1月25日には都内のホテルで沙知代さんのお別れの会が開かれるが、遺品整理はいまだ手つかず。沙知代さんの遺骨も自宅にある。
「女房が生きている間には、墓をどうしようという会話はなかったな。今は都心の墓を探しています。でも座布団1枚くらいのスペースで1000万円とかするんだってね。どこか見つけないといけないんだが……うん、俺の墓もね」
豪速球に変化球、時にはビーンボールを夫の人生に投げ込んできた“ピッチャー”が一足先にグラウンドを去った。“生涯一捕手”である野村氏は、人生という長い試合を終える日に思いを馳せている。
※週刊ポスト2018年2月2日号