芸能

加藤茶 妻の転売商法で法的責任生じる可能性を弁護士指摘

<当初はマフラー等、オリジナルを含めた商品を販売しておりましたがオリジナルの制作が難しく、セレクト商品の販売のみとなっております。Peのホームページの作成時にオリジナルと言う言葉が残り、最近までそのままになっていました。(中略)ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした>

 9月27日、加藤茶(70才)の45才年下の妻・綾菜さん(25才)プロデュースのアクセサリー販売会社『Pe』のHPに、こんな謝罪文が掲載された。オリジナル商品の販売を謳ってきた『Pe』だが、実際は既存のブランド品を転売していることがネット上で指摘され、同社はそれを認めたのだった。

 今回のケースは、法律的にどんな問題があるのか。商品販売トラブルに詳しい長瀬佑志弁護士が解説する。

「事実と異なる表示をしていたので、景品表示法に抵触する恐れがあります。もしそのまま放置していたら、表示を是正するよう行政の指導が入っていた可能性がありますね。それから、今までにその商品を購入した客から“綾菜さんのオリジナルだと思ったから買ったのに騙された”と、損害賠償請求をされることもありうる。また、『Pe』のオリジナルとして売られた既存のブランド品メーカーが同じように損害賠償を求めて訴えてくるケースも考えられます」

 そのような状況であるにもかかわらず、なぜか謝罪文は同日夜には削除されてしまった…。

 また、『Pe』について取材を進めていくと、別の事実が判明した。『Pe』の会社の住所は加藤茶の個人事務所『オフィス・チャ』とまったく同じで、代表取締役も同じ人物だったのだ。

「結局、『Pe』は、『オフィス・チャ』がやってるビジネスなんです。『オフィス・チャ』の取締役には加藤さんも名を連ねていますから、加藤さんもあの通販会社に関与しているも同然なんです」(加藤の知人)。前出の長瀬弁護士は、こう指摘する。

「自分の事務所がやっている業務とはいえ、加藤さん本人に業務実態や転売の認識がなければ法的な責任は発生しません。ただ、もし加藤さんが転売を把握しており、業務にも積極的にかかわっていたのだとしたら、彼にも法的な責任が発生する可能性がある。損害賠償裁判に発展して敗訴した際は、支払い義務を負うこともありうるでしょう」

 加藤の事務所に問い合わせると、「今は事態の推移を見守っております」とのことだった。

※女性セブン2013年10月17日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(X、時事通信フォト)
大麻成分疑いで“ガサ入れ”があったサントリー・新浪剛史元会長の超高級港区マンション「かつては最上階にカルロス・ゴーンさんも住んでいた」
NEWSポストセブン
ロコ・ソラーレ(時事通信フォト)
《メンバーの夫が顔面骨折の交通事故も》試練乗り越えてロコ・ソラーレがミラノ五輪日本代表決定戦に挑む、わずかなオフに過ごした「充実の夫婦時間」
NEWSポストセブン
来季米ツアー出場権を獲得した原英莉花(C)Yasuhiro JJ Tanabe
《未来の山下美夢有、竹田麗央を探せ》国内ツアーからQシリーズへの挑戦の動きも活発化、米ツアー本格参入で活躍が期待される「なでしこゴルファー」14人
週刊ポスト
サントリー新浪剛史会長が辞任したことを発表した(時事通信フォト)
《麻薬取締法違反の疑いでガサ入れ》サントリー新浪剛史会長「知人女性が送ってきた」「適法との認識で購入したサプリ」問題で辞任 “海外出張後にジム”多忙な中で追求していた筋肉
NEWSポストセブン
サークル活動にも精を出しているという悠仁さま(写真/共同通信社)
悠仁さまの筑波大キャンパスライフ、上級生の間では「顔がかっこいい」と話題に バドミントンサークル内で呼ばれる“あだ名”とは
週刊ポスト
『週刊ポスト』8月4日発売号で撮り下ろしグラビアに挑戦
渡邊渚さんが綴る“からっぽの夏休み”「SNSや世間のゴタゴタも全部がバカらしくなった」
NEWSポストセブン
米カリフォルニア州のバーバンク警察は連続“尻嗅ぎ犯”を逮捕した(TikTokより)
《書店で女性のお尻を嗅ぐ動画が拡散》“連続尻嗅ぎ犯” クラウダー容疑者の卑劣な犯行【日本でも社会問題“触らない痴漢”】
NEWSポストセブン
オリエンタルラジオの藤森慎吾
《オリラジ・藤森慎吾が結婚相手を披露》かつてはハイレグ姿でグラビアデビューの新妻、ふたりを結んだ「美ボディ」と「健康志向」
NEWSポストセブン
別居が報じられた長渕剛と志穂美悦子
《長渕剛が妻・志穂美悦子と別居報道》清水美砂、国生さゆり、冨永愛…親密報道された女性3人の“共通点”「長渕と離れた後、それぞれの分野で成功を収めている」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《母が趣里のお腹に優しい眼差しを向けて》元キャンディーズ・伊藤蘭の“変わらぬ母の愛” 母のコンサートでは「不仲とか書かれてますけど、ウソです!(笑)」と宣言
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《お出かけスリーショット》小室眞子さんが赤ちゃんを抱えて“ママの顔”「五感を刺激するモンテッソーリ式ベビーグッズ」に育児の覚悟、夫婦で「成年式」を辞退
NEWSポストセブン
負担の多い二刀流を支える真美子さん
《水着の真美子さんと自宅プールで》大谷翔平を支える「家族の徹底サポート」、妻が愛娘のベビーカーを押して観戦…インタビューで語っていた「幸せを感じる瞬間」
NEWSポストセブン