就任3年目にして初のBクラス転落の屈辱を味わった横浜DeNAのラミレス監督。だが、巨人・中日・阪神とは対照的に、シーズン終了早々に続投が決まった。ところが、それから間もなくして“身内”から批判の狼煙が上がった。
〈監督がなにを考えているのか分からない〉
〈コーチの意見に耳を貸さなくなる傾向が出てきた〉
〈『監督の期待に応えよう』という気持ちは薄れた〉
そうした選手や球団関係者の匿名証言を掲載し、ラミレス監督への“個人攻撃”を全面展開するのは、何と地元紙の「神奈川新聞」。
10月14日に始まった運動面の連載「ラミ流 頂へ道半ば」で、今季の球団内で渦巻いていた監督批判を次々と“暴露”しているのだ。その筆致の激しさは、横浜ファンの間でも大いに話題となっている。
例えば、選手とのコミュニケーション欠落を指摘する記事では、〈指示に応えられない若手に、2軍行きを命じた選手の名前を挙げ「あの選手のようになりたいのか」とプレッシャーをかける〉(14日付)など、限られた者しか知り得ない内情を生々しく報じている。
この内容は“同業者”にも驚きだったようだ。
「ここまで露骨に書いたら“告発者”が特定されかねないし、球団から“出禁”を食らっても不思議ではない。それでも書き続けているからには、何かしらのお墨付きでもあるのだろうか」(スポーツ紙の横浜番記者)