芸能

篠原涼子の発言に米倉涼子がカチンと来たはず、と関係者

 10月スタートのドラマで最大の話題は「W涼子」の激突だろう。篠原涼子(37)が水曜夜10時から『黄金の豚』(日本テレビ系)に主演すれば、一方の米倉涼子(35)は木曜夜9時から『ナサケの女』(テレビ朝日系)に登場。こちらもモチロン主演だ。

 実は2人のドラマ、内容が“モロかぶり”。米倉は国税局査察官、一方の篠原は会計検査庁の調査員という役柄でどちらも税金がらみ。実力を見こまれて重要部署にヘッドハンティングされるところまでソックリだ。さらに米倉主演の『ナサケの女』の脚本は、篠原をスターダムに押し上げた『ハケンの品格』と同じ中園ミホ氏である。
 
 思えばドラマのスタート前から、2人の間には火花が飛び散っていた。『黄金の豚』制作発表で、米倉のドラマについて聞かれた篠原は「知らなかった。自分のことに夢中なので」とサラリといってのけたのだ。ある芸能関係者がいう。

「あの発言、米倉さんは相当カチンときたはずですよ。米倉さんは普段から自分の出ていないドラマでも一通り目を通すほどプロ意識が強い。今回の篠原さんのドラマについても、スタッフに“向こうはどんな内容なの?”“わからないの?”と聞いてまわっていましたからね。それなのに自分のドラマを“知らない”といわれたんじゃ、バカにされた気になったのでは」

 米倉が気にするのも無理はない。この2人の因縁は、4年前の2006年夏にさかのぼる。まったく同じ木曜夜10時の時間帯で、米倉は『不信のとき』(フジテレビ系)に、篠原は『花嫁は厄年ッ!』(TBS系)にそれぞれ主演して一度「ガチンコバトル」を繰り広げているのである。あるキー局関係者が振り返る。

「あの時は完全に“共倒れ”でしたからね。悪女イメージのある米倉さんが一途な妻を演じたり、“負け犬OL”キャラで人気だった篠原さんが嫁姑バトルを繰り広げたりというミスキャストもあり、結局お互いの視聴率を食い合う形になってしまった。2人とも顔には出しませんが、“今度こそ白黒つけてやる”という気持ちなんじゃないですか」
 
 4年ぶりの対決、軍配ははたしてどちらに上がるのか。

※週刊ポスト2010年11月5日号

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