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定額プラン変更 通話だけでなくデータ通信使用量もポイント

 最近、携帯キャリアが提供する通話定額プランが人気を集めている。NTTドコモの新プラン「カケホーダイ」目当てのユーザーがドコモショップに行列をなし、ソフトバンクも7月1日から始まる新定額プランを発表した。先行したドコモは6月1日のサービス開始から10日間で、新プランの契約者数が300万件を突破。一部で「旧プランより高くなる人もいる」といった話題も多くあるものの、新プランの人気は高いようだ。

 一方で、この新プランでおトクになる人には、特徴がある。わかりやすい例としては「家族で同じキャリアを利用している」「データ通信より通話が多い」といった傾向が挙げられる。しかし、家族それぞれのスマホの使い方にはバラつきがあるため、一概には判断しにくいし、「単身利用」や「データ通信の割合が多い」という人もいるだろう。

 さまざまなメディアでスマホの“おトクになる利用方法”が紹介されているが、改めてドコモの条件を例に、“新プランに移行すべきじゃない人”の条件について、検証してみた。

 ドコモの新プラン「カケホーダイ」と合わせられる通信料金プランは、データSパックの2GBとMパック5GBが上限の2種類がある。一方、旧プランのデータ定額「パケホーダイ」の場合、ライトの3GBとフラットの7GBが上限の2タイプ。容量の大きい方で比較すると、新プラン・Mパックの5GB と旧プラン・フラットの7GBの間に、2GBもの容量差がある。

 スマホをデータ通信で利用する際、多くはSNSやゲームなどを利用するためのアプリがメインだろう。スマホで動画を見過ぎない、といったことに気をつける人も多いだろうが、スマホのデータ通信で見落とされがちなのがアプリそのものの更新、アップデートに必要な通信量だ。Googleの調査によれば、日本人がスマホにインストールしているアプリ数は平均で36。仮にインストールされているアプリ平均数の半分にあたる18のアプリが毎月、自動でアップデートされるとしたら、それだけでもかなりのボリュームになる。

 ちなみにアプリのアップデートにどのくらいの通信量を必要とするのか、主要アプリのいくつかをチェックしてみると、意外と大きいことに驚かされる。使用しているスマホのOSやアプリのバージョンなどによっても異なるが、6月現在、アップデートでFacebookが19.21MB、Twitterでは11.33MB、LINEは29.8MBのデータをダウンロードしている。また、データ保存のために利用している人が多いEvernoteでは、42.7MB――この4つのアプリを更新しただけで、合計すると約0.1GBの通信を行なっているのだ。

 さらに通勤や通学の移動中に楽しんでいる人も多いゲームアプリは、もっと大きなデータを更新時にダウンロードしている。「パズル&ドラゴンズ」は35MB、「モンスターストライク」は41.1MB、クイズRPG「魔法使いと黒猫のウィズ」に至っては、62.1MBとかなりの通信量。しかもゲームアプリはバグ対応などで、アップデートが頻繁になるケースもある。1か月のデータ通信で、容量制限を超えると通信速度が極端に下がったり、追加料金が発生したりすることを考えると、こうした“必要ではあるものの、無意識に使われている”通信量はバカにならない。

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