「今回の訪米でもトランプ大統領とゴルフを予定しています。打診を受けた時には“国会会期中だし、問題の渦中でのんびりゴルフなんかしていたらますます批判される”と心配する声が政府内に上がりましたが、首相本人は“ドナルドに誘われちゃって”とまんざらでもない様子で…」(官邸筋)
アメリカでゴルフを楽しむ姿を見て、国民が「こんな時に」と苛立つことさえ首相には想像できないらしい。
さらなる長期政権を可能にするために、自民党総裁の任期を「2期6年」から「3期9年」へと改正させた安倍首相。この9月には総裁選を迎えるが、「『安倍一強』と呼ばれた時代は今や昔のこと。自民党内からも“安倍首相では来年の参院選は戦えない”という声が噴出しているので“3選”はもはや絶望的でしょう。一部には、今国会会期末の“6月辞任説”も出ている」(自民党関係者)という。
国内では挽回する余地はないので、今回の訪米を「起死回生」の唯一のチャンスと期待していたようだ。
「トランプ大統領との蜜月をアピールし、“やはり外交は安倍首相でなければ”というイメージを植えつける腹づもりでした。ところが、訪米を前にトランプ大統領がシリア空爆に踏み切ったのが大誤算。日本人、とくに主婦層は反戦感情が強いので、トランプがますます評判を下げることになり、それに擦りよるように見える安倍首相のイメージも悪化するばかりです」(別の全国紙政治部記者)
※女性セブン2018年5月3日号