名門私立小学校御三家と称される学習院初等科に激震が走った。学習院初等科は言わずと知れた“皇室のため”の学舎であり、2014年3月には愛子内親王も卒業されている。事件が起きたのは、2015年11月28、29日に行なわれた文化祭でのことだった。
「卒業生の愛子さまは、両日とも初等科時代から仲の良い女子生徒数名と一緒に見学にいらしていました。絵画や習字などの展示物などをご鑑賞になった後は、3階の食堂で女子トークに花を咲かせていました」(学習院関係者)
楽しいひとときを過ごした愛子内親王だが、事件はその「食堂」で起こった。初日の28日に食堂にて販売された焼きそば(550円)を食べた児童たちが、次々と異常を訴えたのだ。
「“ヌルヌルして味が変だ”、“納豆のようにねとねとした食感だった”と声が相次ぎ、また“焼きそばを食べてお腹が痛くなった”と体調不良を訴える児童もいました」(同前)
これを受けて、学校側は急遽、発売を中止し、残った焼きそばを回収したが、すでに290食用意されたうちの248食が売れた後だった。
「事態を重く見た学校側は、“28日に焼きそばを召し上がった方は返信してください。29日は焼きそばの販売はしません”というメールを全校一斉に配信しました。保護者たちからは“他の食品は大丈夫なのか?”という声が上がり、騒然となりました」(同前)
学習院広報課に事件について問い合わせると、〈事実です。体調不良を申し出た児童が5名いましたが、いずれも軽症でした〉と文書で回答した。異常は〈委託業者による製造過程に起因するもの〉だった。焼きそばを納入した百貨店・松屋の広報に話を聞いた。
「調理の過程で、焼きそばが冷め切らぬ前にパッケージしてしまい、その一部が傷んでしまったようです。回収した42食分についてすぐに中央区の保健所に検査を依頼したところ、食中毒の原因菌に関しては陰性でした。今後はこのようなことがないように、製造業者とともに、より一層安全管理を徹底させていく所存です」
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