レモンジーナはネット上で「土の味がする」などの声も出ているが、それも本格的な素材を使用しているがゆえの“味わいの違い”。良くも悪くも反響の大きさから品切れになったことは間違いない。
しかし、今後は瞬間的な快進撃で終わらせないことが肝心だ。
「オランジーナだけでも年間1000万ケースを超えそうなほどブランド力は高まっています。新商品が生まれては消えていく現在の飲料市場において、1フレーバーでここまで炭酸市場に定着させたのは立派なことです。
しかし、レモンジーナの休売が長引くようなら、棚は待ってくれません。素早く増産体制を整え、他社の炭酸飲料に話題を奪われないように認知度を高めていく必要があります」(宮下氏)
名実ともに炭酸メガブランドの仲間入りを果たすためにも、レモンジーナの息の長い販売実績が欠かせない。