収録はNGもまったくなく進んだという。公式HPで東山は、生ブリブリは意外と気持ちよかった。ナイスブリブリが出ましたと満足げにコメントを出している。娘に「ホンモノのブリブリを見せたい」とも発言。まだまだやる気満々である。
すっかり「ケツだけ星人」に気を取られてしまったが、「必殺」の歴史を振り返ってみれば、ブリブリくらいで驚いていてはいけないのである。かつて藤田まことら仕事人たちは、小舟に乗ったまま突如としてアメリカ西部にワープして奇兵隊と戦ったり、なぜか香港に乗り込んだりするなど奇想天外な場面は数知れず。香港はみんなの慰安旅行だったのでは?などとは決して思わせない(思わせていたかも)名場面を繰り広げてきた。
東山が登場する『必殺仕事人』も2007年から八年の歴史を刻んできた。会見では「10年、20年と引き継いでいきたい」と語っている。今後の作品で、ふと画面の片隅に「ケツだけ星人」が映り込んでいたとしても、驚くことはない。そういうことを喜ぶのが「必殺」の味だとも思うし。