◆瀬戸内分屯地(陸自)
奄美駐屯地と同様の警備部隊のほか、地対艦ミサイル(SSM)部隊を併設予定。隊員約210人が配置される予定で、奄美駐屯地と同じ2018年度末の配備に向けて整備が進む。
◆奄美基地分遣隊(海自)
海上自衛隊佐世保地方隊(同警備隊)隷下部隊の基地。20人規模の自衛官が駐屯。
◆瀬戸内町安脚場
連合艦隊の停泊地である薩川湾防衛のため、大島海峡沿岸には旧日本軍の砲台が多数設置された。安脚場には砲台のほか敵潜水艦の侵入を阻止するための陸上拠点が置かれた。現在は「安脚場戦跡公園」として整備されている。
◆薩川湾
水深が深い天然の良港。戦時中は軍港として利用され、出撃する連合艦隊の錨地となった。
■図解・監修/宮本雅史(産経新聞編集委員)
【PROFILE】1953年生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、産経新聞社入社。社会部編集委員、那覇支局長などを経て現職。北海道や対馬など侵食される日本の現状を取材した『爆買いされる日本の領土』(角川新書)ほか著書多数。
※SAPIO2018年11・12月号