「匠大塚の春日部本店に来てくださるお客様のほとんどは、以前は大塚家具の春日部ショールームに来てくださっていた方です。やはり創業の地ですから、会長(父・勝久氏)の人望が大きい。私自身、春日部ショールームが閉店するというのはとても寂しい。それは姉も同じでしょう。
色々あったとはいえ家族ですから、会長も私も姉のことを心配しています。昨年までは会長も第三者を通じて“相談には乗る”と伝えていたのですが、今となっては“もう厳しいね”と言っております。家族の情とビジネスは別。会長は『大塚家具の経営に携わることはない』と断言しています」
親子の相克は父の勝利に大きく傾いた。
※週刊ポスト2018年4月27日号