「聖子さんは、故郷の福岡が豪雨の被害を受けたことにとても心を痛めていて、歌うことで少しでも元気づけたかったのだそうです。もう1つは、娘の神田沙也加さん(30才)。彼女の結婚を、歌で祝福したかったのだと聞いています」(前出・芸能関係者)

 コンサートツアーのタイトル『Daisy』は、聖子の最新アルバムと同じタイトルだ。

「このアルバムには、『あなた propose tonight☆』というプロポーズを幸せな気分で待つ女性が主人公の曲が収録されています。作詞作曲は聖子さん自身。今年4月に沙也加さんが結婚を発表した後、父親の神田正輝さん(66才)は沙也加さんのSNSに登場して祝福ムードを表明していましたが、対照的に聖子さんはノーコメント。それだけに、このような曲が収録されたアルバムをタイトルにしたツアーを行うことが、何よりのお祝いだと考えていたようなのです」(音楽関係者)

 その強い思いが2日間座ったままの舞台につながった。

「両日とも痛み止めの注射を打ってのステージだったそうですが、それでも歌うときにはかなりの痛みが伴います。さらに転倒してからは食事もほとんどとれていないようで、いつ倒れてもおかしくない状態。まさに満身創痍でのコンサートとなりました」(前出・音楽関係者)

 驚異の気力で2日間の武道館公演を終えた聖子は一路、車で羽田空港へ。国際線のターミナルに姿を見せたときにはすでに車椅子に乗っていた。マネジャーや関係者、実母も聖子を囲んでいたが、そのなかでひときわ細やかな気遣いを見せていたのは、2012年に結婚したイケメン歯科医・Kさんだった。

「深夜なのによれていないスーツ姿で、長身をかがめて聖子さんの車椅子を押していました。聖子さんはかなり疲れた様子でしたが、同時にどこかホっとしているようにも見えました」(居合わせた客)

 ファーストクラスに乗り込んだ一行は、シンガポール到着後に高級ホテルへ移動。

「車椅子から送迎車に移る時も、ご主人がそっと腰に手を回し、介抱していました。ホテルでは、お母さんとご主人と3人で食事を楽しむ姿も目撃されています。家族水入らずの時間を過ごしながら、ゆっくり治療するようです」(シンガポール在住の日本人)

 来月には故郷福岡でのコンサートが予定されているが、このときには元気な姿を見せてくれるに違いない──。

※女性セブン2017年7月27日号

関連記事

トピックス

嵐について「必ず5人で集まって話をします」と語った大野智
【独占激白】嵐・大野智、活動休止後初めて取材に応じた!「今年に入ってから何度も会ってますよ。招集をかけるのは翔くんかな」
女性セブン
SNSで「卒業」と離婚報告した、「第13回ベストマザー賞2021」政治部門を受賞した国際政治学者の三浦瑠麗さん(時事通信フォト)
三浦瑠麗氏、離婚発表なのに「卒業」「友人に」を強調し「三浦姓」を選択したとわざわざ知らせた狙い
NEWSポストセブン
前号で報じた「カラオケ大会で“おひねり営業”」以外にも…(写真/共同通信社)
中条きよし参院議員「金利60%で知人に1000万円」高利貸し 「出資法違反の疑い」との指摘も
NEWSポストセブン
昨年ドラフト1位で広島に入団した常広羽也斗(時事通信)
《痛恨の青学卒業失敗》広島ドラ1・常広羽也斗「あと1単位で留年」今後シーズンは“野球専念”も単位修得は「秋以降に」
NEWSポストセブン
中日に移籍後、金髪にした中田翔(時事通信フォト)
中田翔、中日移籍で取り戻しつつある輝き 「常に紳士たれ」の巨人とは“水と油”だったか、立浪監督胴上げの条件は?
NEWSポストセブン
二宮が大河初出演の可能性。「嵐だけはやめない」とも
【全文公開】二宮和也、『光る君へ』で「大河ドラマ初出演」の内幕 NHKに告げた「嵐だけは辞めない」
女性セブン
新たなスタートを切る大谷翔平(時事通信)
大谷翔平、好調キープで「水原事件」はすでに過去のものに? トラブルまでも“大谷のすごさ”を際立たせるための材料となりつつある現実
NEWSポストセブン
品川区で移送される若山容疑者と子役時代のプロフィル写真(HPより)
《那須焼損2遺体》大河ドラマで岡田准一と共演の若山耀人容疑者、純粋な笑顔でお茶の間を虜にした元芸能人が犯罪組織の末端となった背景
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【ケーキのろうそくを一息で吹き消した】六代目山口組機関紙が報じた「司忍組長82歳誕生日会」の一部始終
NEWSポストセブン
元工藤會幹部の伊藤明雄・受刑者の手記
【元工藤會幹部の獄中手記】「センター試験で9割」「東京外語大入学」の秀才はなぜ凶悪組織の“広報”になったのか
週刊ポスト
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
森高千里、“55才バースデー”に江口洋介と仲良しショット 「妻の肩をマッサージする姿」も 夫婦円満の秘訣は「お互いの趣味にはあれこれ言わない」
女性セブン
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
【初回放送から38年】『あぶない刑事』が劇場版で復活 主要スタッフ次々他界で“幕引き”寸前、再出発を実現させた若手スタッフの熱意
女性セブン