ビジネス

眞鍋かをり FX規制強化の一方で日本株が規制緩和の理由聞く

 今年中にも日本株信用取引の大幅規制緩和が行なわれるといわれている。一方FX(外国為替証拠金取引)ではレバレッジに制限がかかるなど規制強化の流れが続いている。この正反対ともいえる動きについて眞鍋かをりがオンライン証券大手の一角を占める岡三オンライン証券の取締役社長、池田嘉宏氏に聞いた。

 * * *
眞鍋:FXは、どんどん規制が厳しくなっていますよね。レバレッジが50倍までとなり、25倍までとなり。それなのに日本株は年内にも信用取引の大幅規制緩和がされそうです。どうしてでしょう?

池田社長(以下、池田):FXは日本に入ってきて個人投資家も参加できるようになって、あっという間に広がりましたから、規制する間がなかったのでしょうね。規制のないままFXが普及するとどうなるか、誰もわからなかった。様々な問題が出てきてようやく規制すべきポイントがわかってきた、というところなのでしょう。

眞鍋:そうか、日本株は歴史がありますもんね。ところで、岡三オンライン証券さんが大手オンライン証券会社7社の中でも、多くの投資家さんに選ばれている理由ってどこにあるのでしょう?

池田:まずコストパフォーマンスの面と、収益性の高さ、各種ツールの使いやすさ、などが挙げられると思います。

眞鍋:収益性の高さとは?

池田:信用評価損益率で他社よりも10ポイントも良いというデータが出ているんです。それはもちろん投資家の皆様がお上手ということも含めて、総合的なものです。

眞鍋:コストがお手頃だから取引もしやすいでしょうし、ツールも使いやすいからサクサクとトレードできるでしょうし……。全体的にレベルが高いってことですね!

池田:ありがとうございます(笑)。主流となったスマホでもほとんどの商品が取引可能ですし、難しいと思われがちな企業選びが簡単にできる分析ツールも人気ですね。自分が気になった企業を選ぶと、何をしている企業か、同業他社と比べて業績がどうか、多くのアナリストがその企業についてどう評価しているのか、などの情報が凝縮されています。これまで対面でご相談していただいていた内容が画面を通してチェックしていただけます。

眞鍋:すごいですね、これ。「買いかどうか」がすぐにわかる。ものすごいお助けツール。

池田:そうなんですよ。そのような利便性と、当グループは来年90周年を迎えるということで安心感を投資家の皆さんが感じてくださり、お選びいただいているのかな、と思っています。

眞鍋:90周年! すごい! 日本株以外の商品で、今注力しているものや人気のサービスはありますか?

池田:FXで、くりっく365専用の自動売買ツール「アルゴトレード365」に力を入れています。自分の判断での取引ですと「もうちょっと待っていればよかった……」という失敗や、不安に負けて思うような取引ができないという悩みが付き物ですよね。それをコンピュータに任せましょう、というものです。忙しい方や、なんだかうまくいかない、という方々にご好評をいただいています。

眞鍋:シストレ、ラクですよね~。でも売買ルールの設定が難しくて。

池田:「アルゴトレード」には、すでに約300種類の売買ルールが搭載されていますので、好みにあったルールを選んでいただくだけで自動売買が可能です。さらに、複数のルールを組み合わせてオリジナルの自動売買システムを作成することもできます。「アルゴトレード」をお使いいただくにあたっての利用料などはかかりませんので、投資スタイルに合わせてお使いいただきたいですね。

眞鍋:タダで使えるんですか!? じゃあ、じゃあ、「今週は忙しいから『アルゴトレード』に任せよう」とか、「裁量取引だけでは不安だから、『アルゴトレード』も走らせておこう」とか、いろんな使い方ができますね。むしろ使わないと損かも。

池田:そうなんです。しかし、当社は「アルゴトレード」だけでなく様々なサービスをリーズナブル、あるいは無料という形で提供させていただいておりますが、ただ「安いだけの会社」とは思われたくないな、と。各商品、サービス、ツール、投資情報などすべてにおいて、他社には真似できないものを、という思いで提供させていただいています。

※マネーポスト2012年秋号

関連記事

トピックス

イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
《ビザ取り消し騒動も》イギリス出身の金髪美女インフルエンサー(26)が次に狙うオーストラリアでの“最もクレイジーな乱倫パーティー”
NEWSポストセブン
将棋界で「中年の星」と呼ばれた棋士・青野照市九段
「その日一日負けが込んでも、最後の一局は必ず勝て」将棋の世界で50年生きた“中年の星”青野照市九段が語る「負け続けない人の思考法」
NEWSポストセブン
東京都慰霊堂を初めて訪問された天皇皇后両陛下と長女・愛子さま(2025年10月23日、撮影/JMPA)
《母娘の追悼ファッション》皇后雅子さまは“縦ライン”を意識したコーデ、愛子さまは丸みのあるアイテムでフェミニンに
NEWSポストセブン
2023年に結婚を発表したきゃりーぱみゅぱみゅと葉山奨之
「傍聴席にピンク髪に“だる着”姿で現れて…」きゃりーぱみゅぱみゅ(32)が法廷で見せていた“ファッションモンスター”としての気遣い
NEWSポストセブン
「鳥型サブレー大図鑑」というWebサイトで発信を続ける高橋和也さん
【集めた数は3468種類】全国から「鳥型のサブレー」だけを集める男性が明かした収集のきっかけとなった“一枚”
NEWSポストセブン
女優の趣里とBE:FIRSTのメンバーRYOKI(右/インスタグラムより)
《趣里が待つ自宅に帰れない…》三山凌輝が「ネトフリ」出演で超大物らと長期ロケ「なぜこんなにいい役を?」の声も温かい眼差しで見守る水谷豊
NEWSポストセブン
活動休止状態が続いている米倉涼子
《自己肯定感が低いタイプ》米倉涼子、周囲が案じていた“イメージと異なる素顔”…「自分を追い込みすぎてしまう」
NEWSポストセブン
松田聖子のモノマネ第一人者・Seiko
《ステージ4の大腸がんで余命3か月宣告》松田聖子のものまねタレント・Seikoが明かした“がん治療の苦しみ”と“生きる希望” 感激した本家からの「言葉」
NEWSポストセブン
“ムッシュ”こと坂井宏行さんにインタビュー(時事通信フォト)
《僕が店を辞めたいわけじゃない》『料理の鉄人』フレンチの坂井宏行が明かした人気レストラン「ラ・ロシェル南青山」の閉店理由、12月末に26年の歴史に幕
NEWSポストセブン
ナイフで切りつけられて亡くなったウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(Instagramより)
《19年ぶりに“死刑復活”の兆し》「突然ナイフを取り出し、背後から喉元を複数回刺した」米・戦火から逃れたウクライナ女性(23)刺殺事件、トランプ大統領が極刑求める
NEWSポストセブン
『酒のツマミになる話』に出演する大悟(時事通信フォト)
『酒のツマミになる話』が急遽差し替え、千鳥・大悟の“ハロウィンコスプレ”にフジ幹部が「局の事情を鑑みて…」《放送直前に混乱》
NEWSポストセブン
『週刊文春』によって密会が報じられた、バレーボール男子日本代表・高橋藍と人気セクシー女優・河北彩伽(左/時事通信フォト、右/インスタグラムより)
「近いところから話が漏れたんじゃ…」バレー男子・高橋藍「本命交際」報道で本人が気にする“ほかの女性”との密会写真
NEWSポストセブン