イェーツ被告は看護師の資格をはく奪された(Facebookより)
前出の記者は裁判の経過をこう説明する。
「イェーツ被告は当初、家庭内で支配的な立場にある者による性的暴行の罪に問われ、これは最大で終身刑および1万ドル(約150万円)の罰金が科される第一級の重罪でした。一方、イェーツ被告は今年8月、より刑の軽い12~16歳の子どもに対するわいせつかつみだらな暴行については罪を認める司法取引を提案しました。
フランク氏の息子と実の母親は、息子が証言台に立つのを回避することを優先し、イェーツ被告の司法取引を支持しました。これにより、裁判所も司法取引を認め、懲役2年に加えてGPSでの位置監視などを伴うコミュニティ・コントロールを2年、また性犯罪者としての10年間の保護観察処分を言い渡しました。
判決時、イェーツ被告はフルメイクで黒のタートルネックを着て法廷に姿を現しましたが、表情を変えることなく判決文の読み上げを聞いていたようです」
冒頭の引用は、裁判の中で、被害者の実母が「イェーツ被告には何の反省もみられない」と同被告を厳しく非難した怒りの言葉だ。イェーツ被告は最後、裁判所から被害者と一切の接触をしないよう命じられ、保安官に手錠をかけられて法廷を後にした。