴重な存在です。その時のテーマにもよりますが、基本的に“チャレンジ席”は毎回1〜2席あるかないかの狭き門で、キャラクターや返しがさんまさんにハマると、番組サイドから何度も声がかかります」(芸能プロ関係者)