後日、松屋からは保護者と児童宛にお詫び文が配られているが、一方で学習院側からは詳しい説明がないという。
「文化祭の終わりに科長(校長)から“私も食べました。大丈夫でした。安心してください”という話はありましたけど、その後、何の説明も行なわれておらず、学校に対して不信感を抱いている保護者は多いようです」(前出・学習院関係者)
大きな被害が出なかったためか、どこか楽観視しているようにも見える学習院側の対応。しかし、一歩間違えれば、食中毒などの大きな事故につながりかねず、しかも当日は愛子内親王も口にされていてもおかしくない状況だった。
悠仁親王がお茶の水女子大学附属小学校に進学するなど、皇族方の学習院離れが叫ばれて久しい。皇室ブランドを失いつつあることに学校側は危機感を抱いているともいわれるが、まずは保護者との信頼関係を取り戻さなくてはいけないようだ。
※週刊ポスト2016年1月15・22日号