ジャーナリストの田原総一朗氏(83)は、13年前に最愛の妻を亡くしたとき、「もう生きていけないと思った」と振り返る。
「預金がどの銀行にいくらあるのかさえ知らなかったし、メディアの出演依頼が来たときも、受けるか否は女房が判断していた。原稿の朱入れまで女房にやってもらっていました。テレビのオンエアが終わると、女房から電話がかかってきて厳しく批判してくれる。僕にとって女房は議論をする相手であり、仕事においても家庭においても相棒だった。失ったショックは大きかった」
※週刊ポスト2017年12月1日号