なお、米国では23日グーグル、25日フェイスブック、ツイッター、26日アマゾン、マイクロソフト、インテルが決算を控え、こちらも相場の波乱要因となる可能性がある。そして、5月第1週は営業日数2日のGWに入るカレンダー事情から、週後半は手控えムードを強めることになりそうだ。5月1日から2日はFOMCが開催されることも意識されてくる。この結果、市場エネルギーの減退から大型株が手掛けにくくなり、新興市場を含めた中小型株に物色の関心が向かいやすくなる。
主要経済指標スケジュールとしては、23日に米3月中古住宅販売件数、24日に米4月消費者信頼感指数、26日に米新規失業保険申請件数、27日に米国第1四半期GDP(速報値)があり、経済・金融イベントとしては26日に日銀金融政策決定会合(27日まで)、ECB定例理事会(ドラギ総裁会見)、27日に黒田日銀総裁会見、日銀展望リポートの公表、清田日本取引所グループ最高経営責任者会見がある。政治・国際面では、27日に開催予定の韓国と北朝鮮による南北首脳会談(板門店)がビッグイベントとして控えている。なお、28日は、日経平均終値が1982年以来の最安値となる7603.76円を2003年に記録してから15年目にあたる。