大きな白菜を手に満面の笑みを見せる小川市長(Instagramより)
全国紙記者が語る。
「小川市長は、“前橋の農業をもっと盛り上げたい”という思いを強く持っているようです。『農業は農家だけの話ではない』として、JA前橋市と連携した環境配慮型農業の推進や、農産物の販売イベントなどに注力してきました。
農産物への並々ならぬ愛のルーツは、小川市長の父親にあるのかもしれません」
小川市長は大学卒業後、弁護士として前橋市内の事務所に勤務して、28才で群馬県議選に初当選。昨年2月に前橋市初の女性市長に就任したが、もともと出身は千葉県だ。彼女の父親は、どんな人物なのか。前出の全国紙記者が明かす。
「小川市長の実家は、千葉県匝瑳市の米農家なのですが、実はお父さんがちょっとした有名人なんです。農民の立場から政治に物申す“全国農民会議”の共同代表を務める人物で、空港建設反対デモなどにも参加していた“闘士”です。
そんな父親のもとで育ち、小川市長は、自然と農業に強い感心を抱くようになったのではないでしょうか。市長選に出馬した際も、農畜産業への支援強化を公約に掲げていました」
小川市長が野菜を手にするときの笑顔は、決して支援者へのアピールなどではなく、心の底から湧いたものだったのだろう。