「今年に入っても、開幕2戦目ではベネット氏に担いでもらい、3位に入った。ところが、その後はまた森川氏がキャディを務めるなど、迷走状態にある。
家族との溝も深くなる一方。昨年の開幕前までは、良郎氏が自身のアカデミーの出身プロを引き連れ、さくら夫婦と一緒にフロリダでトレーニングをするなど、まだ関係が残っていたが、昨夏頃から完全に“絶縁状態”に陥った。さくらは帰国しても実家に立ち寄らず、あれだけ仲が良かった母や姉にさえ、連絡しないのです」(同前)
かつて、試合中にキャディを務める父に対して横峯が「ウザい」と言い放ち、コース上で親子ゲンカを始めるといった類いの対立とは、違う次元での“断絶”が生まれているというのだ。
◆「正月も会ってない」
良郎氏に真相を直撃すると、「あぁ、実家に寄り付きもしないよ。この正月も顔を出さなかった」と、断絶状態を認めた。良郎氏は、横峯の不振をこう嘆いた。
「あれじゃあダメだよ。成績が出ないのを周囲のせいにしてばかり。キャディや栄養士、通訳……みんなケンカ別れしてしまった。家族だって平気で切る。自分を支えてくれた人を粗末にするなといいたいよ。大体、あの亭主はゴルフのことは何も知らないんだ。それで米国で新しいコーチを雇ったそうだが、“こんなオーバースイングはダメだ”といわれて、直そうとしている。23勝もしたスイングをですよ。さくらは昔からパターイップスなの。上りラインが打てない。下りが打てるからプロとして生き延びている。あの亭主はそれすらわかっていない」