離婚一覧

【離婚】に関するニュースを集めたページです。

有吉玉青さんに著書『ルコネサンス』について聞いた
著者インタビュー『ルコネサンス』有吉玉青さん 時を経て再会した父と娘の交流
【著者インタビュー】有吉玉青さん/『ルコネサンス』/集英社/2035円【本の内容】《この人だ。ついにその時が来た。顔は知らないはずなのに、アルバムをよく見る余裕はなかったはずなのに、そしてアルバムの写真よりずっと歳をとっているのに、かすかに残る記憶が、その男に重なる》──。大学院生の珠絵は、亡き祖母と母と暮らした一軒家でひとり暮らし。両親は、珠絵が生まれてすぐに離婚し、父・陣内彰生とは20数年会っていなかった。《「お父さんに、会ってみないか」》という伯父の勧めをきっかけに、父の行きつけの銀座のバーに通うようになり、娘と名乗らぬまま再会を果たす。まるで歳の離れた恋人のような逢瀬を重ねていく2人はどんなふうに父娘としての時間を過ごしていくのか。 「これって面白い関係だな、小説になるんじゃないかな、と」 ものごころつく前に両親が離婚し、父親の顔をよくわからないまま成長した娘が、大人になってから父と再会する。『ルコネサンス』は、有吉さんが、自分自身の体験をふまえ、離れ離れに暮らす父娘の再会を描く小説だ。「書くときは、恋愛小説みたいにできたらいいな、と思っていました。父と娘は永遠の恋人だと言ったりしますよね? 男性の友達にも、お嬢さんが生まれたばかりなのに、『一生、嫁にやらない』と言っている人がいますし。女友達の中には、お父さんがすごく好きな人もいれば、『一緒にお鍋を食べるのも嫌』と言う人もいて、私にはどちらの経験もないから、書きながら、どういうことなのか考えてみたかったんですね」 有吉さんの母は作家の有吉佐和子(1931~1984)で、父は、まだ国交のなかった旧ソ連からドン・コザック合唱団やボリショイ・バレエを招聘したことで知られる、伝説のプロモーターで実業家の神彰(1922~1998)である。興行をやめた後は、居酒屋チェーンの先駆け「北の家族」を創業している。「私が生まれてすぐに両親が離婚したこと、ずっと会っていなかった父と、私の結婚が決まったことをきっかけに再会したのは事実ですけど、小説の細部は私が考えたことで、ほとんどがフィクションです。本の帯の『自伝的フィクション』というのは編集部で考えてくださったもので、単に『小説』として出すと、私小説で、全部本当のことなのかな?と思う読者もいらっしゃるかもしれないので、あえて『自伝的』という言葉を入れました」 小説の主人公で哲学を研究する大学院生の「珠絵」は、父「陣内彰生」の友人から届いた手紙をきっかけに、陣内が行くという銀座のバーに通い始める。20数年ぶりに父と再会を果たし、娘とは名乗らないまま、時折、陣内に会うようになる。 いなくなった父のことを書いた小説が文芸誌の新人賞の最終選考に残り、編集者から次の作品を書くことをすすめられた珠絵は、陣内と会うことで「続きの物語を書けるかもしれない」と考えている。 有吉さん自身は、父と再会したときすでにデビューしていたし、新人賞に応募した経験もないが、二人で会っているとき、自分たち父娘の関係が、小説になりそうだと感じていたという。「おたがい、どうしていいかわからなくて、すごくぎくしゃくしていました。ずっと会ってなかったから、相手を失望させたくないという気持ちも強かったんでしょうね。それでも何度か会ううちに、だんだん本当の自分が出てくるようになって、これって面白い関係だな、小説になるんじゃないかな、と思っていました」 タイトルの「ルコネサンス」はフランス語で、「再認」「偵察」「踏査」などの意味がある。それぞれの訳語が章題に採られ、距離が縮まったり、誤解から再び遠ざかったり、その都度、変化して形の定まらない、娘と父との関係を表している。「『ルコネサンス』というのは本を読んでいて知った言葉で、『知らないでつきあっていたけど、あなたでしたか』というような文脈で使われていたんですね。調べてみると、いろいろな意味があって、これはいいなと、早い段階で小説のタイトルに決めていました」 再び出会った父と、娘は関係を結びなおす。この小説を書いている時間は、有吉さんにとって、どういうものだったのだろう。「楽しかったです。もちろん、たくさん苦労はしましたけど、せりふやシチュエーションを書きながら、たとえば父に会っていたとき、料理を前に感じていたことが形になっていく感覚がありましたね。小説という嘘を書きながら、自分の本当の気持ちがわかってくるみたいな。小説を書くときはいつもそうですけど、自分にはできないことも主人公にはやらせることができるので、それも面白かったです」私の中にあった疑問の答えを父の言葉に見つけた気がした 神彰については、2004年に伝記(大島幹雄著『虚業成れり 「呼び屋」神彰の生涯』/岩波書店)も出ている。有吉さんも本の取材に協力しているが、知らなかったこともずいぶんあり、執筆の参考になったそうだ。「どこからともなく情報は集まってきて、父のイメージはなんとなくですが持っていたかもしれません。小説を書くときには資料も読みましたが、書いているうちにどこまで自分が知っていたか、どこまでが本当にあったことで、どこからが自分の創作か、自分でもわからなくなってしまいました」 父と母はなぜ離婚し、なぜ父は戻らなかったのか。ずっと父に聞きたかったことを、有吉さんは結局、聞かなかった。「『どうでもいいや』って気持ちになったんです。父は次に何をするかわからないところがある面白い人で、母はこの人のことが好きだったろうな、とわかったから、それでよくなってしまった。 小説にも書きましたけど、『どうしてドン・コザック合唱団を呼んだの?』ってなにげなく聞いたとき、『みんなに聴かせてあげたいなあと思った』と父が言ったんですね。その瞬間、『この人は、私の父だ!』って感嘆符がはじけたんです。『なぜ自分はものを書いているんだろう?』という私の中にあった疑問の答えを見つけたような気がしました」 小説の「珠絵」は父を「ジンさん」と呼ぶが、あるとき、「お父さんの故郷に行こう!」と言って陣内を感動させる場面がある。たおやかな印象の有吉さんが実際に口にしたのは、「お父さん」ではなく、「オヤジ」だったそうだ。「だって『お父さん』より『オヤジ』のほうが本当にぴったりくる人だったんです。父も結構、気に入っていたみたいで、雑誌のインタビューで娘にそう呼ばれてる、とうれしそうに話しているのを読んだことがあります」【プロフィール】有吉玉青(ありよし・たまお)/1963年東京都生まれ。ニューヨーク大学大学院演劇学科修了。大阪芸術大学教授。1989年、東京大学大学院在学中に母・佐和子との日々を綴ったエッセイ『身がわり』を上梓、1990年に同作で坪田譲治文学賞を受賞。2014年に、母を支えた祖母を描いたエッセイ『ソボちゃん』を発表。その他、小説に『月とシャンパン』『美しき一日の終わり』、エッセイに『雛を包む』『恋するフェルメール』など著書多数。6月5日、和歌山市に「有吉佐和子記念館」が開館した。取材・構成/佐久間文子※女性セブン2022年7月7・14日号
2022.07.04 16:00
女性セブン
元TBSアナウンサーの林みなほ(オフィシャルサイトより)
元TBS・林みなほアナ離婚、インスタで匂わせていた「貧乳源一郎」との別れ
 元TBSでフリーアナウンサーの林みなほ(32)が、TBSラジオの橋本吉史プロデューサー(42)と今年2月に離婚していたことがわかった。ふたりは2016年7月に結婚し(橋本氏にとっては再婚)、2017年11月に待望の第1子男児が誕生した。 橋本氏は一橋大学の学生だった頃、“貧乳源一郎”などのリングネームで学生プロレスの世界ではちょっとした有名人だった。TBSラジオ入社後は『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』や『ジェーン・スー 生活は踊る』、『アフター6ジャンクション』といった人気番組を立ち上げて、ギャラクシー賞ラジオ部門でも何度も受賞している。そんな年上の敏腕ラジオプロデューサーに惚れ込み、林は自ら告白したという。ラジオ番組関係者が語る。「橋本さんがプロデューサー、林アナが水曜パーソナリティを担当していたTBSラジオ『ザ・トップ5』が出会いの場です。林アナからアタックされて、橋本さんは『プロデューサーがいち出演者と恋愛関係になっていいのか』としばらく悩んだみたいです。職場恋愛ということで、結婚を見据えて交際スタートしました」 林アナは新婚当時、橋本氏を〈些細なことから楽しいことを見つけられる人〉と評していた。〈以前はちょっとした事で不安になったりネガティブ思考だった私ですが、彼と出会ってから、心の余裕と安定が生まれたと思います。一番の味方がそばにいてくれることで、こんな風に強く穏やかでいられるのかと感謝の気持ちでいっぱいです〉(『JJ』2017年8月) しかし、近年は夫婦関係の変化を感じさせる発言もあった。「昔はよく夫の写真をSNSにアップしており、なんとキス動画を公開したこともあります。しかし、昨年1月に放送されたバラエティ番組では、『(夫は)もう全然好きじゃない』や『婚約指輪をうっかり捨てちゃった』と爆弾発言を連発していました。結婚生活がある程度長くなってきたからこそ言えるネタだと受け止めていましたが……」(芸能記者)  4月1日には、Instagramに意味深長な投稿もしている。〈私は、家族のカタチに変化があり、新生活が始まりました ここ数年、人生において割と大きな選択の連続をしているのですが、どの選択も後悔はなく、自分の直感を信じて、スピード感を持って前に進めている実感があります〉 当該投稿には離婚を疑う声も寄せられたが、林は答えないままだった。離婚は、あくまで円満なものらしい。「お子さんもいますし、離婚後も元夫との関係は良好と聞いています。林アナは2019年9月にTBSを退社した後、フリーアナウンサーに加え、美容サロンの経営者としても活躍しています。行動力のある方ですから、離婚は前向きな決断だったのでしょう」(前出・芸能記者) 人生の転機を迎え、今後ますます仕事にまい進しそうだ。
2022.07.03 09:00
NEWSポストセブン
元TBSの林みなほアナ(写真/時事通信フォト)
元TBS林みなほアナが離婚 TBSラジオ名物プロデューサーとの結婚生活は5年あまりでピリオド
 元TBSでフリーアナウンサーの林みなほ(32)が、TBSラジオの名物プロデューサー・橋本吉史氏(42)と離婚していたことがわかった。ふたりは2016年7月に結婚した(橋本氏にとっては再婚)。 林アナは日本女子大学を卒業後、2012年にTBSに入社。TBSラジオ『ザ・トップ5』をきっかけに橋本氏と出会い、距離を縮めていった。 170センチの高身長から「ジャイアント林」の愛称で親しまれる人気アナウンサーと、『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』や『ジェーン・スー 生活は踊る』といった名物番組を立ち上げた敏腕プロデューサーの結婚は注目を集め、披露宴には『女子アナの罰』(TBS)で林が共演したお笑いコンビ・サンドウィッチマンのふたりやオアシズ・大久保佳代子など豪華なメンバーが多数出席。そして2017年11月には第1子男児が誕生した。 その後、2019年9月にTBSを退社し、2か月後には芸能事務所プラチナムプロダクションに所属したことを報告。現在はフリーアナウンサーであると同時に、「QOB筋肉ほぐしの痩身&コリ解消サロン」を開業(同時にプラチナムプロダクションとの業務提携を解消)、美容サロンの経営者としても活躍している。 林が昨年6月に設立した株式会社QualityOfBeautyの担当者は、NEWSポストセブンの取材に「林と橋本は本年2月に婚姻関係は解消しておりますが、現在も当人同士の関係は大変良好です」とのコメントを寄せた。 人生の新たな1歩を踏み出した林。TBS退社後の日々も充実して過ごしているようだ。
2022.07.03 06:20
NEWSポストセブン
トルコでは猫に席を取られることもある(笑)。
ひろゆきと中田敦彦に背中を押されてトルコ移住の女性「会話中に携帯電話に出ると怒る日本人の矛盾」 【コロナ禍の海外移住者寄稿♯2】
 2021年のコロナ禍に海外移住を果たしたアラフォー女性・NATACOさんが地中海に面したトルコの都市、イズミルからお送りするエッセイ第2回。今回は、日本人には理解しにくいトルコ人の携帯電話の使い方をレポートする。世界で最も普及しているコミュニケーションツールだが、国が違えば、使い方も変化するようだ。【連載全5回中第2回】 * * *  今回、お話ししたいのは、「なぜトルコだったのか」という点です。先に結論を言ってしまうと「食と自然の豊かさに魅了されたこと」と「多くの日本人にとって最も移住しやすい国だった」からです。 そもそものきっかけは3年前の2019年、コロナ前のトルコ旅行でした。実はその頃、プライベートでトラブルを抱えていました。離婚問題です。長い離婚裁判の最中で、精神的に強いストレスを感じていました。落ち込んでいる私に友人が、「癒やされる場所」としてトルコ旅行をすすめてくれたのです。初めてトルコを訪れましたが、食事の美味しさと調理法を含めた料理の奥深さ、そして風光明媚な自然に圧倒され、一気に大好きな国となりました。 その後、世界中がコロナによってパンデミックとなり、「リモート」でのライフスタイルが当たり前に。ちょうど離婚が成立し自宅を出る必要に迫られたこともあり、気分を一新したくなった私は、「オンラインで何でもできるし、トルコに住みたい」と思い立ち、地中海気候で暖かい沿岸に位置するイズミルにコロナ禍に引っ越しを決断したのです。 背中を押してくれる存在もいました。考え方が好きな二人です。「2ちゃんねる」創設者で現在はフランス・パリに住む西村ひろゆき氏、そして2021年3月にシンガポールに移住したお笑いコンビ「オリエンタルラジオ」のあっちゃんこと中田敦彦氏に影響された、ということもあります。 ひろゆき氏の好きなところは、日本人なのに日本贔屓なところが一切なく、そもそも誰の味方でもなく、ニュートラルに現実を淡々と言い放つところです。そして、どの見解も見事に「ごもっとも」と言わざるを得ず、毎度、気持ちいいぐらい論破されてしまっています。そしてあっちゃんも同様に説得力がある人です。言葉だけで語るのではなく、実際に自分で行動を起こして自分が経験したことを分かりやすく、面白くシェアしてくれる。 彼らは日本では賛否両論ある人ですが、それは彼らに他の人にはない行動力、決断力があって、「自分はこう思う」ということを忖度なく言い切るからだと思います。一方で、多くの日本人は自分の考えを示すことが苦手で、「他人に反論されたら嫌、間違っていたら恥ずかしい」と思いがち。私はひろゆき氏のように弁が立つわけではないので、真似はできませんが、自分が言いたいことを言い、やりたいことをやる、という姿勢は参考になりました。私も彼らのように行動をして、私の人生を豊かに生きようという考えにたどり着いたのです。  トルコに渡ったのは昨年6月。想像以上にかんたんでした。まずコロナ禍でありながら、「外国人の観光目的での渡航可」「隔離期間なし」だったこと。日本人は3か月以上の滞在でビザが必要になりますが、ビザ取得に関する入国管理局での面接もそれほど難しいものではありませんでした。 先にトルコに住んでいる先輩たちに聞くと、その昔は1年滞在ビザを発行してもらうためには、銀行口座に家賃の6か月分以上の預金が入っていなければならない、といった条件があったそうです。しかし、昨年の6月にはそうした「資産要件」がなかったのです。実際、ある程度の資産がなければ長期滞在は許可されないという資産要件のある国は少なくありません。ひろゆき氏やあっちゃんのように資産を持つ人なら問題ないのでしょうが、裕福ではない私にとって、トルコは資産要件がほぼなかったことも重要なポイントの一つでした。 ただ、ビザを取るための必要書類集めから、記入まで、トルコ語が分からないとかなり厳しいです。トルコに長期で住みたい人向けに、ビザを取得するための代理店などが近年できたそうで、私はミスを避けたかったため、そんな代理店にお願いをして書類を揃えてもらい、面接に挑んだのが良かったのかもしれません。 これらはあくまでも昨年の6月時点の話です。制度は毎年のように変わり、個人によってもビザ取得の難易度は変化します。昨年は資産要件がなく観光ビザ1年を取得できましたが、今年の5月より新しい要件ができたと聞いていますので、興味のある人は調べてみてください。 さて、そうした条件面で私に合っていたということもありますが、何より「人」という面でも日本人に合っています。トルコの人々を知れば知るほど心優しい人柄に、心を揺さぶられます。一見面倒なことでも、「今忙しいから」、または「時間がない」などと一切言わず、人が困っていたら、ひとまずできる、できない関係なく、助けようとします。 ある時、私が道に迷って近くにいたトルコ人に道を尋ねたところ、気づいたら周りに10人くらい集まって「どうしたどうした」と、「何か手伝えることはないか」と、人が集まったことがありました。そして「言葉が通じないと大変だろうから」と、私が行きたい場所までわざわざ連れて行ってくれたのです。これが特別なことではなく、当たり前の光景。親日家というのも関係あるのかもしれません。 尋ねた場所が相手の知らない場所なのに「その場所知ってるよ!」と、目的地とは違った場所を教えてくれたり、到着すると違う場所についていたりするのも、トルコあるある(笑い)。とにかく助けたい。その気持ちと優しさを十分に感じることができるので、憎めません。 そして街を歩いていると、野良猫、野良犬の多さに驚きます。街の住民が毎日ご飯とお水を上げているのです。中には野良犬用に小屋を買ってあげる人もいて、生活の一部に彼らの存在が常にあります。聞いたところによれば、トルコは猫と犬の殺処分ゼロという希少な国なんだそうです。 スーパーやコーヒーショップの店内に猫がいるのも日常茶飯事。店内で猫の「お昼寝」に遭遇し、癒やされたことは何度もあります。最初は慣れない光景に驚きと癒しが混合していましたが、「生命」をありのままに受け入れ、動物と共に生きているトルコの人々の暮らし方が、自然により近いと感じるようになり、今では驚くどころか、生活の一部に犬や猫が常にいる日常がとても心地よく感じています。 幸せに感じる生活の中でも、なかなか慣れずにストレスを感じていることがあります。それはトルコ人の携帯電話の使い方。人と会って対面で話している最中、携帯電話が鳴ると、どんな話の途中であれ、中断し携帯電話に出る人が多いんです。「ちょっとごめんね!」とか、「すみません、ちょっと電話に出ますね」なんていう謝罪が一つもない。とにかく電話が最優先。相手と会話の最中でもトルコの方々はすべての電話に応答するため、一緒に1時間お茶をしても実際に話せたのが20分ほどなど、よくあることです。トルコの方に、「電話が鳴ったら、必ず応答するのね」と不思議そうに言ったところ、「電話が鳴っていて応答しない理由がある?」という返事でした。目の前の相手が不快に思うという考えはなさそうです。 友人は「携帯電話っていつでも繋がれるものでしょ? だから出なきゃ」と悪びれる様子は一切ない。いつでも遠くの誰かと繋がれるコミュニケーションツールが、目の前の人とのコミュニケーションを妨害するかもしれない、そう考えてしまう日本人の価値観のほうがおかしいのでしょうか。少なくとも友人が握りしめるiPhoneは、いつでも誰とでも繋がれるわけで、携帯電話としての機能を最大限に発揮しているのは事実。こういうとき、ひろゆき氏ならきっと「携帯電話を持つ以上、出られるときは出るのが普通なのでは」とあっさりと理解を示しそうな気がしています。私はまだひろゆき氏の価値観には程遠いようです。 【プロフィール】 NATACO/ 1983年東京都生まれ。食に造詣の深い祖父と父の影響もあり食の世界へ。現在、グルメメディアの公認料理家、フードブランドプロデューサー、企業向けレシピ提供など、枠にとらわれない食のフィールドで活動中。コロナ渦の中、自宅でひろゆき、中田敦彦、メンタリストDaiGoらのYouTubeを見て、「やりたいことは実現ができる」と影響を受ける。2021年から生活の拠点をトルコのイズミルに移し、現在“トルコ生活”2年目に突入。 
2022.07.02 11:00
NEWSポストセブン
亜希
亜希 陰から見守る元夫・清原和博と息子達との「父子鷹」
 この6月に、5年ぶりの地上波テレビ出演を果たしたモデルの亜希。自身のインスタグラムでは、息子たちに作る“大盛り弁当”写真が反響を呼ぶ。一方、離婚から8年を迎え、元夫・清原和博に対しても、温かい視線を送っていた。 東京六大学野球のフレッシュトーナメントが、5月末から6月初旬にかけて開催された。1、2年生のみが出場できる“新人戦”の位置づけだが、慶應義塾大学の打者が大きく注目された。 全試合4番に座った清原正吾選手は、亜希の長男。そして、プロ野球史に残るスタープレーヤーである、清原和博を父に持つ。 スタンド最前列で息子のプレーに熱視線を送る清原の姿がスポーツ紙などで報じられたが、正吾選手の活躍に胸を躍らせているのは、亜希も同様だ。 スポーツ記者は、「亜希さんは、正吾くんの試合観戦に大抵足を運んでいます。ただ、慶應応援団の中に混じっていることがほとんどで、周囲の人も気づいていない。清原さんが観戦に訪れると、あの風貌ですからとにかく目立つ。亜希さんは、清原さんと一緒にいるところを報じられたりしないよう、距離をとって、かなり控えめに応援しているようです」と明かす。 亜希は清原と2000年に結婚。2002年に正吾選手、2005年に次男を出産した。しかし、2014年に離婚。清原はその後、2016年に覚せい剤取締法(所持)容疑で逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けた。「離婚以降、亜希さんと清原さんは、弁護士を介してしか連絡を取らない状態でした。ですが、亜希さんは子供たちの前では、決して清原さんの悪口は言わなかったそうです。罪を犯したことは事実だけど、それでも父親はこの世に1人しかいない存在ですから」(前出・スポーツ紙記者) 一方、亜希は離婚後も清原姓を名乗っていたが、2016年に「亜希」に改名。同時にアパレルブランドのプロデュースに乗り出し、それまでのモデル業から活躍の場を広げた。「ただ、かなり苦労もあったみたいです。ユーザーのニーズをキャッチするのが難しかったみたいで、悩んでいた姿もありました。“メルカリでこんなに安く売ってるの”と嘆いていたこともありました。それでもめげなかったのは、母としてのプライドがあったからだと思います」(ファッション誌関係者) 亜希はこの6月に、5年ぶりの地上波テレビ出演も果たした。偉大な父の存在を教えられ、母の奮闘を見た子供たちは大きく成長した。 正吾選手は、小学生の頃は野球チームに所属していたが、中学・高校は別の競技に打ち込んだ。野球から離れたのは、父親の騒動も影響した。6年間のブランクがある。それでも甲子園経験者など全国から有望選手ばかりが集う慶應義塾大学の野球部で、チャレンジを続けている。「正吾くんは、父親である清原さんから譲り受けたファーストミットとバッティンググローブを使っています。小学校で泣く泣く野球から離れたのは、清原さんの騒動の影響が大きかったようですが、年齢を重ねて大人になるにつれ、改めて父親の大きさに気付いて、悔いを残さないよう野球に戻った。 直接指導できる機会は少ないですが、正吾くんに清原さんがアドバイスを送ることもあるそうです。亜希さんは、野球の指導はできませんからね。亜希さんは直接清原さんと連絡を取り合うことはありませんけど、野球に夢を見出して、父親の背中を追う正吾くんと、清原さんのことを優しく見守っているようです」(別のスポーツ紙記者) 離れたところから、亜希は元夫と息子の「父子鷹」を応援している。
2022.06.30 07:00
NEWSポストセブン
前田敦子と篠田麻里子の女子会姿をキャッチ
前田敦子、篠田麻里子と六本木で4時間半女子会 元夫・勝地涼との関係は良好に
 アイドルグループはメンバー同士で仲が悪い──そんな“通説”もどこ吹く風。国民的アイドルグループAKB48の元メンバーは、現在はママ友としてつながっていた。 6月中旬の午後11時前、東京・六本木の老舗しゃぶしゃぶ料理店から出てきたのは、前田敦子(30才)と篠田麻里子(36才)。かつてAKB48を支えた“神セブン”だ。 積もる話もあったのだろう。神戸牛を堪能しての女子トークは4時間半以上も続いたようだ。芸能関係者が言う。「6学年下の前田さんが先に結婚、出産を経験しています。その後に結婚して1児の母になった篠田さんは『敦子が育児のアドバイスをくれるの』と、頼りにしているようです。仕事と育児を両立させている2人ですから、この日のように深夜まで時間がとれることはまれのはず。久しぶりの会話に花が咲いたのでしょう」 先輩ママの前田は、昨年出産した同じく元AKB48メンバーの板野友美(30才)の相談にも乗っており、前出の芸能関係者は「AKB48時代はいちばん気難しかった彼女が、いまではいちばん社交的で仲間のまとめ役。時の流れを感じます」と感心する。 人生の紆余曲折が彼女を成長させたのかもしれない。前田が勝地涼(35才)と離婚したのは昨年4月。互いに相手を束縛し合い、つかみ合いのけんかが報じられたこともあった。 だが、離婚後は逆に“元夫婦円満”という不思議な状況になっているという。「この春、息子さんの幼稚園の入園式に勝地さんと2人で出席したそうです。親権は前田さんにありますが、2人は“いまが最強の親子タッグだね”と言い合っていて、関係は良好です。前田さんは勝地さんに“テレビで離婚をネタにしていいからね”と言っているぐらいですよ」(前田の知人) 前田は2020年に長年所属した大手プロダクションを離れてフリーに。その後、一時は低迷したかに見えたが、いまや映画や舞台に引っ張りだこで、4月からは、昼の情報番組『ポップUP!』(フジテレビ系)でレギュラーコメンテーターも務めている。「元夫に頼る部分はあるけど、“息子を育てるのは自分だ”という思いは強いようです。収入を安定させるためにも、仕事は厳選するというよりは、オファーがあれば幅広く受けていくつもりだとか」(前出・前田の知人) 冒頭の日、篠田を見送った前田は、近くのドン・キホーテでトイレットペーパーなど日用品を購入。大荷物を両手に、タクシーを止めると帰途についた。※女性セブン2022年7月7・14日号
2022.06.28 07:00
女性セブン
小泉を「ネエさん」と慕う満島(右)
ドラマで共演の満島ひかりと小泉今日子 意気投合した“私が男に飽きる時”
「やっと公開日が決まってひと安心です。一時はどうなることかと思いましたから」。そう胸をなでおろすのは、ネットフリックスのオリジナルドラマ『First Love 初恋』の関係者。このほど、配信開始日が11月24日と発表された。公開日と同時に明らかにされたのがW主演の佐藤健(33才)と満島ひかり(36才)以外のキャストで、その豪華な面々が話題を呼んでいる。中でも注目を集めているのが、満島の母親役を小泉今日子(56才)が演じることだ。 本作は、1999年にリリースされた宇多田ヒカルの名曲『First Love』と、その19年後に発表された『初恋』にインスパイアされたラブストーリー。満島が演じるのは、フライトアテンダントを目指すも、不慮の事故で運命に翻弄されるヒロインだ。主役の2人は順調に決まったが、その後は関係者が頭を抱える事態が相次いだという。「まずコロナ禍で撮影開始が1年も延期に。加えて、撮影自体も当初の予定から大幅に延びて10か月もかかってしまいました。さらに、宇多田さんの楽曲使用をめぐる話し合いなどもあって……。本来であればもう少し早く公開したかったのですが、時間がかかってしまったんです」(前出・ドラマ関係者) 撮影が長期間に及んだ理由の1つが、満島の強いこだわりにあったという。「脚本はすでに出来上がっていたんですが、満島さんから『こういったシーンを増やしたい!』といった提案が何度かあったんですよ。スタッフはその都度、脚本を変更したり、新たなシーンの撮影手配に追われていました」(前出・ドラマ関係者) さらに満島はキャスティングの選定にもかかわった。「いちばん最初にキャスティングが決まったのは満島さんで、佐藤さんは、満島さんのご指名でした。なんでも、『相手役はドキドキする人がいいから』ということだったそうで。さらに、小泉さんを母親役としてキャスティングしたのも、『小泉さんに母親役を演じてほしい』という満島さんの要望によるものだったんです」(前出・ドラマ関係者) 満島と小泉は、2017年放送のドラマ『監獄のお姫さま』(TBS系)で共演。また、2018年に放送された音楽番組『マイ・ラスト・ソング 人生の最後に聴きたい歌は』(NHK)では、樹木希林さん(享年75)を交え、恋人との破局や離婚についても赤裸々に語り合っていた。 たとえばこうだ。希林さんから「男の人に飽きるときってどういうとき?」という質問を投げかけられると、満島は「正直じゃないなと思うと、どっちかが悪いものを見ないようにしている状況だなと思うと、ちょっとやめちゃうかもしれないです」と即座に回答。 すると小泉も「私も離婚したことがあって、正直じゃないと思ったときに相手に伝えたいけど、いっぺんには伝えられないから割と時間をかけて『いまちょっといい?』と言って何年も話をした気がします」と、“飽きる男”についての意見でも息の合った様子を見せた。加えて、満島も小泉も自分がやりたい仕事を実現するために、長年所属していた事務所から独立したという共通点がある。「2人とも希林さんに憧れていて、彼女のようにスケジュール調整やマスコミ対応も自ら行っている。満島さんは、もちろん小泉さんを中心とした“小泉会”のメンバー。芸能界で絶大な人脈を誇っていたとされる小泉会も最近は控えめな活動ですが、それでも満島さんは、忠誠を誓い続けているそうです」(芸能関係者) 共感しあう2人は、劇中でどんな母娘像を見せてくれるだろうか。※女性セブン2022年7月7・14日号
2022.06.28 07:00
女性セブン
【新刊】SNSを乗っ取られた男が窮地に…『俺ではない炎上』など4冊
【新刊】SNSを乗っ取られた男が窮地に…『俺ではない炎上』など4冊
 いよいよ気温も高くなり、涼しい部屋の中で静かな時間を過ごしたくなる季節。そんなときには読書なんていかがでしょうか。今読みたい、新刊4冊を紹介します。『俺ではない炎上』浅倉秋成/双葉社/1815円 山縣泰介は住宅メーカーの部長。出先から戻ると社内の空気が凍えている。その頃SNSでは女子大生殺しの犯人が山縣泰介と特定され大炎上していた。アカウントを乗っ取られ、自宅の倉庫で第二の遺体を見つけた泰介は逃げるしかなく……。泰介の無実を信じた人物が、日本語の誤用にうるさい泰介が間違った日本語だらけのTwitterを書くはずがないと言うのに思わずホロッ。『風の行方』佐藤愛子/文春文庫/上下巻 各935円 元校長の夫丈太郎に離婚を突きつけた64才の信子。丈太郎は岩手の山奥へ移住、その長男謙一は不倫のあげく美保と離婚して千加と同居、美保は編集の仕事を再開し、売れっ子作家との情事に堕ちるが、謙一と美保の息子吉見はイジメに苦しむ。元は新聞連載小説で、「現代人は変化を漂う浮草だ」という丈太郎の感慨が象徴的。“移りゆく日本人の姿”を叙事的に描出して今も新鮮。『カレーの時間』寺地はるな/実業之日本社/1760円「ぼく」こと桐矢は娘達との同居を嫌う祖父の名指しで渋々同居。祖父はカレールーの製造販売会社の元営業マンでカレーを偏愛、桐矢手製のアレンジカレーも喜ぶ。祖父はレトルトの販路拡大に奮闘していた頃、妻に出奔され、娘3人を育てた。男らしさとは。女を護るという旧世代のそれと、他者に敬意を払うという人間観に置換された新世代のそれ。質実で豊かな読後感に浸る。『フェイク ウソ、ニセに惑わされる人たちへ』中野信子 小学館新書 880円 ここでいうフェイクとは「嘘」のこと。振り込め詐欺に限らず、何度も繰り返される虚偽答弁や言った者勝ちの論点ズラしなど、なぜ我々にはこんなにも嘘に対する耐性がついてしまったのか。“脳は自分で考えるより命令されるのが好き”という事実に驚くやら納得するやら。善意の嘘、嘘の効用なども解説するが、それってたぶんストーリーのこと。はい、“物語”は必要ですね。文/温水ゆかり※女性セブン2022年7月7・14日号
2022.06.27 19:00
女性セブン
夫婦の「家庭内別居」の6つのステップ 始め方から注意すべきポイントまで
夫婦の「家庭内別居」の6つのステップ 始め方から注意すべきポイントまで
 もともとは愛し合って結婚し、苦楽を共にした夫婦でも、さまざまな理由で「家庭内別居」へと進むことがある。コロナ禍でリモートワークとなり、夫婦が顔を合わせる機会が増え、その結果あらが気になるようになり、けんかばかり……そんな夫婦も増えているというのだ。【イラスト4枚】愛し合って結婚したはずなのに… 様々なかたちで「家庭内別居」する夫婦 離婚はしたくないけど、顔が合わせたくない……“家庭内別居”に踏み切る場合、家庭内別居を始める際は、どんな風にはじめ、どんな点に注意したら良いのか。離婚問題に詳しい弁護士の齋藤健博さんと、夫婦関係コンサルタントの川崎貴子さんに、聞いた。【STEP1】まずは寝室を分けるところから「寝ている時間を別々に過ごすだけでも、夫婦に距離感は生まれます。性交渉を避けられるのも大きいですね。安眠できないなど理由も説明しやすいので、まずは寝室を分け、自分の時間を確保することから始めてみてください」(川崎さん)【STEP2】生活スペースを分ける 一緒にいる時間が長いと、けんかの機会も増える。寝室を分けたら次は、日常生活でも顔を合わさない工夫を。「会わなければ、相手の嫌なところが目につきにくくなります。ですから家庭内別居のポイントは、家の中の住み分けになります」(齋藤さん) リビングとその周辺は家事をメインにする妻の領域にし、夫にはリビングから最も離れた個室を与えるのがおすすめ。【STEP3】家事はお互い自立して行うのが◎ 家事は妻の負担が大きくなるケースが多いので、ルールを決めてできる範囲でやるか、手をつけないのが◎。「接点を減らすためにも、家事は個別にするのがおすすめ」(川崎さん)【STEP4】視界に入れずとも動向は把握を 夫のことは見たくもないだろうが、不倫相手や大きな買い物の有無、健康状態など、離婚事由や家計、将来問題になりそうなことは把握を。「子供からの情報にもアンテナを張って。車のシートに長い髪が落ちているのを子供が気づき、夫の不倫が判明したケースも」(齋藤さん)【STEP5】家計は握っておこう「子供がいる場合は特に、家計を握っておきましょう。家庭内別居をいいことに、生活費をもらえなくなるケースがよくあります」(川崎さん)【STEP6】財産の把握をしておこう 同居していれば法的に「夫婦」とみなされ、財産の把握もしやすいが、別居すると途端に婚姻関係の破綻とみなされるため、財産の把握が難しくなる。「特に不動産や金融資産(株や投資信託)は、隠されやすい。把握せずに離婚してしまうと、後から追加で請求しようとしても基本的にできなくなります」(齋藤さん) 家庭内別居中に根気よく証拠を集めることが大切だ。取材・文/前川亜紀※女性セブン2022年6月30日号
2022.06.27 16:15
マネーポストWEB
【動画】池谷幸雄、3度目の結婚を告白「女性問題は解決しています」
【動画】池谷幸雄、3度目の結婚を告白「女性問題は解決しています」
 池谷幸雄さんが3回目の結婚を告白しました。22歳で体操を引退し、その後はタレントに転身した池谷さん。芸能活動以上に話題を呼んだのが、奔放な“女性関係”でした。 1995年に最初の結婚をしたのち、1997年に池谷さんの不倫が発覚し、翌年に離婚。2000年には12才年上の女性実業家と再婚するも、2004年に離婚。2020年には、二股騒動がワイドショーのネタになりました。 池谷さんは、「これまでの女性問題はすべて解決しているし、彼女も知っています」と話しています。
2022.06.27 16:00
NEWSポストセブン
結婚し、日本メディアが情報をキャッチしづらいNYで、デイリーメールが追跡取材(写真/JMPA)
小室圭さん・眞子さん夫婦が「離婚で終わったとしても…」英デイリー・メールが報じた「茨の道」
 6月25日、英紙「デイリー・メール」が再びアメリカ・ニューヨークで暮らす小室圭さん(30)と眞子さん(30)の近況を報じた。7月に3度めとなるニューヨーク州司法試験を受ける直前の小室さん夫妻の姿がキャッチされている。〈眞子さんは黒いシャツとセーター、緑のスカートとシンプルなブーツ姿で、小室さんは黒のスーツに青のシャツを着ていた。眞子さんは長い髪をポニーテールに束ね、小室さんもポニーテールだった〉〈夫婦は木曜日にミッドタウンで手をつないで歩いていた〉 そんな報告とともに、2人が笑顔で指を絡ませて歩く写真を複数枚にわたって掲載。そして、小室さんの司法試験が過去2度失敗に終わったことや次の試験が7月にあることに触れ、〈試験の突破に苦労している〉〈ニューヨーク州の司法試験は受験回数に制限はない。つまり、試験は何度でも挑戦できる〉と報じた。皇室ジャーナリストが解説する。「デイリー・メールは6月初旬にも小室さん夫婦のツーショットを掲載しており、海外メディアの中で唯一、2人の近況を追い続けています。小室さんをめぐっては、仮に3度目の試験に不合格だった場合、現在パラリーガルとして働く法律事務所を解雇される可能性が指摘されており、その去就が注目されています。 そのなかで、今回のデイリー・メールの報道は、4度、5度と受かるまで諦めず司法試験に挑戦する可能性を暗に示しているようにも読めました」 また、同日のデイリー・メールは、小室さんを支える眞子さんの境遇についてもこう言及している。〈眞子さんは、小室さんと結婚するために皇室から離れることになった。彼女は結婚後、人生で初めて姓を持ち、現在は『小室眞子』として知られている。彼女はまた、旅行のためにこれまで要らなかったパスポートを取得する必要が生まれた。眞子さんは皇居に住むことができなくなり、たとえ2人の結婚生活が離婚で終わったとしても、彼女は決して皇室に戻ることはできない〉 この先どんな苦労が待っていようとも、2人で生きていく──しっかりと握られた夫婦の手が、その覚悟を物語っているようだ。
2022.06.27 16:00
NEWSポストセブン
「離婚はしたくない」「離婚する前に…」家庭内別居それぞれの夫婦の選択
「離婚はしたくない」「離婚する前に…」家庭内別居それぞれの夫婦の選択
 幸せな結婚をしたものの、月日が経てば関係性も変わっていく。コロナ禍で顔を合わす機会が増え、関係性が悪化し、“家庭内別居”となるケースもあるという。離婚問題に詳しい弁護士の齋藤健博さんがいう。【イラスト】離婚をする前に様々なかたちで「家庭内別居」する夫婦「夫婦関係は破綻したものの、家や子供、見栄、金銭的な理由などから離婚はしたくない夫婦が家庭内別居を甘んじて受け入れることが多いように思います」(齋藤さん) 離婚をすれば家賃や生活費などの負担が重くなる。となると、ハードルの高い離婚より、手っ取り早く顔を見なくて済む家庭内別居を選ぶのもうなずける。顔を合わせなければけんかも避けられる。とはいえ、憎い相手が家にいるストレスなど、デメリットもある。どうしたら家庭内別居を負担なく続けられるか。世の女性たちに聞いた具体例と専門家のアドバイスを見ていきたい。【実例1】夫と義実家からの責めで針のむしろに(42才・会社員女性) 15年前に夫(47才)と結婚した当初、私は世にいう“勝ち組”でした。会社経営をする夫に、一人息子は名門の中高一貫校に合格。タワーマンションで、何の不自由もないセレブライフを送っていました。 ところが、3年前に夫の事業が傾き始め、同時に投資詐欺の被害に。義実家の援助でマンションは維持できたものの、夫は借金まみれになりました。不幸は重なるもので、このタイミングで夫は脳卒中で入院。言語障害が残り、働けなくなりました。 それまで専業主婦だった私も働きに出るようになりましたが、息子の教育費までは払えず、それを息子に伝えたところ、義実家にまでバレてしまい、学費は義実家に肩代わりしてもらうことに……。義母からは、「これくらい稼げないでどうするの」などと嫌みを言われ、体調の悪い夫は毎日イライラしていて、私に当たるように……。 離婚も考えましたが、これまで贅沢をさせてくれた夫を見捨てられず、また、義実家からの金銭的な援助の恩義もあります。息子の学費も私だけでは払えません。とりあえず、家庭内別居をして怒鳴り散らす夫とは距離を取るように。夫はベッドで寝たきりなので、住み分けは簡単でしたから。 この家庭内別居がいつまで続くかわからず、絶望的な気分になることもあります。【アドバイス】夫と距離を置いて人間関係の再構築を「生活環境が激変すれば人間は変わります。ご主人の病状が安定したら状況が変わることもあるかもしれません。家庭内別居で夫と距離を置くのは人間関係の再構築のための前向きな手段と捉えてはいかがでしょう」(夫婦関係コンサルタント・川崎貴子さん)【実例2】階数、生活時間をずらして快適に(54才・パート女性) 家事も育児もノータッチのくせに外面だけいい夫(56才)。旅行に行っても荷物は持たず、子供の手を引かず、ひとりで観光を楽しんでは、両手に子供の手を握り、腹と背中にリュックをかけている私に、「早く来いよ、とろいな」と言う……。 夫と私や子供との間にほとんど会話はなく、家庭内で別居をせずとも精神的に別居をした状態で25年。がまんにがまんを重ねてきましたが、昨年の春、次男が大学を卒業し、就職したのを機に、夫に離婚届を叩きつけました。「もう限界だから離婚したい」と伝えたところ、「なんでだ? おれたち仲よくやってきたじゃないか」とキョトンとする始末。話し合いをしてもらちが明かず、結局、私の両親も交えて家族会議をしました。 そのとき母から、「子供たちに実家がないのもかわいそうよ。とりあえず、家庭内別居をすればいいじゃない」と言われ、まずはそれで様子を見ることにしました。 それから約1年、夫は2階、私は1階にそれぞれ台所と浴室を作って別々に暮らしています。夫は朝型、私は夜型と、お互いの生活時間もずらし、会わないように工夫もしています。家賃もかからないし、意外と快適。 ただ、家の名義は夫だし、保険や年金の問題など、気になることはあるんですよね。病気になったときに、夫は私を助けてくれないでしょうから、私が夫をどこまで助けるかなど、心配事はありますが、とりあえず久しぶりの自由を謳歌しています。【アドバイス】お互いが元気なうちに財産の把握を「家庭内別居が長引くと互いの財産の把握ができず、介護が必要になったときなどに問題に。家の名義だけでなく、保険金の受取人、貯金額などを把握し、今後について話し合いをしてルールを決めておきましょう」(川崎さん)【実例3】不倫夫の思い通りにさせないことを決意(45才・会社員女性) 5年前に夫(44才)の浮気が発覚。それ以降、夫が汚いものに感じられ、話すのも不快に。寝室を分けたのを機に、家庭内別居となりました。それでもかなりストレスで何度も離婚を考えました。 でも、息子(10才)と娘(6才)には父親が必要と考え、がまんしようと思っていた矢先、夫が息子に、「パパとママが別れて住むならどっちがいい」と聞いていたことが発覚。娘からも、「パパと出かけたら、知らない女の人を紹介された」との報告が……。 どうやら夫は私と離婚して、浮気相手との再婚を考えている様子。しかし、夫には不倫をしているという証拠があるため、法律的に自分からは離婚を言い出せない。とはいえ、外堀を少しずつ埋めようとしているのでしょう。 腹が立ち、だったらすぐに離婚を……と思いました。私には仕事もありますし、夫や不倫相手から慰謝料と養育費が取れますから、生活に困ることはありません。とはいえ、再婚したい夫と不倫相手の思い通りになるのは癪です。 そこで、どんなにつらくても、しばらくは家庭内別居を続けることを決意。夫がいない間に彼の部屋に入り、財産の現状を知るべく、資料を集めています。離婚した際、財産分与を有利に進めるための準備です。子供たちも応援してくれていて、夫が突然帰って来たときに備え、玄関を見張るなどしてくれています。おかげで、夫が貯金を少しずつ別の口座に移動させ、私への財産分与を減らそうと画策していることも判明。 つらい家庭内別居も、自由な未来のための準備期間と思えば乗り越えられそうです。【アドバイス】離婚を想定するなら家庭内別居を有効活用「婚姻期間中に取得した株、アート、不動産も財産分与の範囲内。最終的に有利な離婚をしたいなら、財産の把握は必須。別居したら調べるのがかなり難しくなるので、家庭内別居中に通帳の写し程度でもいいので、財産の状況などを把握しておきましょう」(齋藤さん)取材・文/前川亜紀 イラスト/白ふくろう舎※女性セブン2022年6月30日号
2022.06.26 19:15
マネーポストWEB
遺族年金の申請、手続き1回で終わることは稀 社労士の手を借りるメリットは大きい
遺族年金の申請、手続き1回で終わることは稀 社労士の手を借りるメリットは大きい
 身内が亡くなった後の手続きは非常に煩雑。だからこそ、その手続きに専門家の手を借りることも多いだろう。たとえば、年金のプロである「社会保険労務士」がいる。【図解】丸わかり! 「あなたはどの遺族年金をもらえるか」フローチャート 社会保険労務士法人LMC社労士事務所代表の社会保険労務士・蒲島竜也氏は、「遺族が受け取れる年金は主に『未支給年金』と『遺族年金』の2種類」と説明する。「年金は2か月分が偶数月の15日に“後払い”されるシステムなので、基本的に最後まで年金をもらい切って亡くなることはできません。受給者本人が他界した後でも、生計を一にしている家族は申請すれば未支給年金が受け取れます。 もうひとつの遺族年金は国民年金・厚生年金の被保険者が亡くなった際に、配偶者や子などで条件を満たした遺族が受け取れる年金です。国民年金加入者は『遺族基礎年金』、厚生年金加入者なら『遺族厚生年金』となります。自分で申請もできますが、近年は弁護士が遺言書の執行人になったケースなどで、管轄外となる年金部分の手続きについて社労士が紹介を受けることが増えました」 専門家の手を借りるメリットはどのようなところにあるのか。「申請する人にどれだけ時間的余裕があるかの問題です。遺族年金の場合、年金事務所での手続きが1回で終わることはまずありません。未支給年金も含め、必要書類がひとつでも欠けると出直さないといけない。手間を省くうえで社労士が助けになるケースはあります」 相続を巡る多数の手続きに年金関連が加わる負担は大きい。ベストファーム社会保険労務士法人の社会保険労務士・高坂明子氏もこう指摘する。「ご高齢で配偶者を亡くしたケースでは、年金事務所に行くのが大変だとして相談を受けることがあります。私たちの事務所の場合、グループ内に司法書士、行政書士、税理士、社労士の各法人があり、様々なご相談に対応できるので、相続関連の手続きをまとめてご依頼いただくケースも多いですね。 それ以外ですと、事情が込み入っているために“遺族年金を受け取れるのか”というところからの相談を受けることがあります。たとえば亡くなった方が事実婚、つまり法律上の婚姻をしていなかったという時に、内縁関係のパートナーが遺族年金を受給できるのかといった相談があります」 前出・蒲島氏も「遺族年金が“事実婚主義”であることはあまり知られていません」と話す。「遺族年金は“一緒にいた人”にお金が出るかたちになり、元の結婚相手と離婚していれば、入籍していなくても事実婚の相手が遺族年金を受け取れます。さらに、正式に離婚が成立していなくても、事実上夫婦関係にあると認められて内縁の妻に遺族年金が支給されたケースもある。もちろんケースバイケースだし、制度が複雑なので、疑問があれば社労士に相談するといいと思います」 年金は「申請主義」で、年金事務所から“受け取り漏れがある”といった通知は来ない。あくまで受け取る側が申請する。 身内が亡くなった後は、年金事務所や年金相談センターに年金受給権者死亡届を出して受給を止め、未支給年金や遺族年金を請求することになる。未支給年金の請求の場合、死亡から5年以内に、故人の年金証書、死亡証明書、故人と請求者の関係がわかる書類、故人と生計を共にしていたことを証明する書類などを用意して請求する。「社労士が職権で揃えられるものもありますが、必要書類は本人に揃えてもらうケースが多い。請求の依頼に対する社労士の報酬は事務所によって異なりますが、一般的には5万~10万円が相場で、事情が複雑なケースや書類を揃えるところからの場合、費用が増えます。確認のうえで依頼するといいでしょう」(蒲島氏) こうした専門家の助言を踏まえ、一人ひとりが相続という難題に備えることが重要だ。※週刊ポスト2022年7月1日号
2022.06.26 16:15
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男女共同参画会議で発言する岸田文雄首相(右から2人目)。右端は野田聖子男女共同参画担当相(時事通信フォト
配偶者控除の次は何が見直しか 「男女共同参画白書」をきっかけに広がる不安
 20代男性の約7割、女性の約約5割が「配偶者や恋人がいない」という調査結果が話題になった令和4年版『男女共同参画白書』(内閣府)だが、社会や人間関係の変遷を調査・分析するだけでなく、社会保障費の削減を推進するための布石がいくつもちりばめられていた。その代表的なものが、配偶者控除の見直しである。俳人で著作家の日野百草氏が、配偶者控除の廃止が生活や人生を左右する人たちの本音を聞いた。 * * *「いよいよ来たかという感じです。配偶者控除、いずれ無くなるのでしょうか」 6月15日、パートタイムで働く複数の女性たちから異口同音に尋ねられたニュース報道。それは「配偶者控除の見直し」という名の「配偶者控除廃止」への布石ともとれる『令和4年版 男女共同参画白書』(以下、白書)の中身である。前出の問いかけはドラッグストアのパートをしている二児の母親である。医薬品登録販売者の資格を取得しているが、正社員の夫の扶養内、つまるところ配偶者控除が受けられる「103万円以内」で働いている。もっとも、こうした扶養内で働くパートの母親たちの意見はおおむね共通しているため、以降の話者はA子さんやらB美さんのようにはせず、聞き及ぶままに声なき声をまとめ起こすこととする。また専業主婦という言葉には専業主夫も内包していることもあらかじめ断っておく。またどのように働くかの選択は誰に強いられることも妨げられることもあってはならない自然権であり、そうした労働の自由もまた日本国憲法で保障されている。 さっそくだが件の『男女共同参画白書』を開く。白書の冒頭、本件の担当大臣である自民党、野田聖子内閣特命担当大臣が「男女共同参画白書の刊行に当たって」を寄せている。その中では「男性が働き、女性が家庭を守るというかつての家族像はもはや標準ではなく、女性の人生と家族の姿が多様化しています。そうした社会の変容も念頭に置きながら、迅速に対応する必要があります」と記されている。そして次の特集『人生100年時代における結婚と家族 ~家族の姿の変化と課題にどう向き合うか~』と題した導入部、各報道機関でも報じられて話題となった、衝撃的な一文が記されている。〈もはや昭和ではない。昭和の時代、多く見られたサラリーマンの夫と専業主婦の妻と子供、または高齢の両親と同居している夫婦と子供という3世代同居は減少し、単独世帯が男女全年齢層で増加している。人生100年時代、結婚せずに独身でいる人、結婚後、離婚する人、離婚後、再婚する人、結婚(法律婚)という形を取らずに家族を持つ人、親と暮らす人、配偶者や親を看取った後ひとり暮らしをする人等、様々であり、一人ひとりの人生も長い歳月の中でさまざまな姿をたどっている。このように家族の姿は変化し、人生は多様化しており、こうした変化・多様化に対応した制度設計や政策が求められている〉 筆者もまた、いよいよかという思いである。「ひとり親世帯や単独世帯の増加等、家族の姿が変化しているにもかかわらず、男女間の賃金格差や働き方等の慣行、人々の意識、様々な政策や制度等が、依然として戦後の高度成長期、昭和時代のままとなっていることが指摘されている」という前書きに続くこの一文は、日本政府がいよいよ「人生の多様化」という名目で控除制度、とくにサラリーマンの配偶者に対する配偶者控除および配偶者特別控除(特別控除については後述する)を本格的に見直そうとしている証左と確信する。保育所探しも含めて大変なお母さんが多い 2014年の安倍内閣による「ニッポン一億総活躍プラン」いわゆる「一億総活躍」のときも配偶者控除を縮小または廃止が検討された。忘れている方も多いかもしれないが、安倍晋三内閣総理大臣(当時)は「女性が輝く社会、お年寄りも若者も、障害や難病のある方も、誰もが生きがいを感じられる『一億総活躍社会』を創り上げます」と2017年11月17日の総理大臣所信表明演説で宣言した。退任したいまとなっては、の話だが、配偶者控除見直しもまた教員免許更新制度(これは第一次安倍内閣だが)と同様に置き土産に置いていった。ちなみに同時期に「日本再興戦略2016」と題して「名目GDP600兆円に向けた成長戦略」(いわゆる「アベノミクス」)をぶち上げたが、これまた2020年の内閣総辞職による日本経済再生本部の廃止とともに「いまとなっては」の話になってしまった。「子どもたちとなるべく一緒にいてあげたいし、それでも私は働きたい。物価も上がっていますし、子どもたちのいま現在はもちろん、将来的な資金も必要です」 政府が「人生の多様化」とするならこうした声も多様な中のひとつ、この母親もまた子どもが小さく、夫も激務でコロナ禍ながら終電近くまで働いていると語る。都心の核家族にはよくある形で、保育園にあずけているとはいえ、それ以外の母子の時間は大事にしたいという。ごく普遍的、かつ素朴な意見だろう。他にも例えばの話として、子どものために専業主婦でいたい、もしくは働きたいけど子どもと一緒にいる時間が欲しいから配偶者控除の適用内、子どもが大きくなったしもっと働きたくなったから配偶者特別控除、もちろん扶養を外れてフルタイムで働く母親もあるだろう。重ねるがその人それぞれの自由である。 また、子どもが障害を抱えていたり、母親自身が働くに難しかったりする場合もあろう。介護が必要な家族がいるから控除内で働く、といった多種多様な家庭の姿はまさしく「家族の姿は変化し、人生は多様化しており、こうした変化・多様化に対応した制度設計や政策が求められている」とした白書の文言そのままのはずだが、なぜか配偶者扶養を筆頭とした「国(一部企業)が負担する話」となると白書に恣意的ともいえる「指摘されている」「考えられる」といったエビデンスの不明瞭な「感想」が並ぶ。〈税制、社会保障制度、企業の配偶者手当といった制度・慣行が、女性を専業主婦、または妻は働くとしても家計の補助というモデルの枠内にとどめている一因ではないかと考えられる〉(白書・P23) この一文などまさにそれで、働き方も家庭も様々であることを謳っておきながら、いざ配偶者控除の話となると「控除があるから長く働かない」という話に落とし込む。この一文は余計なことに「企業の配偶者手当といった制度・慣行」という民間企業が社員にあてている家族手当までをも巻き込んでいる。もっと凄いのが「夫の所得階級が高くなるほど妻の有業率が低くなり、特に夫が30~39歳かつ子供のいる世帯でその傾向が顕著である。これは、社会保障制度等の昭和の時代の制度が、高所得者層に恩恵を与えている一例である」(白書・P24)という一文である。「一例である」という括りも凄いが、別に所得階級が高いから有閑マダム(あえて昭和っぽく書く)というわけでもあるまい。それこそ先に筆者が示した通り、夫婦、子育て、介護が様々であるのと同様に働き方、生き方もそれぞれのはずだ。それをどこかで集約するのが政治の役割であることは承知しているが、配偶者控除を含めた福祉の切り捨てへの足がかりの言い訳に使われるのはどうだろうか。「私は子どもを祖父母が見てくれているので配偶者特別控除の範囲で働けていますが、他のお母さんは保育所探しも含めて大変ですよ。働く時間も制約されるでしょうし」 保育所問題に関してはとくに地域差があり、地方の多くは少子化と人口流出により保育所に余裕がある地域が増えているものの都市部、とくに都心部はいっこうに解決をみない地域も多い。いわゆる「待機児童」問題だが、例えば東京都だと世田谷区や江戸川区は待機児童ゼロを実現したとされるが、町田市や小平市、タワマン乱立の中央区などは待機児童数ワーストに上がっている。またいずれも「潜在的待機児童」の解決には至っていない。この一例をみても、「女性を専業主婦、または妻は働くとしても家計の補助というモデルの枠内にとどめている一因」と言えるとしたら、この国の一般国民に対する家族政策は(いまに始まった話ではないが)じつに「あやしい」としか言いようがない。 そもそも配偶者特別控除は「配偶者控除」の年収103万円以下を「配偶者特別控除」では201万円以下とし、所得金額に応じた控除を適用する所得控除のことだ。個別の詳細は本旨でないため省くが年間48万円以内の所得(「収入」ではなく「所得」である)の場合の適用が「配偶者控除」で、年間48万円以上133万円以内に適用される。また扶養者の所得金額が1000万円を超えると配偶者であっても適用外である。「今年はたぶん手取りが減ると思います。厚生年金の加入対象になるみたいなんで」 その扶養の中には「106万円の壁」というものもある。年収106万円以上(いわゆる月額賃金8.8万円)、週20時間以上、勤務期間1年以上(見込み)、従業員501人以上の企業(労使間の合意があれば501人未満も可)、学生でない、というこの5条件をすべて満たす場合は厚生年金に加入しなければならない。会社側が半分負担する上に将来的な年金の本人受け取り額は上がるが、当然ながら手取りは減る。それが今年の2022年10月から従業員101人以上の企業にも適用されることになる。2024年10月からは51人以上の企業にも適用される予定のため、事実上の配偶者控除廃止に向けた布石と言える。配偶者控除廃止の次はサラリーマン控除廃止か「子育てや介護はそんなに簡単でフルタイムで働きながらでもできる、努力すれば金はいくらでも稼げると、本当に国は思っているのでしょうか」 この言葉は子どもを育て、義母を17年間介護した60代女性の言葉で重い。コロナ禍以前までは「経済評論家」「○○総研」あたりの中に「扶養から外れれば労働時間や収入額を気にしなくて好きなだけ働けます、そうすれば責任ある仕事を任されてキャリアアップもできます」「サラリーマンの妻だけが優遇されて、その妻の労働力を生かせないのはもったいない」などと書き立てる者もいた。別にパートや非正規でも責任ある仕事を任されている人もあるし、後者に至っては何の上目線かわからないが余計なお世話である。 しかしこの余計なお世話、今回の白書により政府の方針としての「余計なお世話」に取り代わっている。〈配偶者の収入要件があるいわゆる配偶者手当については、税制・社会保障制度とともに、就業調整の要因となっているとの指摘があることに鑑み、配偶者の働き方に中立的な制度となるよう、労使に対しその在り方の検討を促すことが重要であり、引き続きそのための環境整備を図る(厚生労働省)〉(白書・290P)。 なぜか小さく書かれているこの文言、つまり企業に対して「会社が家族手当を出すから社員の女房が働かないなんとかしろ」ということか。本当に大きなお世話である。「テレワークだからフルタイムでも子育てできるでしょうって、エッセンシャルワーカーには無縁ですし、電車の混み具合を見ると出社する形に戻っているのではないでしょうか」 冒頭のドラッグストアで医薬品登録販売者として働く女性の話、都心の混雑はラッシュ時に限れば戻りつつある。エッセンシャルワークを始めとする対面仕事や現場仕事でテレワークを実現するのはまず無理、事務方でも中小企業を中心に出社体勢に回帰する企業が増えている。しかし白書では、〈コロナ下で、テレワークの浸透や在宅勤務等、働き方が多様化し、コロナ前に比べ、平日に自宅で仕事以外に使える時間が増えるなど、男女ともに家庭と仕事の両立をしやすくなった人が増加している〉(白書・P98) としている。以降のP100、P101にその根拠となる表が掲載されているのだが、比較は2019年12月から2021年10月までで、それは増える結論になるだろうという当たり前の表である。コロナ禍が一時的にピークアウトしたとされる2020年12月ごろのテレワーク率は下がっているのに。これを以て恣意的とまでは言わないが、「男女ともに家庭と仕事の両立をしやすくなった人が増加している」と大きく結論づけるのはどうかと思う。 また白書の引用資料として使われている中のひとつ、「新型コロナウイルス感染症の影響下における生活意識・行動の変化に関する調査」(内閣府・2021年11月1日付)の「地域別・企業規模別のテレワーク実施率」を見ると「増加している」としたテレワークに関して就業者1000人以上の企業では46.7%に対し300人から999人の企業で32.4%、30人から299人の企業で26.7%、2人から29人の企業となると20.9%となっている。 もちろんいずれも2019年12月のコロナ前よりは大幅に増えているのだが、このテレワーク実施率の中には「定期的にテレワーク(出勤中心50%以上)が20%から30%含まれている。対して「テレワーク(ほぼ100%)」は10%から20%程度。これで「男女ともに家庭と仕事の両立をしやすくなった人が増加している」は無理がある。 また今回ヒアリングした扶養範囲内で働く女性の中にはいなかったが、筆者の友人の話として「転勤家族はどうなる」という話もあった。小さな子どもを抱えて見知らぬ土地についていく配偶者にとって近年の控除枠の縮小はもちろん、先々の控除廃止ともなればさらに厳しくなることが予想される。もちろん自分自身で厚生年金に入れば将来の年金も増えることは白書で重ねて説明されているが、コロナ禍はもちろん重税に次ぐ重税と本年中に1000品目予定されている値上げ、そもそも肝心の平均賃金そのものが30年間上がらぬままに韓国どころかスロベニア以下、平均時給はキプロス以下という事態に陥った日本とその張本人である政府自民党が力説しても、今回の白書同様に信用度は限りなく低い。「『扶養控除があるから女性が働かない』という言い方はおかしいです」 最後に正社員で働く女性の意見、彼女は配偶者としての控除を受けておらず夫とともにフルタイムの共働きだが、だからといって子持ちのパートや家族介護に従事する配偶者の方々の控除を削減しろ、控除をなくせとは思わないという。「だって、次はサラリーマンの控除廃止ですよ。言い訳はいくらでも作れるでしょう」 なんだかナチスドイツ時代の聖職者、マルティン・ニーメラーの「彼らが最初共産主義者を攻撃したとき」のようだ。ナチスが共産主義者を襲い、ユダヤ人を迫害し、労働組合を弾圧するたびにドイツ国民は「ざまあみろ」と思っていた。しかし後にニーメラー自身もまた聖職者として排撃され、そのドイツ国民そのものも悲惨な運命を辿ったことは歴史の事実である。コロナ禍における「令和の魔女狩り」で私たちはそれを知ったはずだ。ライブハウスからパチンコ屋、夜の街、居酒屋、若者とコロナウイルスまん延の犯人とされては叩かれた。いまとなっては何だったのかという話、為政者が一般国民の中に「ずるい奴がいる」「得している奴がいる」を作るとき、それは自分たちに敵意が向かないためと何かを隠す時であり、「配偶者控除はずるい」「専業主婦はずるい」の裏にはそうした作為が隠れている。次はサラリーマンの控除廃止、先々の年金制度廃止につながるかもしれないのに。この国はさらなる税負担と各種控除の削減、そして社会の不寛容につけ込んだ自己責任論による階層の固定を目指している。つまるところ、切り捨てるだけ切り捨てた上で中流国への着地を試みている。筆者は悲観的だ。だからこそ端緒に声を上げるべきなのだ。 これを機に、ぜひみなさんも内閣府の男女共同参画局ホームページで公開している『令和4年版 男女共同参画白書』をダウンロードして読んで欲しい。そこに書かれた内容と、そこから辿る資料とで、この国が一般国民をどうしたいのかが見えてくる。今回はある意味、国も本音で書いているともいえる。もはや美辞麗句を並べるほどの余裕もないということかもしれないが、実際に白書を読んで筆者と同様の感想を持つのもいいし、「そんなことはない」「この国は素晴らしい」と思うのも自由、とにかくこの国の一大転換を宣言したことは間違いない白書なので、本当に読んで欲しい。なぜ「もはや昭和ではない」なのか、なぜ「もはや平成ではない」ではないのか、悪い意味で疑問、疑念が見えてくるに違いない。 そもそも「依然として戦後の高度成長期、昭和時代のまま」とは、誰の責任なのだろう?【プロフィール】日野百草(ひの・ひゃくそう)日本ペンクラブ会員。出版社勤務を経てフリーランス。社会問題、社会倫理のルポルタージュを手掛ける。
2022.06.25 16:00
NEWSポストセブン
離婚前提で夫と別居「お互いが愛犬を引き取りたい」どう決着つけるべきか?
離婚前提で夫と別居「お互いが愛犬を引き取りたい」どう決着つけるべきか?
 長年連れ添った配偶者と熟年離婚する人が増えているというが、その際にモメることが多いのが、財産分与だろう。では、その財産が「ペット」の場合はどうなるのか。ふたりで愛した犬をどちらが引き取るかでモメている夫婦のケースを紹介。実際の法律相談に回答する形で、弁護士の竹下正己氏が解説する。【相談】 離婚を前提に夫と別居する予定ですが、愛犬のことでもめています。愛犬は結婚してからふたりのお金で購入し、ほぼ半分ずつ出しています。食事の世話は私がしていましたが、散歩は夫が担当していました。ふたりとも愛犬をかわいがっていたので、別居や離婚の際は「自分が引き取りたい」と思っていて、らちがあきません。どのように決めたらよいのでしょうか。教えてください。(49才女性・会社員)【回答】 別居や離婚にあたって、未成年者の監護権者の指定や親権の帰属をめぐり激しく争われることは珍しくありませんが、ペットの取り合いは、私のこれまでの仕事の経験上ありません。 しかし、ペットは人生の伴侶ともいわれ、わが子同様にかわいがることもありますから、深刻な対立になる可能性はあります。 離婚前提の別居とのことなので、別居の時点と離婚の時点で分けて考えます。ペットは法的には動産です。別居時に持ち出す財産は、協議になります。夫婦一方の資金拠出で取得した物であれば特有財産として引渡請求ができますが、ご説明によると夫婦共有の財産とのことです。 別居によって出ていった側が、共有物を所持している人に引き渡しを請求しても認められないと思います。だからといって黙って持ち出せば、相手の所持を奪ったことになるので、1年以内に占有回収の訴えを提起されると戻さなくてはなりません。充分に話し合いをするしかありません。 別居後に離婚になれば、夫婦が実質的に共有しているペットも離婚に伴う財産分与の対象の1つとして判断されます。 財産分与は、当事者間で協議が整わないときは家庭裁判所が、「当事者双方がその協力によって得た財産の額その他一切の事情を考慮して、分与をさせるべきかどうか並びに分与の額及び方法」を定めます。 財産分与の方法は裁判所の裁量的判断に委ねられており、単にふたりの寄与度に応じた財産の清算だけでなく、慰謝料的要素なども加味されて判断されます。 動物は物といっても現物を分割することはできませんから、どちらかに分与され、分与されなかった方の不利益はほかの分与財産や金銭で調整されることになります。 動物愛護管理法は、動物の飼育者は「適切な給餌及び給水、必要な健康の管理並びにその動物の種類、習性等を考慮した飼養又は保管を行うための環境の確保を行わなければならない」と定めており、財産分与にあたってもペットの飼育環境が充実しているかが重視されると思います。 別居にあたって協議する場合も、飼育環境の変化や別居後の散歩や食事がどうなるかなども勘案し、ペット本位で相談するのがよいでしょう。一方が飼育する代わりに他方にペットに触れ合う機会を確保するなどの条件で合意することも考えられます。 別居の再考は無理でしょうか。子はかすがいといいます。ペットもそうなるかもしれません。【プロフィール】竹下正己/1946年大阪生まれ。東京大学法学部卒業。1971年弁護士登録。射手座、B型。※女性セブン2022年6月30日号
2022.06.24 19:15
マネーポストWEB

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