国内

7%の自動車が津波で水没した東北3県 今も廃車が整然と並ぶ

整然と並べられた廃車(宮城県南三陸町)

 東日本大震災から丸2年が経とうとしているが、被災地には復興という名の下に、均一化したモノたちが故郷の景色を圧殺している。そうした「無機質な故郷」の風景の例のひとつが、宮城県・南三陸町の津波で流された水没車群だ。

 そこには、自家用車からトラック、作業車まで無残な姿で並んでいた。部品の盗難を警戒してか昼間は見張りが立つ。水没車の台数は岩手、宮城、福島の3県で約27万台と推計。これは3県の自動車数の約7%に匹敵する。2013年2月に撮影。

撮影■太田真三

※週刊ポスト2013年3月15日号

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