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有名私学生徒 ツイッターで中傷も学校は外部の犯行と責任逃れ

 横浜市の有名な中高一貫の私立高校。世間では自由でアットホームな校風で通っているが、現在、学校ぐるみのいじめが起きている。

 被害者は、成績がよく、部活でも全国大会レベルで活躍していたA子さん。今は高校2年生だが、中学1年生の時から、部活でライバル関係の2人からいじめを受けていた。

 悪口を言われたり、着替えた服を隠されたり、連絡事項を教えてくれないなどのいやがらせが続いた。さらに、ツイッターで個人情報を流されるように。ツイッターメッセージにも、「学校に来るな」「死ね」などのメッセージが昼夜を問わず送られてくるようになり、それに気づいた両親がすぐに学校へ相談に行った。

 両親は学校側に、保存しておいたツイッターの画面を見せ、いじめの存在とその調査を訴えた。しかし、学校は「大人びた文面だから、これは外部の人間の犯行で、うちの生徒とは関係ない」と突っぱねたのである。

 ツイッターの内容は校内の生徒にしかわからないものだったので、学校側の主張は明らかにおかしい。だが、体裁を気にしてか、学校はいじめがあったことを決して認めようとしなかった。

 さらに学校は、話し合いという名目でA子さん1人を無理やり呼び出し、加害者生徒らと顧問教師の3人に一方的にののしらせる、いわば“集団リンチ”を行った。

 この席で、ストレス性の急性呼吸困難に陥ったA子さん。そんな彼女に、顧問教師は追い打ちをかけるように「このことは、親に言わないほうがいいよ」と、口止めをするのだった。

※女性セブン2015年9月10日号

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