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甲子園2017夏 敗れざる者たちの名言録

◎滝川西・三上竜輝内野手
北北海道代表。会計ビジネス科で学ぶ。
「僕の野球は高校で終わり。大学に行って将来は銀行員になりたい。北海道の過疎の町に貢献したいです」

◎作新学院・加藤翼捕手
昨夏はエース今井達也投手(西武ライオンズドラフト1位)を擁して優勝。夏連覇を狙ったが、初戦敗退した。
「こんな言い方したらあれですけれど、僕たちには去年のようなスター選手がいないので、凡人がしっかり努力してこの甲子園です。それが見せられて良かった」

◎波佐見・川口侑宏投手
9回逆転サヨナラ負け。
「(さっぱりした表情)力不足ということを受け止めていますから。(サヨナラ打は)キャッチャーが構えたミットだけ見て投げました」

◎東筑・安部滉平主将
福岡屈指の公立進学校が地元の私立強豪を次々と破り甲子園出場。
「今日の試合だけ見れば悔いが残りますが、自分たちがやってきたことに悔いはない。甲子園に出るための練習をしてきたが、勝つための練習が必要だと思った」

◎藤枝明誠・常盤勇汰中堅手
センター越えの打球を追いきれず、サヨナラ打に。
「セカンドにランナーがいたから前進守備をしていたぶんだけ、追いきれませんでした。ボールが地面に落ちた瞬間、ソウ(久保田蒼布投手)の顔が浮かんで、申し訳ないと……」

◎下関国際・坂原秀尚監督
荒れていた野球部を立て直して、春夏通じて初めての甲子園出場。
「(試合直後の感想を求められ、潤んだ瞳で一瞬、間を置いた)最高の2時間でした。下関国際の名前がスコアボードに入っているのを見て、本当に感動しました。選手たちは諦めないということを、これからもやってほしい」

◎高岡商・伏見拓真投手
9回に味方が7失点したあとの2アウトから甲子園初登板。3年生最後の投球は5球だった。
「最後は自分しかいないと思い、しっかり準備できていました。大観衆のなかで、満足できる投球ができました」

◎興南・我喜屋優監督
6点を先制するが逆転負け。
「負けましたがみんながひとつになってくれた。これから彼らの次の人生に向けて、激励の言葉をかけたいと思う」

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