さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかった
「ゴールデンウィークが明けたくらいから、あの部屋には警官が連日出入りしていました。まさかこんなところから人の骨が見つかるなんて……恐ろしい」（事件現場のマンション住民）──さいたま市大宮区のマンション内で人骨が見つかり、この部屋に住む無職・斎藤純容疑者（31）が6月16日、逮捕された。
捜査の過程で、発見された遺体の一部は、約7年前に行方不明になっていた茨城県在住の宮本果歩さん（当時21）のものと判明し、男は殺人の疑いがもたれている。全国紙記者が解説する。
「事件発覚のきっかけは、埼玉県内で起きた窃盗事件でした。5月15日、県警が容疑者として名前のあがった男の自宅を捜索したところ、棚に置かれた頭蓋骨や脚の骨が発見され、のちのDNA照合で宮本さんのと一致した。『見つかった骨以外の部分はゴミ置き場に捨てた』との供述もあるようですが、それらについてはまだ見つかっていません。
捜査関係者によれば、容疑者は2018年1月4日ごろ、自宅マンションの一室で、宮本さんの首を絞めて殺害したとみられます。ふたりはSNSを通じて知り合ったと考えられており、女性は『住み込みのバイトに行く』と家族に伝えたきり、行方がわからなくなっていました。
調べに対し男は『家に招いて首を絞めて殺したが、合意の上だった。小さいころから殺人願望のようなものを抱いていた』などと話しており、引き続き捜査が行われています」
発見場所となったのはJR大宮駅から2.5キロほど離れた場所に位置する、閑静な住宅街。男は40戸程度のファミリー向け分譲マンションに両親と同居していた。同じマンションに住む50代女性が話す。
