グラビア写真界の第一人者、渡辺達生氏(69)が“人生最期の写真を笑顔で撮ろう”とのコンセプトで立ち上げた『寿影』プロジェクト。渡辺氏は、自然な笑顔を引き出すべく、撮影する人に「一品」を持ってきてもらって、それにまつわるエピソードを聞きながら撮影する。
スピリチュアリストの江原啓之(53)が持ってきたのは、師と崇める霊能力者・ドリス・コリンズが遺したパンフレット。
故・ドリス・コリンズは英国で活躍していたスピリチュアリスト。江原氏は彼女にインスパイアされ、今の土台を築いた。
「25歳の時に現地で見た講演会のパンフレットは宝物です。何度か会った後、私もロンドンで仕事がしたいと相談すると即座に“帰りなさい! あなたには日本でやるべき仕事があるでしょ”と、檄を飛ばされました」
以来、ドリスの後を追いかけるようにして、日本のスピリチュアリズムの第一人者となった。
オペラ歌手としても活躍するが、歌は人生のご褒美だという。
「歌は好きですが、歌の方は私を求めていない。世に貢献できるのは、天職と悟るスピリチュアルの仕事だと思っています」