僕と妻は、財布はもちろん通帳も別で、お互いの印鑑がどこにあるかも知らない。だから、そういったことに加えて、たとえば保険などもいつから加入していて、番号や名義はどうなっていて、受取人は誰なのかも緻密にわかりやすく書き出した。そのファイルはコピーをとって、夫婦で1部ずつ持っています。

 65歳の時にはもうひとつけじめをつけました。個人事務所「にしきのあきら企画」のスタッフ全員を集めて、専務である妻が“スター錦野旦”の芸能活動について『75歳まではやらせる』、つまりあと10年は現役で頑張ると伝えました。目黒にあった事務所も退去して、妻が「錦野の財産に」と今の事務所(マンション)を買いました。

 本当に芸能界を引退するかどうかは、いざ75歳になってみないとわからない部分もあります。65歳の時に“そろそろのんびりしよう”と思っていましたが、元気でしたしね。

 ゆくゆくは事務所も処分して元気なうちに老人ホームに入りたい。夫婦の目標は(宝くじの)『ロト6』か『ロト7』で一等を当てて、有料老人ホームに入ること。今、目をつけているのは2人で2億9800万円のところです。

 芸能界の大物の方々が奥様を亡くされた後に自宅で孤独に亡くなられたという話がよくあります。そういう方は、家の中では誰かとおしゃべりすることもなかったのではないかと想像してしまいます。一般の人だったら老人ホームのような場所でワイワイできたかもしれないけれど、プライドもあるのでなかなかできない。ところが僕にはそういう抵抗はないですからね。

関連記事

トピックス

亡くなったシャニさん
《7か月を経て…》ハマスに半裸で連行された22歳女性が無言の帰宅、公表された最期の姿「遺体の状態は良好」「肌もタトゥーもきれいに見える」
NEWSポストセブン
フジコ・ヘミングさん(撮影:中嶌英雄)
《フジコ・ヘミングさん追悼》「黒柳徹子さんがくれたお土産」「三輪明宏さんが家に来る時は慌てて…」密着した写真家が明かす“意外な交友関係”
NEWSポストセブン
別居を認めたMEGUMI
《離婚後の大活躍》MEGUMI、「ちゃんとした女優になる」を実現!「禁断愛に溺れる不倫妻」から「恐妻」まで多彩な“妻”を演じるカメレオンぶり
NEWSポストセブン
日米通算200勝を達成したダルビッシュ有(時事通信フォト)
《ダルビッシュ日米通算200勝》日本ハム元監督・梨田昌孝氏が語る「唐揚げの衣を食べない」「左投げで130キロ」秘話、元コーチ・佐藤義則氏は「熱心な野球談義」を証言
NEWSポストセブン
ギャンブル好きだったことでも有名
【徳光和夫が明かす『妻の認知症』】「買い物に行ってくる」と出かけたまま戻らない失踪トラブル…助け合いながら向き合う「日々の困難」
女性セブン
破局報道が出た2人(SNSより)
《井上咲楽“破局スピード報告”の意外な理由》事務所の大先輩二人に「隠し通せなかった嘘」オズワルド畠中との交際2年半でピリオド
NEWSポストセブン
河村勇輝(共同通信)と中森美琴(自身のInstagram)
《フリフリピンクコーデで観戦》バスケ・河村勇輝の「アイドル彼女」に迫る“海外生活”Xデー
NEWSポストセブン
『君の名は。』のプロデューサーだった伊藤耕一郎被告(SNSより)
《20人以上の少女が被害》不同意性交容疑の『君の名は。』プロデューサーが繰り返した買春の卑劣手口 「タワマン&スポーツカー」のド派手ライフ
NEWSポストセブン
ポジティブキャラだが涙もろい一面も
【独立から4年】手越祐也が語る涙の理由「一度離れた人も絶対にわかってくれる」「芸能界を変えていくことはずっと抱いてきた目標です」
女性セブン
木本慎之介
【全文公開】西城秀樹さんの長男・木本慎之介、歌手デビューへの決意 サッカー選手の夢を諦めて音楽の道へ「パパの歌い方をめちゃくちゃ研究しています」
女性セブン
大谷のサプライズに驚く少年(ドジャース公式Xより)
《元同僚の賭博疑惑も影響なし?》大谷翔平、真美子夫人との“始球式秘話”で好感度爆上がり “夫婦共演”待望論高まる
NEWSポストセブン
中村佳敬容疑者が寵愛していた元社員の秋元宙美(左)、佐武敬子(中央)。同じく社員の鍵井チエ(右)
100億円集金の裏で超エリート保険マンを「神」と崇めた女性幹部2人は「タワマンあてがわれた愛人」警視庁が無登録営業で逮捕 有名企業会長も落ちた「胸を露出し体をすり寄せ……」“夜の営業”手法
NEWSポストセブン