独占手記を寄せた『文藝春秋』(2018年9月号)でも、
〈何も考えられず、表に出る気にもならず、頭に浮かぶのはただ「死ぬこと」……。(中略)今はスマートフォンでいろんなものを検索できますから、死に方を探してみたり、飛び降り自殺した人の写真を見たり、そういうことを自然としてしまうんです〉
と悲痛な近況を明かしている。そんな清原氏に歌舞伎町で何が起こったのか。11日の様子を知る前出の関係者が語る。
「この日は通院治療の帰りで馴染みの飲食店に向かうため歌舞伎町を訪れていました。食事を済ませ、店の外に出たところ、いきなり警察官が声をかけてきた。半袖だった清原さんの腕には複数の青黒い注射痕が見えたため、疑われたのかもしれません。
清原さんは“糖尿病のインシュリン注射の痕だ”と何度も説明していました。連れていかれた新宿署では取り調べに加え、尿検査まで行なわれたそうです」
しかし、薬物は検出されず清原氏は濡れ衣を着せられた形に。
「警察からはすぐに解放されましたが、清原さんは“必死に更生しようとしても信じてもらえない”と激しく落ち込んだ様子でした」(同前)
この日の出来事について警視庁は「お答えできない」(広報課)と答えるのみ。傷だらけの大打者に向けられる視線が変わるまでには、まだ時間がかかるのだろうか。
※週刊ポスト2018年10月5日号