現在、港区内では新橋駅前SL広場やお台場海浜公園内など屋外31か所、前出した新橋NH(日本ヒューム)ビルや虎ノ門2丁目タワーなど屋内5か所の指定喫煙場所が設置されている。今後も喫煙ニーズの高い駅周辺エリアを中心に、事業所ビルやコンビニ店内の喫煙スペース設置など協力要請を続け、助成も積極的に行っていく予定だという。

 また、民間の喫煙所も含めた区内の喫煙所マップを作成したり、スマホのアプリを使って喫煙場所情報を広く知らせる活動にも力を入れる。

 非喫煙者の区民からは「喫煙者に甘い。他の区のようにルールを守らない喫煙者には罰金を科すべき」との声も挙がっているというが、そうした強硬姿勢には慎重だ。

「今まで地域の皆さんと一緒に取り組んできた『みなとタバコルール』は一定の成果が出ています。また、喫煙者自身の基本マナーの水準も上がっており、かつてのように“たばこは靴の裏で消すものだ”という意識もだいぶ薄れてきました。

 確かに『罰則こそ抑止力のすべてではないか』というご意見もいただきますが、地域ぐるみで環境美化のキャンペーンやクリーン活動を続けてきた経緯も考えますと、罰をもって制するのは港区の理念には合致しません」(前出・駒井氏)

 これまで、東京都や厚生労働省も飲食店や宿泊施設などを対象に、喫煙所設置の助成制度を設けてきたが、それらはあくまでも事業者向けの制度だったといえる。就労者や地域住民の利便性、生活環境を第一に考えた“港モデル”の取り組みこそが、真の分煙環境整備につながるのではないか。

トピックス

ギャンブル好きだったことでも有名
【徳光和夫が明かす『妻の認知症』】「買い物に行ってくる」と出かけたまま戻らない失踪トラブル…助け合いながら向き合う「日々の困難」
女性セブン
破局報道が出た2人(SNSより)
《井上咲楽“破局スピード報告”の意外な理由》事務所の大先輩二人に「隠し通せなかった嘘」オズワルド畠中との交際2年半でピリオド
NEWSポストセブン
『君の名は。』のプロデューサーだった伊藤耕一郎被告(SNSより)
《20人以上の少女が被害》不同意性交容疑の『君の名は。』プロデューサーが繰り返した買春の卑劣手口 「タワマン&スポーツカー」のド派手ライフ
NEWSポストセブン
河村勇輝(共同通信)と中森美琴(自身のInstagram)
《フリフリピンクコーデで観戦》バスケ・河村勇輝の「アイドル彼女」に迫る“海外生活”Xデー
NEWSポストセブン
ポジティブキャラだが涙もろい一面も
【独立から4年】手越祐也が語る涙の理由「一度離れた人も絶対にわかってくれる」「芸能界を変えていくことはずっと抱いてきた目標です」
女性セブン
生島ヒロシの次男・翔(写真左)が高橋一生にそっくりと話題に
《生島ヒロシは「“二生”だね」》次男・生島翔が高橋一生にそっくりと話題に 相撲観戦で間違われたことも、本人は直撃に「御結婚おめでとうございます!」 
NEWSポストセブン
木本慎之介
【全文公開】西城秀樹さんの長男・木本慎之介、歌手デビューへの決意 サッカー選手の夢を諦めて音楽の道へ「パパの歌い方をめちゃくちゃ研究しています」
女性セブン
大谷のサプライズに驚く少年(ドジャース公式Xより)
《元同僚の賭博疑惑も影響なし?》大谷翔平、真美子夫人との“始球式秘話”で好感度爆上がり “夫婦共演”待望論高まる
NEWSポストセブン
綾瀬はるかが結婚に言及
綾瀬はるか 名著『愛するということ』を読み直し、「結婚って何なんでしょうね…」と呟く 思わぬ言葉に周囲ざわつく
女性セブン
中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン
やりたいことが見つかると周りがみえなくなるほど熱中するが熱しやすく冷めやすいことも明かした河合優実
大ブレイクの河合優実、ドラマ『RoOT/ルート』主演で感じる役柄との共通点「やりたいことが見つかると周りが見えなくほどのめり込む」
NEWSポストセブン
昨年9月にはマスクを外した素顔を公開
【恩讐を越えて…】KEIKO、裏切りを重ねた元夫・小室哲哉にラジオで突然の“ラブコール” globe再始動に膨らむ期待
女性セブン