「『視力は1.0あるから大丈夫』と精密検査を受けないで放置していた40代の患者さんを眼底カメラで精密検査したところ、かなり緑内障が進行しており、視野が両目とも半分ほどしか残っていなかった。
『最近見えにくくなった』などの自覚症状が出始めたときには、疾患によっては手遅れの場合が多いです」(同前)
受診の頻度はどのくらいが適正なのか。
「40歳になったら一度は受けてください。その後は2~3年に1度でOKでしょう。70代になるとリスクが急増するのでそこからは毎年1回受けてほしいです。くれぐれも視力検査だけでなく、眼底カメラを受けたい、と指定することを忘れずに。検診の場合、1000円程度で受けられます」(同前)
※週刊ポスト2019年11月8・15日号