こうした人は別だが、何かがあれば「不謹慎だ!」と批判する人のことは「不謹慎厨」(ふきんしんちゅう)と呼ばれる。東日本大震災の時は、高級なワインを飲んだことをツイートした人物が叩かれた。熊本地震の時はさらに過激化し、芸能人が笑顔の写真をインスタグラムに公開しただけで「不謹慎」扱いされるほどだった。

 さらには今回の台風を受けて「不謹慎」扱いされているのが現政権だ。その批判の論調としては「こんな大変な時期に内閣改造をするなんて不謹慎」というものである。さらには笑顔で写真を撮影することが批判されたり、大臣就任のお祝いの花を買うカネがあるのならば被災地に水を送るべきだといった意見も。また、内閣改造関連の話題がテレビで取り上げられ過ぎているため、災害関連の報道が少ない、という指摘もある。これらに対しては「前から決まっていた」や「政治空白を空けるわけにはいかない」といった反論も書き込まれている。

 今回も一連の「不謹慎」の指摘→それに対する反論、といった被災当事者置いてきぼりの論戦が各所で展開されている。

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