「中国人たちは北京語で罵るのですが、香港人が喋っているのは広東語で、ほとんど通じない。だからお互いの共通言語である日本語で“テメー!コノヤローバカヤロー”と罵声を浴びせるのです。なかには北京語のかなり汚いスラングで“香港を征服して、お前の母親を犯してやる”と浴びせる人もいました」(同前)
“反デモ”側にいた留学中の中国人大学生は、こう話した。
「香港は中国の一部なのだから、中国の法律に従うのが当たり前。それがデモを起こし警察に暴力をふるっては、日本でも許されないだろう」
罵り合う香港人と中国人の溝は、日本でも深まるばかりだ。
※週刊ポスト2019年9月6日号