ペリー荻野 ちゃんねる道中一覧

圧倒的な振れ幅、ムロツヨシが目指すのは「ふざけた大人」?
圧倒的な振れ幅、ムロツヨシが目指すのは「ふざけた大人」?
 コミカルからシリアスまで、幅広い役柄を演じる俳優・ムロツヨシ。21日放送のNHKドラマではトランスジェンダーの役を演じて反響を呼んだ。振れ幅の広い演技を見せるムロの魅力についてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * 先日放送されたNHK『三浦部長、本日付けで女性になります。』には、驚かされた。妻と息子と暮らす食品会社の総務部長の三浦(ムロツヨシ)が、自分がトランスジェンダーだと自覚。ついには女性として出社して仕事をするという物語だ。驚いたのは、女性姿のムロにだんだん違和感がなくなっていったことだった。 三浦部長の完成形は、つけまつ毛もバッチリ、ベーシックファッションの中年女性。近年、男優が女性姿で主演したドラマとしては、美しさでも注目された志尊淳の『女子的生活』やパンチのきいた外見でドスドスと押してきた古田新太の『俺のスカート、どこいった?』などがあったが、ムロは志尊と古田のちょうど中間的なイメージといえる。 この10年、ムロツヨシに翻弄されている方は多いと思う。NHK『LIFE!~人生に捧げるコント~』をはじめ、不思議なムードで話題となった『勇者ヨシヒコ』シリーズでは、金髪マッシュルーム頭の魔法使い。「おもしろ男」の印象は強烈。福田雄一と組んだ『新解釈・日本史』では、次々と歴史上の人物に。織田信長、坂本龍馬、松尾芭蕉、伊能忠敬…フランシスコ・ザビエルだってやっちゃいますよね、そりゃ。ザビエル(ムロ)を前にした殿(本田力)が、「その髪型…マジで?」と噴き出せば、ザビエルは「そちらの髪型だって…」とちょんまげについて指摘。もはや日本史も何も吹き飛んでいた。 大河ドラマにもしっかり出演。『おんな城主 直虎』に出たかと思えば、初回はまるで原始人。商人になって金儲けのアイデアがひらめくとチャリンチャリンと効果音が響き、「銭のニオイがする…」と目がキラリ。 その一方で、『大恋愛~僕を忘れる君と』では若年性アルツハイマー病を抱えた妻を支える小説家の夫、『病室で念仏を唱えないでください』では、ダークな顔を持ちつつ独自のやり方で自分のやりたい医療を目指すエリート心臓血管外科医に。シリアスな顔もたくさん見せてきた。どんな役もやるのが仕事とはいえ、これほど振れ幅が広い俳優はあまりいない。 いったいムロツヨシとは何者か。その答えが実は本人から出ていた。先日の『川柳居酒屋なつみ』。フリーになった宇賀なつみが女将を務める居酒屋で常連客のムロとともにゲストとトークをするというこの番組。小栗旬、山田孝之らを迎えてきたが、一周年となるのを機に「ムロツヨシ これより 旅に出てきます」とこの番組を卒業すると宣言。その理由は役者をもうちょっとやらないとと思ったこと、そして「もうちょっと自分を知らないと、ふざけた大人にもなれないですし」…って、え、なってなかったの? あのザビエルはなんだったの!?  これがムロの目指すところだったとは。彼の「ふざけた大人」の完成形っていったいどんなものなのか想像もつかない。まだまだムロのことはわからないことだらけだが、ひとつヒントになるとすれば、『徹子の部屋』に出たときの黒柳徹子のムロ評だろう。「何かわーわーおっしゃってる人」 さすがだ。もう完成してるじゃん。
2020.03.24 16:00
NEWSポストセブン
今年で20周年に突入した『新婚さんいらっしゃい!』(公式HPより)
50年続く『新婚さん』、ユニーク夫婦支える桂文枝のトーク術
 日曜昼にユニークな新婚さんが爆笑トークを繰り広げる『新婚さんいらっしゃい!』(テレビ朝日系)。今年、50周年を迎えている番組の魅力についてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * 1971年1月の放送スタートから50周年に突入した『新婚さんいらっしゃい!』。出場した新婚さんは4500組以上、放送回数も2500回に迫る。2015年には「同一司会者によるテレビトーク番組の最長放送」としてギネス世界記録にも認定されるなど、今や世界に誇る番組長寿だが、その長続きの秘密は何か。それはやっぱり出場するカップルのぶっちゃけエピソードが、常に新鮮だからだ。 先日登場した福岡県のカップルの妻は、幼いころからの耳フェチで、夫と初対面の際には「丸顔のアンパンマン」に見えたが、その耳を見た途端、「耳の人きたー!!」と興奮。初のお泊まりデートでは、さすがに夜は我慢したものの、朝には我慢しきれず、耳に触りまくったと告白。「耳と結婚した」とまで断言した。 そして、突如「世界で一番触りたい耳」が文枝の耳だと言い出し、隣に座ってもみもみして大感激。画面片隅には「前代未聞!“妻は耳フェチ”」「耳フェチ妻の衝撃新婚生活」などとテロップが出ていた。50年やっても、まだまだ「前代未聞」がゴロゴロ出てくるんですね…。人間の奥深さを垣間見た気がする。 また、新婚生活の「夜の部」トークが炸裂するのもこの番組ならでは。この福岡のカップルの後に登場した奄美大島出身の同級生カップルは、中学卒業後、10年ぶりに再会、特にしたくもなかったサーフィンデートに出かけたところ、妻は「波に乗れんかったから、わん(私)に乗ってもらった」とケロッと言い出す。さすがの文枝もたじたじするが、夫に「それで?」と質問するのも忘れない。夫は「乗り心地サイコー」って、おいおい。なんだかんだ深夜でもエロトークがしにくい昨今、日曜昼間にこれほどあっけらかんと話ができるのも、素人の新婚さんの強みだ。 私は以前、番組収録取材もした。文枝の司会のよさは、どんなにダメっぽい夫、妻が出てきても、悪人にしないことだとよくわかった。金銭感覚がない、片付けができないなど不満をぶちまける夫(妻)がいても、横でにこにこしている相手がいれば、「こういう人だから、この人とうまくいくんやろなあ」という流れを作ってふわっとおさめる。歴代アシスタントで一番長くコンビを組む山瀬まみも、「そうだね」と文枝の作った「許しモード」を何気なく引き受けていく。番組名物の文枝の「椅子コケ」シーンはじめ、爆笑トークが目立つが、よく見るとトークの引っ込め方、ソフトな着地こそ、絶妙なトーク技なのだとわかる。 国際結婚、年の差カップル、同性の新婚さんなど夫婦のスタイルも多様に変化してきたが、この番組の出場資格は「結婚三年以内」のみで「いろんな新婚さんいらっしゃい!」と間口の広さは一貫している。とはいえ、番組に「出場」(出演ではなく、出場というのもなかなか)するまでには、予選を勝ち抜く必要があり、かなりの激戦らしい。50周年を記念して、番組では1970年代1980年代に出場したカップル専用の「もう一度、新婚さんいらっしゃい!」や結婚式や新居などであっと驚かせたい人を応援する「新婚夫婦のサプライズ依頼」を募集している。半世紀を経て、まだまだ何かが起きる予感。おそるべき番組といえる。 
2020.03.17 16:00
NEWSポストセブン
『病室で念仏を唱えないでください』(公式HPより)
お坊さんドラマなぜ面白い?過去には仮面ライダーの主人公も
 冬ドラマもいよいよクライマックスに近づいている。医療モノが多い今クールだが、その中で異色の作品が『病室で念仏を唱えないでください』(フジテレビ系)だ。主演の伊藤英明が救急救命医でありながら僧侶でもある役を演じている。過去にも多くあったお坊さんドラマ。その面白さの秘密について、コラムニストのペリー荻野さんが改めて解説する。 * * * そんなわけで、熱い展開が続くドラマ『病室で念仏を唱えないでください』。主人公の松本照円(照之・伊藤英明)は、あるときは黒い法衣姿の僧侶、あるときは青い診察着の救急救命医と大忙しだ。先日の回では、ひとり部屋に取り残された幼い命を救うため、同僚医師(ムロツヨシ)の不正を見逃して大事なデータを手に入れ、急行する車内で一心不乱に念仏を唱える。大食い大酒のみでエッチな記事も大好き、煩悩もいっぱいありげな照円だが、仕事には一直線だ。 これまでにもお坊さんを主役にしたドラマはいろいろあった。そのキャラクターは実にさまざまだ。 近年でいえば、2015年、山下智久がイケメン僧侶を演じた『5 →9~私に恋したお坊さん』が話題になった。東大卒のイケメン僧侶星川高嶺(山下)は親が薦める花嫁候補がいながら、一方的に英語教室の非常勤講師桜庭潤子(石原さとみ)に恋し、無表情のまま「好きだ」「きれいだ」「結婚して」と言い続ける。 ちなみにこの年、『仮面ライダーゴースト』の主人公タケル(西銘駿)は寺の跡取り息子。タケルの相棒の住職代理(柳喬之)は「ここは拙僧にお任せください」と言いながらズッコケては、ぽくぽくチーン!と音をさせていた。この他、『必殺仕事人2015』のリュウ(知念侑李)も元お坊さんの仕事人、映画では伊藤淳史主演の『ボクは坊さん。』も公開。お坊さん作品の当たり年であった。 二時間ドラマの世界には大物俳優演じる僧侶が次々登場していた。松平健主演の『こちら禅寺探偵局 和尚法元の殺人説法 姿なき炎の犯罪トリックを解く!』では、貫禄十分の和尚が見事な推理を展開。殺人説法って…。和尚ににらまれ、悪人たちもたじたじだ。強烈だったのは、昨年急逝した萩原健一主演の『坊さん弁護士・郷田夢栄』。僧侶にして弁護士の夢栄が少年犯罪の裏を暴くのだが、その調査はすさまじい。仏像の前で怒りまくったり、チンピラと対決したり、クライマックスには犯人に馬乗りになって「全部ここで吐け!!」と大暴れする。とても仏の道にいるとは思えない激しさであった。 人気が高かったのが、浜木綿子主演の『尼さん探偵シリーズ』。このシリーズのサブタイトルはすごい。第一弾『吊り鐘から死体!破戒尼トリオ危機一髪』、第二弾『墓地に幽霊!釣り鐘に死体?色即是空殺人事件』などなど。庵主さま(浜)がゴーン!と鐘をついたら中から死体が落ちてくるわ、墓地にはわざとらしく白装束の幽霊がうろうろするわ。キャーキャー言いつつ、実はそんなことにびくともしない庵主さま。棒を振り回す乱暴者には長い数珠を振り回して立ち向かう。時にはカツラをつけて尾行までする。尼さん探偵に不可能はない! 坊さんドラマの面白さは、穏やかに仏の道を説く職業的イメージとの熱血キャラクターとのギャップだ。何かというと説法をはじめ、毎回顔を赤くして走り回る伊藤英明の「熱」こそが、このドラマのカギなのである。
2020.03.11 07:00
NEWSポストセブン
紅茶CMに出演している伊藤健太郎
紅茶CMが変化 小泉、あややの時代から今はイケメンも登場
 時代の移り変わりを示すのがCM。近年、紅茶のCMが変化している。その内容や登場するタレントはどう変わってきたのか? 紅茶CMを長年チェックしてきたコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * 最近、紅茶のコマーシャルが変化してきている。代表例が、キリン『午後の紅茶』。午後ティーのCMといえば、長く女性キャラクターの印象が強かった。古くは1990年代の小泉今日子。おしゃれリーダーでもあった彼女が、ガレージセールに出たり、星の観察をしたりしながら、『午後の紅茶』を楽し気に飲めば、おしゃれ女子は飲まずにいられない。愛飲者にプレゼントされた『コイズミトランク』も毎年デザインが変わって、女の子たちに人気だった。ちなみに当時の主流は、缶入りである。 その後、2000年代には松浦亜弥が登場。夏は氷を入れた大ジョッキに紅茶を注ぎ、「グッビグビ!!」と飲み干したり、ハトの被り物をして三時には午後の紅茶をと歌い踊る松浦は、お茶を楽しむというキョンキョンの文化系路線から、一気にゴクゴクの体育会系に変化。プレゼントのトランクの通称も「あやトラ」とパンチがある。元気のいい女の子の象徴的CMだった。 さらに2010年代には、スーツ姿の新入社員・蒼井優がオフィスで紅茶を飲みながら一息ついたり、コンビニで「箱入り!」と驚きながら、女子高生たちに人気の箱入り紅茶を手にしたりと働く女性路線に。近年は、上白石萌歌がaikoの『カブトムシ』やスピッツの『楓』など青春路線のシリーズも話題になってきた。 そんな流れを経ての今年の『午後の紅茶』。「紅茶派。」をキャッチフレーズにしたCMに出てくるのは、深田恭子、新木優子、リリー・フランキーである。「紅茶派宣言篇」「紅茶派宣言 ありのままの私篇」では、仕事をしたり、友だちと笑ったりしつつ、紅茶を飲む三人がそれぞれ映し出される。仕掛けもギャグもなし。ありのままに三人の横にさりげなく紅茶があるのがミソ…と言いたいが、このCMで一番「さりげないミソ」は、リリー・フランキーの存在だ。はるか遠い国から紅茶の国にやってきたおじさんが、「コーヒー派から寝返っちゃおうかな」とつぶやきながら、ここにいることこそ、『午後の紅茶』が一歩違う路線へと進み出た証である。 一方、25年目のフルリニューアルとなったコカ・コーラの『紅茶花伝 ロイヤルミルクティー』も、攻めている。朝ドラでも注目された伊藤健太郎が、「開発三年目の社員」となって、スーツに長靴といういでたちで牧場に出かけ、何をするのかと思ったら、乳牛の前で深々とお辞儀をしながら、「牛乳をください!」と頼み込む。彼の願いは、ミルクティーをなんとなくで選んでいる人に国産牛乳だけを使った本気のミルクティーを届けることなのである。これまでにも茶葉にこだわったり、カロリーや甘さに言及したミルクティーCMは多かったが、ここでは改めて「牛乳」へのこだわりを前面に出し、お仕事ドラマ的な表現をしたところに力強さがある。 ミルクティーを愛する彼らは「ミルクティー男子」と呼ばれるらしい。狙うは男子かおじさんか。紅茶の静かな拡大作戦は続く。ガツガツしないところが、紅茶らしいとも言えそうだ。
2020.03.04 07:00
NEWSポストセブン
公式HPより
秋山竜次は裸の王様を“熱演” Eテレ童話番組が贅沢すぎる
 日本の昔話や世界の童話を紹介する子供向け番組『おはなしのくに』(NHK・Eテレ)。子供たちに読み聞かせや読書の楽しさを伝えるために、テレビでおなじみの俳優や芸人らがその物語を1人で演じている。この番組の魅力について、コラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * どんなドラマより贅沢な「おはなしのくに」 Eテレの『おはなしのくに』は、どんなドラマよりも贅沢な番組といえるかもしれない。 以前、このコラムで皆川猿時の「さるかにがっせん」を紹介したが、最近、ますます面白さに拍車がかかっているのである。 たとえば、2月に放送された「はだかの王さま」。有名なアンデルセン童話に登場したのは、ロバートの秋山竜次であった。はだかの王さま=秋山。こう聞いただけで、「ぴったり!」と膝を打っている方も多いと思う。それはもう、想像以上にぴったりであった。 秋山は着道楽の王さまから、「愚か者には見えない特別な織物で作った服を作る」と王さまを騙す悪人二人組、大臣、役人、パレードの最中「王さまは裸だ」と指摘する無邪気なこども、見物する群衆、さらには物語の語り手まで、ひとりで演じ分けたのである。最後は黒にしましま模様のブルマようなパンツに王冠だけの王さまになってのしのしと歩き回る秋山を見て、私は言わずにはいられなかった。「適材適所…」 そういえば、秋山のクリエイターズファイルの中のひとり、トータル・ファッション・アドバイザー、デザイナーのヨウコ・フチガミの目指すところは「裸が一番のおしゃれ」ではなかったか。それを思うと、ますます「おはなしのくに」のキャスティングの鋭さに感心するばかりである。私の中では、秋山の「王さま」と渡辺直美が腹にでっかく「金」と金文字を書いた腹掛け、大きなマサカリをかついででてきた「きんたろう」が「おはなしのくにベストキャスト」のトップ争いをしている状況だ。 もうひとつ、「おはなしのくに」で注目したいのは、別枠で「コワイオハナシノクニ」があること。過去の作品はHPで観られるようになっているが、そのページの中に薄気味悪い黒い四角があり、マスコット人形と「忘れられないコワイ世界をお届けします…」「ぼっちゃん、じょうちゃん、ちょっとだけ寄っていかないかい…」と誘いの文字が。そこでは本郷奏多の「耳なし芳一」、山本美月の「皿やしき」、矢本悠馬の「おいてけぼり」といった怪談話が観られるのである。 霊に憑りつかれ、全身にお経を書かれた芳一も怖いし、一枚二枚と皿を数えるおきくの幽霊も不気味だし、のっぺらぼう三連発のおいてけぼりも恐ろしい。確かに三作は「コワイ」が、私が思うにビジュアル的にすごく迫力なのは、「コワイ」には入っていない安達祐実の「雪女」である。 雪女を見たことを決して言ってはならぬと誓わされていた男が、ついその話をしてしまった瞬間、妻が雪女に豹変する。「お前は約束を破ったな!」ひえーっ。すごいのは、吹雪の中で目を吊り上げる白装束の雪女も戦っている男ももちろん、安達祐実ということ。男に別れを告げる雪女の哀しさまでも見せるのは、さすがだ。 一人芝居でドラマのすべてを表現する「おはなしのくに」には、俳優の演技力が如実に出る。実力のある出演者が、10分という短い時間の中で、物語の真髄をこどもたちに伝えようと奮闘するのである。こんな贅沢な番組、めったにない。
2020.02.26 07:00
NEWSポストセブン
大地真央は唯一無二の女優、NHKドラでは魔王役がハマる
大地真央は唯一無二の女優、NHKドラでは魔王役がハマる
 宝塚歌劇団月組のトップスターとして活躍し、その後、女優として多くの作品に出演している大地真央(64歳)。女優として異色の存在感を放つ彼女の魅力についてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * 大地真央は日本一幸せな女優かもしれない。このところ、「アイフル」CMの女将さんとして、フランス女優、車掌、コスプレアイドルなど面白すぎる姿で出てきていたが、ドラマでも異色の役に。NHK夜ドラ『伝説のおかあさん』では、RPGの世界で、かつて伝説の魔法使いメイ(前田敦子)によって封印され、このたび蘇った魔王役だ。 魔王はショートボブの頭頂に渦巻きが乗っかったような独自のヘアスタイル、ゴージャスないでたちで、ロングつけまつ毛をブワンブワンさせながら、「愚かな人間どもめ」と魔王感を見せつける。しかし、おとぼけな一面もあるようで部下から少子化で人間の数が減っていると聞くと、「ショーシカ? 魔獣の類か」と解釈したりする。 前田のファンシーな子連れ魔法使いをはじめ、このドラマに出てくる人物は、全員コスプレ感いっぱいなのだが、この魔王は一番浮世離れしているはずなのに、すごくしっくりきているのである。この芸名になったその日から、いつか「魔王役がくるかも?」と思っていたかもしれないが、それが実現してしまうって。大地魔王(あえてこう書かせてもらいます)の幸せ度の高さの表れといえるだろう。 女優大地真央のキャリア、特にテレビドラマについてのキャリアは、なかなかマネができないものが多い。 多くの人は『勇者ヨシヒコと導かれし七人』のレオパルド(ひとみ)役を思い出していることと思う。カールした黒髪、黒いハットに白手袋、赤い裏地の黒マントで闘牛士のような華麗な動きをみせるレオパルドは、ヨシヒコ(山田孝之)らに「お前たちこそが世界を滅ぼさんとする悪者!」と言い放つ。これまたコスプレ感あふれる役柄だったが、当然のごとく違和感なし。 私が個人的に特に好きなのは、バブル時代真っ只中の1989年から主演した『女ねずみ小僧』シリーズだ。 なんとここでは、『女ねずみ小僧』チームのリーダーとして登場。そもそも「小僧」が女というだけでもなかなかなのに、それが集団で出てくるのである。そのスペシャル版第一弾『女ねずみ小僧スペシャル1いけないことだぞ!大江戸マラソン博奕地獄』では、女ねずみ小僧たちが、箱の中で早替わりしたり、幻灯機を使って刑事ドラマの捜査会議みたいなことをしたりする。悪徳商人宅の地下には南蛮博奕(ルーレット)などがある違法カジノだし、マラソンメンバーに瀬古選手がいる?と思ったら、当時、そっくりさんとして知られた三遊亭楽太郎(現・圓楽)だよ。 いったい誰がこんな物語を書いたのかと思ったら、三谷幸喜先生でした。ちなみに第三弾のタイトルは『狙われたからくり城 史上最悪のダイハード』で、お察しの通り、城をテロリストに占拠されるというストーリー。ブルース・ウィリスもびっくりである。 このほか、『武蔵坊弁慶』では伝説の女武者として知られる巴御前、大河ドラマ『武田信玄』では、勇ましく戦場にも出ようとする側室里美、『功名が辻』では信長の妹にして戦国の美女として名高いお市なども演じている。今後、唯一無二のキャリアにどんな役が加わっていくのか。魔王の次は「大地」だったら、幸せだが、そうなると、神話の世界か…。いや、ありうる。そう思わせるものが、何かある。
2020.02.19 07:00
NEWSポストセブン
上白石萌歌
女優の顔に新たなブーム、太鳳、架純、萌音&萌歌の共通点は
 最近、ドラマや映画などで活躍する女優の顔にはある特徴があるという。キーワードは「頬ふっくら」だという。その人気の秘密をコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * 近年、女子の理想の顔型といえば「小顔」だと信じられてきたが、ここへきて大きく変化してきた。ふっくらぷっくり下膨れフェイス女子の元気のよさが目立っているのだ。 その先駆けとなったのが、日本を代表する下膨れ系、日本テレビの水卜麻美アナである。『ヒルナンデス!』時代は物産展ハンターと呼ばれてカニなどを豪快に食べまくり、『嵐にしやがれ』のゲストになったときはカルボナーラをほおばって「パスタを飲んでる」「ヘビの領域」と言われるなど伝説を次々打ち出し、昨年の『24時間テレビ』でも黄色いTシャツで総合司会をしつつ、マラソンまでしてのける張り切りぶりを見せた。出てくるだけで画面を明るくする彼女のパワーの源は何かとよくよく見れば、やっぱりパンチのある笑顔。ほっそりと頬がコケたアナウンサーにはできない、面積多め、文字通りの「満面の笑み」であった。 そんな水卜アナに対抗すべく(?)フジテレビが送り出してきたのが、杉原千尋アナだ。『石橋貴明のたいむとんねる』で、石橋に「パグパン」「ぶり女」(杉原は富山出身)などと呼ばれる杉原は、平成7年生まれの24歳で、番組のネタが昭和歌謡などだとさっぱりついていけず、きょとんとしている。「満面のきょとん」という新たな路線(※本人は新たな路線だとは思ってないと思います)で、今後、どう成長していくか楽しみでもある。 女優陣では、ともに朝ドラ女優となった土屋太鳳と有村架純という二大若手下膨れ系の活躍が目立つ。このふたりには貫禄さえ備わった印象だ。 そして昨年からぐぐっと出てきた下膨れ系が、上白石萌音、萌歌姉妹である。 大河ドラマ『いだてん』では、萌歌が伝説の金メダリスト、前畑秀子役。国民の期待を背負い、決勝のプールに飛び込んだ前畑をカメラが正面から追う。水泳帽で髪をまとめているため、しっかりフェイスラインがわかる水中丸顔アップに、奮闘ぶりがリアルに出た。その萌歌は、まもなく放送されるNHKBSプレミアムドラマ『ファーストラヴ』で父親を殺した女子大生という難役を演じる。うつむきがちの「満面憂い顔」にも注目したい。 一方、萌音はドラマ『恋はつづくよどこまでも』で、高校時代、偶然出会った医師の天堂(佐藤健)に恋した新人ナース佐倉七瀬に。「あの日、見えたんです。道が。先生へと続く道が」と、いきなりそう言われても困るような熱烈告白をするものの、病院内で「魔王」と呼ばれる完璧主義者の天堂は、お前を相手にする確率は「0.0001パーセントもない!」と嫌な顔をし、どうするのかと思ったら、七瀬の頬を片手でむぎゅっとすしぼめてしまった…。自慢の(かどうかは知らないが)下膨れほっぺをしぼめられてはひとたまりもない。魔王は弱点をよく知っているのである。 癒し系とは一味違う愛され顔の彼女たち。『女の一代記』など大きな作品では、30代でも女学生姿になることも多い。その点、童顔に見られがちな下膨れ系なら、違和感なし! 強みを活かして、幅広い作品に進出してもらいたい。
2020.02.12 07:00
NEWSポストセブン
(時事通信フォト)
大河で注目の門脇麦、別ドラマでは”ヒゲの紳士”を好演
 NHK大河ドラマ『麒麟がくる』で注目度が高まっている女優の1人が門脇麦だ。彼女が活躍しているのは、この大河だけではなかった。コラムニストで時代劇研究家のペリー荻野さんが“女優・門脇麦”について解説する。 * * * 大河ドラマ『麒麟がくる』には、今のところ、ふたりのヒロインがいる。一人はいろんな意味で注目を集めた斎藤道三(本木雅弘)の娘・帰蝶(川口春奈)。もう一人は駒(門脇麦)である。 駒は、初めて京に出た明智光秀(長谷川博己)が、叔父の主君・斉藤道三の妻・小見の方の病を治せる名医を探すうちに出会った望月東庵(堺正章)の助手。第一話で光秀に自分が戦災孤児だと打ち明けた駒は、心から戦を憎み、「麒麟というのは穏やかな国にやってくる不思議な生き物だよ。それを呼べる人が必ず現れる。その人は麒麟を連れてくる」と目をキラキラさせて語る。その言葉を聞いた光秀は、「麒麟のくる国を目指す」と誓うのだ。 …ということは、この物語のすべてのカギは、駒がもたらしたものじゃありませんか! 出演者クレジットで「明智十兵衛光秀」の次に堂々と「駒」の名前が出てくるのも納得だ。  そんな超重要人物の駒は、毎回、よく働くのである。光秀らが織田軍と戦って、辛くも勝利すると、傷ついた人々を直ちに看護。やっと落ち着いたと思ったら、帰蝶が木登りをしてリスをつかまえたときに小枝で足を切った、なんてことを言ってきたので、さっそく手当て。戦国の白衣の天使か保健室の先生か。さらに、幼いころ教えられた歌を、光秀の母(石川さゆり)の前で歌い始める。小松菜奈とのデュオ『さよならくちびる』などで知られる歌い手でもあるとはいえ、門脇麦もベテラン歌姫・石川さゆりの前でアカペラで歌うんだから、さぞかし緊張したことだろう。 そんなわけで、純真で可愛らしい駒は殺伐としがちな戦国ドラマのアイドルといってもいい存在なのだが、そんな折も折、門脇麦は別のドラマで衝撃的な姿になって目の前に現れた。BSプレミアム『シリーズ横溝正史短編集Ⅱ 金田一耕助 踊る!』の第二話「華やかな野獣」だ。 内容は、戦後の混乱期、マスクをつけた男女が一夜の相手を探すパーティーが終わるころ、ホテルの美しい女主人が殺された事件を名探偵・金田一耕助が調べるというもの。前シリーズ同様、池松壮亮演じる金田一がものすごくズタボロなだけでも、サブカルのにおいがぷんぷんするが、この「華やかな野獣」は、なんと登場する男たちもすべて女優が演じるという趣向だったのだ。捜査を指揮する警部は能面のようなメイクにヒゲの我妻マリ、被害者の乱行ぶりをキーキー声で報告する鑑識はヒゲが横にビーンとのびたアン ミカ、そして謎のパーティーに出ていた紳士こそ、ヒゲをつけた門脇麦だった! 年齢的にもビジュアル的にも不可思議にしてアンバランスなこの配役。どよーんとしたままに、犯人のトリックが暴かれる。うなだれるヒゲの美女たち。ちっとも事件が解決した気がしない。それがこの30分ドラマの狙いだったのか。女優がヒゲをつけて出たドラマといえば、天海祐希の「女信長」を思い出すが、そのヒゲには男としてふるまう理由があったもんね…。 令和二年は、門脇麦の可能性の幅広さに圧倒されて始まった。『麒麟がくる』の駒は架空の人物だけに自由自在に動ける。駒が麦がどう変化するか予想もつかない。まだまだ驚かされる気もする。
2020.02.07 16:00
NEWSポストセブン
番組公式HPより
『麒麟がくる』カラフル衣装はキャラクターの心情をよく表現
 長谷川博己主演で話題を呼んでいるNHK大河ドラマ『麒麟がくる』。登場人物のカラフルな衣装がネット上では賛否を呼んでいるが、専門家はどう見たか。時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * そんなわけで、早くも戦乱の真っただ中に突入している大河ドラマ『麒麟がくる』。  色鮮やかな映像の数々が話題になっているが、私が注目したのは「衣装の主張」だ。過去には、市川染五郎(現在の松本白鸚)が戦国期に南蛮貿易を志す呂宋助左衛門を演じた『黄金の日日』(1978年)で東南アジアの布を衣装に取り入れた例などはあったが、『麒麟がくる』ほど衣装で登場人物のキャラクターを表現した大河ドラマはなかった。  たとえば、主人公の明智光秀(長谷川博己)は、緑ベースの着物。まっすぐに伸びる竹や笹のイメージだと言われるが、まさしく若き光秀は生真面目でピュアな若竹のような青年だ。生地はペラペラだが、その分、若者らしい清潔感や軽やかさが出る。 その光秀のペラペラ仲間といえば、学友だった斎藤義龍(伊藤英明)。彼は赤が好みらしいが、ちょっとくすんでいるところがポイントだ。斎藤家の嫡男とはいえ、自分が正室の子ではなく、側女の子だと屈折したところのある義龍の心情が出ている。  第二話にはもうひとりのペラペラ土岐頼純(矢野聖人)が登場。美濃の実権を妻・帰蝶(川口春奈)の父斎藤道三(本木雅弘)に握られていることに怒り、言いなりにはならないと言い放つ。水色をアクセントにした公家か官人のような装束でいかにも育ちがよさそうな頼純にしては強気じゃんと思ったが、登場して数分後には、道三に毒殺されてしまった。あらら。 やっぱり親父世代はペラペラ世代より、陰謀にしても衣装にしても一枚上手。この世代は、その貫禄に比例するごとくゴッテリした生地をご愛用だ。  毒に苦しみ、息絶える頼純を流行り歌を口ずさみつつ平然と見つめていた道三。光秀と初対面の際に着ていたのは、黒に赤い柄が浮き出るゴブラン織りのような凝ったものだ。屋敷の中でブルンブルンと槍を振り回す武闘派だが、金勘定はしっかりしていて、光秀の旅を費用を出してくれたのかと思ったら、戦の働きで返せという。さすが「まむし」のニックネームを持つだけはある。今後、蛇柄の着物もあるかも。 もうひとり、衣装がよかったのは、光秀が堺で出会った三淵藤英(谷原章介)。足利将軍家の奉公衆という身分で、どこか貴族的な雰囲気の藤英は、白地に金色の模様が入った高級和菓子の包み紙のようないでたちだ。悠然と微笑とほほ笑んでいるが、将軍家は衰えるばかり。藤英の衣装はどうなる…。 そして、ゴッテリ親父の代表といえば、松永久秀! 光秀が鉄砲を買おうと訪れた店に現れ「このわしを怒らせて生き残った者は堺といえども一人もおらん」と怖い顔で店主に脅しをかけた久秀の上着は、赤やら黄色やらの線がスパークしたような派手な柄だ。演じているのが吉田鋼太郎だからか、これが着物じゃなくナイトガウンに見えたのは、私だけ? その後、久秀は酔っ払って寝入った光秀の懐から金を抜き出し、枕元に「また会おう」という手紙と鉄砲を置いて姿を消す。食えない武将、裏切り者、梟雄(きょうゆう)と呼ばれる久秀は、爆死したともいわれる人物。あのスパーク柄には深い意味があった!? その生きざまも含め、久秀がどんな衣装で現れるか。注目です。
2020.02.02 07:00
NEWSポストセブン
北村一輝
朝ドラ、ヒットの陰に“親父役” 北村一輝も存在感際立つ
 戸田恵梨香主演で話題を集めているNHK連続テレビ小説『スカーレット』。この朝ドラでは、女性陶芸家・喜美子(戸田)の父親・常治を演じた北村一輝が抜群の存在感を発揮した。昨年末の放送で常治が亡くなると、ネット上では“常治ロス”になる視聴者が続出したほど。朝ドラにおける“親父役”の役割についてコラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * そんなわけで、すっかり静かになった感じがする朝ドラ『スカーレット』。静かになった理由は明白。ヒロイン喜美子のおもしろ親父・常治がいなくなったからだ。 思えば、このドラマを強力に押し進めてきたのは常治だったともいえる。事業を失敗して貧乏なのに、見栄っ張りな常治は、酒が入るとさらに気が大きくなる困り者。大阪に働きに出た喜美子の仕送りだけでは足りなくて、大事な貯金まであてにする始末。それでも家族に対する愛情はものすごく、喜美子との結婚を考える八郎(松下洸平)が挨拶に来ると「虫、虫!!」と床をたたきまわり、彼を追い立てたりする。ほとんどギャグのような動きを見せるのである。 ヒロインと相手役が注目されがちだが、実は「いい親父が出る朝ドラはヒットする」のである。頑固、意固地、変人、照れ屋に口下手。こういう親父が出てくるとドラマは俄然面白くなる。過去には最高視聴率55.3%を記録した1985年『澪つくし』(主演・沢口靖子)の津川雅彦、1986年『はね駒』(主演・斉藤由貴)の小林稔侍、1992年『おんなは度胸』(主演・泉ピン子、桜井幸子)の藤岡琢也、2012年『梅ちゃん先生』(主演・堀北真希)の高橋克実などがいい親父っぷりを見せていた。 個人的には1976年の『雲のじゅうたん』で、飛行士になりたいと言いだした娘真琴(浅茅陽子)に「バカもーん!!」と怒り心頭だったリアル波平さんのような明治男の父(中条静夫)が忘れがたい。この波平タイプは、2016年の『あさが来た』で活発過ぎる娘あさ(波瑠)に「こら、あさ!!」と怒っていた父(升毅)に受け継がれている。分厚い壁かでかい岩のような親父に立ち向かってヒロインを奪うからこそ、ヒロインの相手役はかっこよく見えるのである。 では、今後、誰が朝ドラ親父を演じたらよいか? これまで親父役を多く演じている俳優では既視感がありすぎる。数々のドラマで暴れてきた北村一輝も初めての朝ドラで親父役だったからこそ、新鮮味があったのである。そう考えると人選は難しい。いろいろ考えた結果、音楽界にいい人材がいるのではないかと思い至った。 たとえば、谷村新司。今年72歳になるといってもまだまだ若い。関西が舞台の朝ドラならネイティブだし、困ったときにはギターを持ち出して、心情を楽曲にすればいい。当然、親父仲間としてギター仲間が次々登場。過去には『てるてる家族』(主演・石原さとみ)のようなミュージカル仕立ての朝ドラもあった。毎回大合唱で締めくくられる歌声喫茶ドラマになってもいい。 もうひとり期待しているのは鳥羽一郎。名前を記すだけで漁場の風が吹き抜けるようだ。海辺の町を舞台にしたドラマにこれほどふさわしい頑固親父はいないはず。ここは思い切ってセリフはほぼなしでもいいじゃないですか…って、私は誰に語りかけているんでしょうか? 不器用だがあたたかい。そんな親父を演じるなら、歌一筋にやってきた人たちはぴったりといえる。演技も大事だが、そこにいるだけで頑固モードがほとばしり、絵になる。貴重な存在を発掘して、ドラマを盛り上げてほしい。
2020.01.22 07:00
NEWSポストセブン
新ドラマは好調な発進
木村拓哉 従来の鉄則を封印、”キムタク作品”の新ジャンル
 令和2年も年始から多くのドラマが放送されたが、コラムニストのペリー荻野さんが注目したのはこの2作品。木村拓哉主演の特別ドラマ『教場』(フジテレビ系)と、芳根京子主演の連続ドラマ『チャンネルはそのまま!』(テレビ朝日系)だ。この2作はこれまでの2人の主演作と決定的に異なる点があるという。ペリーさんが詳しく解説する。 * * * ふたつの「封印」が年始ドラマを盛り上げた 年末年始、テレビばっかり見ていたみなさま、お疲れ様でした! 多くの特番が放送された中で、私が注目したのは、ふたつの「封印」がドラマを盛り上げていたことだ。 一つ目は木村拓哉主演の『教場』。フジテレビ開局60周年特別企画で、放送前から白髪の木村の姿が話題になり、オンエア直後から、笑顔ゼロの演技も話題になった。しかし、ここで本当に封印されていたのは、木村拓哉の「アップ」だった。 警察学校の教官である風間(木村)は、ある事件により右目を失明しており、常に色付きの眼鏡をかけている。その指導は冷徹で厳しく、観察力、推理力は恐ろしいほど。教え子に警察官として不適切な要素を見つけると即座に「退校届」を提出するように命じるのである。 靴音を響かせながら教室に向かう後ろ姿、薄暗い道場でひとり瞑目する剣道着姿、花壇に水をやるうつむいた背中…カメラは遠方から木村を狙う。ほとんど彼の表情を映さない。 笑顔はもちろん、怒りも焦りも、その表情をアップですべて拾うのが、木村拓哉ドラマの鉄則だった。だが、このドラマではそれを封印。生徒が隠し持っていた拳銃を突きつける場面では、いつものカッコよさが強調されるのか?と思ったが、アップになったのは、木村の顔ではなく、発射された弾が打ちぬいた白黒の的中心の穴だった。このドラマは、木村拓哉新ジャンルの幕開けだ。 もうひとつ注目の「封印」は、テレビ朝日で放送中の『チャンネルはそのまま!』の芳根京子である。 このドラマは、昨年、北海道テレビ開局50周年記念作として各地の系列局や独立局で放送されて以来、SNSや配信でも話題を集め、日本民間放送連盟賞グランプリを獲得。ついに地上波で全国放送となった。 物語の舞台は北海道のローカルテレビ局。ここに謎の「バカ枠」として採用された新人の報道局員・雪丸華子(芳根)がズッコケつつ奮闘する姿を描くコメディである。  雪丸のやることはすさまじい。撮ってきたニュース映像にレッサーパンダが二匹映って区別がつかないなんてことは序の口。芝生広場で生放送中のお天気キャスターの後ろで虫取り網を振り回す姿が映り込んだり、放火事件取材ではカメラのバッテリーが終了。デパ地下グルメ紹介番組では勝手に会場に来て試食をしまくる。だが、雪丸の驚くべきドジが、なぜか周囲を巻き込んで、番組や局全体を盛り上げてしまうのだ。彼女を見つめる情報部部長の小倉(『水曜どうでしょう』のチーフディレクターとして知られる藤村忠寿)が、「バカはきっかけをくれる…」などとバカ枠の意義を解説するのも面白い。 芳根京子といえば、朝ドラ『ぺっぴんさん』でいろいろ苦労しつつもこども服メーカーを創立する女性を演じていた。以後、映画『散り椿』などにも出演していたが、印象としてはまじめでおとなしく、まつ毛に憂いを醸し出していたように思う。それがこの『チャンネルはそのまま!』ではどうだ。常にやる気満々で気持ちだけが先走り、思いに体が追い付かないので、なぜか鼻だけが前へ前へと進んでいるような妙な動きを見せて笑わせるのである。憂いまつ毛封印!これがよかった。 主演俳優の従来のイメージ、得意技を封印するのは勇気がいる。しかし、それが観る人を引っ張る。ふたつのドラマは、それを教えてくれた。
2020.01.09 16:00
NEWSポストセブン
NHK紅白、メドレー多数のワケと民放の音楽番組との違いは?
NHK紅白、メドレー多数のワケと民放の音楽番組との違いは?
 大晦日に放送される第70回NHK紅白歌合戦。YOSHIKIとKISSの競演や、竹内まりや初出場などが話題になってはいるが、今のところあっと驚くような目玉はない。そんな今年のNHK紅白の注目ポイントについて、コラムニストのペリー荻野さんが独自の視点で解説する。 * * * 早くも「メドレー紅白」と呼ばれる可能性大の今年の「紅白歌合戦」。  嵐の「嵐×紅白スペシャルメドレー」をはじめ、関ジャニ∞、King & Prince、TWICE、DA PUMP、氷川きよし、松田聖子、MISIA、ゆず、福山雅治は当日ライブ会場からの中継で「デビュー30周年直前メドレー」。実に10組もの面々がメドレーになるという。 なぜまた、こんなにメドレーが?理由はいろいろあると思うが、一番の理由は「少しでもいっしょに歌ってほしい」という製作側の願望だろう。歌い手のことはよく知らなくても、みんながよく知っているメロディ、CMや主題歌の一節ならば「聴いたことがある」と耳に引っかかる可能性が高い。国民的ヒット曲のない時代ならではの対策といえる。  もうひとつ、気になるのは、民放の音楽番組との兼ね合いだ。毎年恒例のスペシャル音楽番組は大型化している。今年は、TBSの『音楽の日』は、第一部は午後2時にスタート、途中2時間ほど間が空いて第二部は朝5時までの生放送。日本テレビ系の『Best Artist2019』も約4時間、フジテレビ『FNS歌謡祭』は2週連続、紅白直前の27日放送のテレビ朝日『テレビ朝日開局60周年記念 ミュージックステーション ウルトラSUPER LIVE2019』も昼12時から11時間超の生放送。 音楽番組は作る方も観る方も体力がいるのである。当然、どの番組も今年話題になったネタを盛り込む。たとえば『アナと雪の女王2』のヒットを受けて、フジテレビもディズニーの楽曲を取り上げ、テレビ朝日も神田沙也加はじめ、多くのアーティストが参加してディズニー映画の楽曲を歌うという。全局、さまざまな形のメドレーや懐かしのヒット曲も多い。 かつて特別な長時間生放送の歌番組だった「紅白」は、今はこうした大型歌番組の大トリのような存在になった。大トリらしく、今年はAIで美空ひばりも蘇るし、ビートたけしの歌手としての初出場、竹内まりや、松任谷由実も出演と大御所の話題が続く。このどっしり感は、さすがとも思える。 だが、「紅白」の一番「紅白」らしいところ、民放の音楽番組と違う点は、またしても紅組の司会が綾瀬はるかということだ。民放は嵐のメンバーや安住紳一郎、タモリなど安定した司会者が揃う。司会者の動向に注目が集まることはほとんどない。一方、綾瀬はるかは、かつてTOKIOとのトークで「天然とはちょっとワケが違う」と自身を評したものの、その「ワケ」が解明されないまま今日に至る。 これまで二回(2013年、2015年)の綾瀬登板の「紅白」では、放送中、紅組の歌手だけでなく、総合司会者、白組一同、視聴者もみんなで彼女をハラハラと見守ってきたはずだ。 さすがに二回目は落ち着いてきたのか、ゴールデンボンバーが四回連続『女々しくて』を紅白で歌う珍記録を達成したと聞いて「あと何年この曲でいかれるんでしょうね…」とつぶやいたりしていたが、三度目はどんな発言が? 綾瀬司会が無事に終わると「よかったよかった」と胸をなでおろす。いまや、この瞬間が一番「紅白」を実感できるときなのかもしれない。
2019.12.26 07:00
NEWSポストセブン
『いだてん』、最低視聴率に終わっても「名作」と言えるワケ
『いだてん』、最低視聴率に終わっても「名作」と言えるワケ
 NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』の全47回の平均視聴率が関東地区で8.2%、関西地区で7.1%(ビデオリサーチ調べ)となり、大河史上最低となった。視聴率は低迷したものの、評価が低かったわけではなかった。『いだてん』を「名作」と言い切る時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんが振り返る。 * * *『いだてん~東京オリムピック噺』が終わった。宮藤官九郎がタクシードライバー役でひょっこり顔を見せるあたり、いかにもこのドラマらしい最終回だったと思う。 それにしても『いだてん』ほど、「面白い」とコラムを書いたり、コメントを出すたびにさまざまな反応をもらった大河ドラマはなかった。コラムを読んだという方に呼び止められ、「こんなドラマをほめちゃいかん」と20分近く語られたこともある。出演者や視聴率についてもずいぶん騒がれた。 ここでは『いだてん』を名作だと思っている立場から、勝手に反省会をしてみたいと思う。  第一話を見たとき、正直「大変なことになる」と思った。それは従来の大河ドラマファンには容易に受け入れられないだろうと感じたからだ。一話は昭和34年、東京オリンピック開催決定の場面からスタート。それから明治になったり、昭和になったり。まさしく、いだてんのスピード感でドラマが展開する。 主人公の金栗四三(中村勘九郎)や田畑政治(阿部サダヲ)、日本のオリンピック初参加を決めた嘉納治五郎(役所広司)を、よく知らない視聴者も多かったに違いない。過去にも『おんな城主直虎』の直虎(柴咲コウ)や『花燃ゆ』の杉文(井上真央)のように無名の主人公はいたが、それらにはたいてい織田信長、吉田松陰など大河ドラマではおなじみの歴史の大人物が登場する。「今度の信長は誰?どんな風に演じる?」と確認に近い見方もする視聴者も多いのだ。『いだてん』は、今までほとんど知られていなかった出来事もどんどん盛り込む。たった二人の選手から日本五輪の歴史が始まったこと、戦前のロサンゼルス五輪のエキシビジョンで日本選手団がふんどし姿で「日本泳法」を披露したこと。オリンピックのための競技場から学徒が出陣していったこと、戦時中には「禁演落語」があったこと、1964年の東京五輪の聖火が沖縄を走って人々を勇気づけたこと。オリンピックと戦争は大きなテーマだった。東京オリンピック開催を戦争のために「返上」すると決まった際、田畑は叫ぶ。「総理大臣に電話するなら、(オリンピックでなく)戦争をやめると電話してくれ!」 スポーツを女性たちの活躍から描いたことも新しかった。大正期、「女子の体育ば、俺はやる」と決意した四三の教え子の女子学生が、靴下を脱いで走っただけで、親や世間から非難される。彼女たちは教室に立てこもり、「靴下を脱いだくらい何が悪い」とおとなたちに問うのだ。 日本初の女子オリンピック選手人見絹江は、短距離で結果を出せず、「このままでは日本に帰れません」と泣きながら訴えて出場した800メートル走で見事銀メダルを獲得。彼女は国内で記録を出しても「怪物」と呼ばれていたのだという。そして、特訓につぐ特訓を続ける女子バレー、東洋の魔女たち。これ以上、青春を犠牲にしなくていい、嫁に行けという鬼コーチに対して、川西選手、通称ウマ(安藤サクラ)は「これが私の青春」ときっぱり言い切るのだ。 今まで知らなかったことを知る。知っていろいろ考えさせられるのがテレビの醍醐味だ。田畑が浜松で選挙演説をした際にチラリと映った「原子マグロは買いません」の張り紙など小ネタも含め、攻め続け、走り続けた『いだてん』はやっぱり面白いドラマだった。以上、勝手に反省終わり。
2019.12.20 16:00
NEWSポストセブン
桑野はなぜいつもポロシャツ?ドラマのファッションの狙いは
桑野はなぜいつもポロシャツ?ドラマのファッションの狙いは
 ドラマでは個性豊かな登場人物たちがさまざまなストーリーを展開していく。彼らのキャラクターをイメージづけるのに大きな役割を果たしているのが、ファッションだ。今シーズンのドラマでは、どんな役割を果たしているのか? コラムニストのペリー荻野さんが解説する。 * * * いよいよ大詰めを迎えた今シーズンのドラマ。見渡して気がつくのは、それぞれの個性を象徴する主役たちのファッションだ。 たとえば、私が「スーパーポロシャツ男」と名付けた『まだ結婚できない男』の阿部寛。 「フン」と嫌な顔をして屁理屈をこねては周囲の女性たちにげんなりされている建築家の桑野(阿部)の定番の服装といえば、ポロシャツだ。仕事のときもひとりで凝った料理を作るときも、黒やネイビーのポロシャツを愛用。カーキもお好みのようで、ドラマのオープニング映像では、カーキのポロシャツにカーキのパンツ姿でカーキのハンモックにゆらゆらされている。そろそろ寒くなってきたと思ったら、ちゃんと出ました長袖ポロシャツ。ちょっと気になるカフェの経営者 (稲森いずみ)と観劇に行ったり、鼻息の荒い弁護士まどか(吉田羊)と会うときには、ポロシャツの上にジャケットをオンするのである。 思えば、13年前の『結婚できない男』の桑野もポロシャツ愛好者であった。ポロシャツ着用には、桑野のこだわり不変ぶりを象徴するという大事な意味があるのだ。 もうひとり、ファッションに意味があったのは、『時効警察はじめました』の霧山修一朗(オダギリジョー)。警官の制服を脱いで、趣味の時効事件捜査をする際には、常に長い襟がとんがった古着風の柄物シャツにぴたぴたのジャケット姿。ドラマの中で刑事課の彩雲(吉岡里帆)に「イタリアの靴の先みたい」と素晴らしすぎる表現で指摘された霧山の服装は、どう見ても警察官に見えず、「趣味です」と言われた相手もそんな格好してるならそうかも?と信じさせる効果があった。 対照的なのは、『おっさんずラブ-インザスカイ-』の春田創一(田中圭)と『グランメゾン東京』の木村拓哉だ。 航空会社の同僚や機長らに愛の告白をされる春田は、会社の寮では白やみどりのパーカー、外に出てバッティングセンターでバットを振るときには、もこもこ深緑のパーカーなどを愛用する「パーカーモテ男」。ポイントは、全体にゆるめサイズというところだ。春田の働く会社のカラーはピンクで、制服もインテリアもピンクがベース。パーカーのゆるさも相まって、ドラマ全体にどこかメルヘンなムードが漂うのである。 一方、『グランメゾン東京』の尾花(木村)は、料理人らしい真っ白なコックコートが基本。私服シーンも、黒やこげ茶などダークなシャツ、パンツでサイズはきっちり。髪型こそ、ふわりとしているが、長くフランスに暮らした男の服装には甘さもスキもなし。「三ツ星をとる!」と勝負に出た男のイメージだ。 尾花たちのライバル店「レストランgaku」のコックコートが黒というのも、敵対する会社やライバルチームが色分けされて出てくる「日曜劇場」の伝統のようで面白い。そんな中、第8話には尾花がバイクに乗るシーンがあった。緑色のヘルメットと黒縁サングラスが個性的で印象に残る。ひょっとして流行するかも? こう思わせるのもやっぱり木村拓哉。ホントに流行る気がしてきた。 
2019.12.10 16:00
NEWSポストセブン
舞台『里見八犬伝』は個性的な俳優が勢揃い(公式HPより)
タッキー、真田広之も 俳優育てる名作『里見八犬伝』
 映画、ドラマ、舞台で繰り返し上演される時代劇は多いが、その1つが『里見八犬伝』だ。この『里見八犬伝』、これまで多くの有名俳優を輩出してきた。その最新作の魅力と、過去の意外な出演者についてコラムニストで時代劇研究家のペリー荻野さんが解説する。 * * * 明治座で東京凱旋公演中の舞台『里見八犬伝』(12月8日まで)。「仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌」八つの不思議な光る玉を持つ八犬士が、この世を闇で支配しようとする悪霊集団と熾烈な戦いを繰り広げるというスペクタクルな物語。原作は約200年前に滝沢馬琴が執筆した長編小説『南総里見八犬伝』だ。 なんと江戸時代、馬琴先生が執筆している最中にすでに歌舞伎になったという人気シリーズ。これまでも数多くの映画、ドラマ、舞台作品になってきた。今回の作品では、主役の犬塚信乃を佐野勇人、仲間となる八犬士が犬川荘助(松田凌)、犬田小文吾(岐洲匠)、犬江親兵衛(神尾楓珠)、犬坂毛野(塩野瑛久)、犬村大角(上田堪大)、犬飼現八(結木滉星)、犬山道節(財木琢磨)という顔ぶれ。原作者もワンコ名前八人考えるだけでも大変だったに違いない。 ペリーは70年代にNHKで放送された人形劇『新八犬伝』でこのストーリーを知ったが、こども心に「毛野って…」と名前だけですっかりケノファンになってしまった。ちなみに毛野は、美貌の女芸人なので女装して登場。塩野も魅惑のメイクで現れる。毛野だけじゃない。レッドやブルーと明確な色分けはしていないものの、八人は「仁」「義」と持つ玉の意味に合わせて個性がはっきりしている。また、敵は全員悪霊とはいえ、頂点に女親玉の玉梓(白羽ゆり)がいて、その下に武将幹部ふたり、そして戦闘員と組織ができている。世界を守るために若者が悪の組織に立ち向かうというこの展開。これはまさに200年前に生まれた戦隊ヒーローだ。 八犬士は、とにかく出てくるたびに大立ち回りの連続。岩山や洞窟など起伏が激しい舞台装置の上り下りだけでも大変だが、加えて武器も刀やら槍やら、棒、斧を持つ者もいたりしての大暴れである。聞けば、殺陣は初めての佐野勇人は稽古を半年以上続けたという。佐野勇人といえば、映画『ちはやふる-結び-』や『小さな恋のうた』、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』など学園と女子がらみの作品の印象が強いが、信乃はまるで別人だ。 1983年の映画『里見八犬伝』では、八犬士親兵衛(真田広之)とヒロインの姫(薬師丸ひろ子)のラブストーリーとおどろおどろしい悪霊(恐るべき夏木マリ)にすっかり目を奪われそうになったが、犬塚信乃はこの後に必殺シリーズでブイブイ言わせることになる京本政樹が演じていた。2006年のドラマ『里見八犬伝』の信乃は、前の年に大河ドラマ『義経』に主演したばかりの滝沢秀明だった。かつては新人時代にドラマや映画で時代劇を経験し、キャリアを積んで大御所になるケースも多かったが、近年、舞台で初時代劇という出演者も増えている。なお初演より演出は1983年映画版の深作欣二監督の息子・深作健太。舞台では父と息子の葛藤も描かれ、作品との縁の深さを感じる。今回の八人は、かなりのチャンバラ好きになったと見た。『南総里見八犬伝』はさまざまに形を変えつつ、令和の今も俳優を育てている。名前は馬だけどワンコヒーローを考えてくれた馬琴先生に感謝!
2019.12.04 07:00
NEWSポストセブン

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