そもそも、力を抜く“金田投法”は、覚えたあとに人一倍練習をしないとダメなんじゃよ。うんと走り込まないといけない。それなのに、こんな無責任なピッチングをしやがって。魂がない! ワシが監督なら即クビじゃ。『また酒を飲んで遊び回っているんじゃないか?』と言われても仕方がないぞ? 『ポスト』も一度、取材したほうがいいぞ」
あふれる怒りを一気に吐きだした金田氏は、最後にこう付け加えた。
「おい、今出ている『ポスト』は回収できんのか?」
山口の評価は“節穴”だったが、最後まで“カネやん節”は健在であった。