ライフ

満室だらけのGWにホテル予約するテクニックを専門家が伝授

「いまさらGWのホテル予約なんて…」と諦めるのはまだ早い

 手軽に楽しめる国内旅行が人気だ。話題のスポットが増えていることや、格安航空や高速バスなどリーズナブルに移動する手段が増えたことも大きな要因。とはいえ、肝心のホテルが取れない状況は深刻だ。

 特に、今年のゴールデンウィークは曜日の並びが良い。平日2日間休みが取れれば、最大で10連休も可能。そんな2016年のGW、「いまさらホテル予約なんて……」と諦める前に、意外なホテル予約術をホテル評論家の瀧澤信秋氏がレクチャーする。

 * * *
 旅の目的地、観光スポットのホテルを予約するのは常識。1日ゆっくり観光を楽しみ、近くのホテルへチェックインするのは楽だ。とはいえ考えるのは皆同じ。そうしたホテルには予約が殺到。そこで、どうせ空いてないと諦める前に「宿泊だけは人気観光地を外す」テクニックを提案したい。

 例えば、世界的に知られる観光都市の京都。南北に長い京都において東西の移動は注目されにくい。様々なジャンルのホテルが林立するが競争率が高い上、地下鉄や渋滞の多い市内をバスで移動しようとすれば30分なんて平気でかかってしまう。

 一方、京都駅を起点として東へ15分も移動すれば滋賀県大津。琵琶湖畔のリッチなリゾートホテルが、京都に比べるとリーズナブルに狙える。もちろん予約も取りやすい。

 このことに気付いたのが、夏休みお盆期間の土曜日という超繁忙日の体験だった。

 京都市内のホテルはほとんど満室。空いていたとしても高級ホテルが最低5万円以上という状況。そのような中、京都駅から電車と無料シャトルバスで約25分の、琵琶湖畔「ロイヤルオークホテル スパ&ガーデンズ」という設備充実のリゾートホテルが2万円以下で予約できたのだ。

 また、公共系の宿泊施設も狙い目だ。“公共系”とは、自治体や団体が経営や運営に関与している宿泊施設のことを指す。「かんぽの宿」や「休暇村」は馴染み深い有名施設だろう。その他、限られた施設数・客室数なので具体的な施設名は伏せるが、公共施設に付設された宿泊施設は狙い目といえる。

 一方で、ガイドブックや予約サイトには掲載されず、知名度は低いものの、クオリティの高い宿泊施設が散在する。

 筆者の体験としては、先般、春休みの土曜日・大阪という最悪な条件下で、約40平方メートルのツインルームをシングルユース5000円台で予約。中心部のターミナル駅から電車で20分ほどという立地で“ホテル”ではないが、駅前の豪華な施設での実に快適な滞在だった。同日に空室がまだあると聞いて驚いたものだ。

 ターミナル駅から20分と書いたが、都心から郊外への鉄道はスピーディーなので、都心部でホテルまで右往左往するよりも、一気に郊外のホテルを狙うのもアリだ。東京でいえば、千葉のニュータウンにあるホテルなどは、都市部と比較してかなり安く、予約も取りやすい。

関連記事

トピックス

「決意のSNS投稿」をした滝川クリステル(時事通信フォト)
滝川クリステル「決意のSNS投稿」に見る“ファーストレディ”への準備 小泉進次郎氏の「誹謗中傷について規制を強化する考え」を後押しする覚悟か
週刊ポスト
悠仁さまの「加冠の儀」に出席された雅子さま(時事通信フォト)
《輝きを放つシルク》雅子さま、私的な夕食会で披露した“全身ゴールド” ファッション専門家「秋を表現された素晴らしい一着」
NEWSポストセブン
アニメではカバオくんなど複数のキャラクターの声を担当する山寺宏一(写真提供/NHK)
【『あんぱん』最終回へ】「声優生活40年のご褒美」山寺宏一が“やなせ先生の恩師役”を演じて感じた、ジャムおじさんとして「新しい顔だよ」と言える喜び
週刊ポスト
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
クイズ企画が人気を集めている『新しいカギ』の特番が放送される(公式HPより)
《1コーナーから2時間特番に》『新しいカギ』「高校生クイズ何問目?」が高校生から高い支持 「純粋にクイズを楽しめる」「負けても納得感」で『高校生クイズ』との違いも 
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
「パー子さんがいきなりドアをドンドンと…」“命からがら逃げてきた”林家ペー&パー子夫妻の隣人が明かす“緊迫の火災現場”「パー子さんはペーさんと救急車で運ばれた」
NEWSポストセブン
“高市潰し”を狙っているように思える動きも(時事通信フォト)
《前代未聞の自民党総裁選》公明党や野党も“露骨な介入”「高市早苗総裁では連立は組めない」と“拒否権”をちらつかせる異例の事態に
週刊ポスト
韓国アイドルグループ・aespaのメンバー、WINTERのボディーガードが話題に(時事通信フォト)
《NYファッションショーが騒然》aespa・ウィンターの後ろにピッタリ…ボディーガードと誤解された“ハリウッド俳優風のオトコ”の「正体」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン