そして、『女性セブン』2017年4月30日号では、“5か条の「熱血教育」”を実践していたと報じられている。その5か条とは、
・たとえ親に勘当されようとも「選んだ道」は最後までやり通せ!
・人生に正解はない。なぜ? なぜ? と問い続けろ
・夢は口に出せ。出せば出すほど思いは強くなる
・「即決即断」で勝負のチャンスを逃さない
・「熱血」である以上に「冷静」でなければならない
というもの。長女が宝塚の道に進んだのも、長男が留学を選択したのも、いわば自分が選んだ道。子供たちが、松岡のもとを離れたのは、その熱血教育の結果なのかもしれない。
その一方で、松岡には“超亭主関白”な一面もある。過去には、惠美子さんに対して「すっぴんを見せるな」とか「料理は炊きたて、焼きたてを用意しろ」などと、厳しいルールを課していたと報じられたこともあった。
こういった松岡の家族に対して厳しく接する姿を“パワハラ”や“モラハラ”であると指摘する声もある。しかし、かと言って世間から強くバッシングされているわけではない。その背景について、エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサ氏はこう分析する。
「単純に松岡さんの行為だけを見たら、“パワハラ”“モラハラ”にあたるものも少なくないと思います。しかし、松岡さんはテレビ番組などで、亭主関白ぶりを告白しながらも、奥さんから責められることも多いと明かし、さらには“家族に嫌われている”“奥さんに気に入られるのがぼくの課題”という発言もあるんですよね。家族の詳しい内情まではわかりませんが、少なくとも松岡さんが一方的に家族を押さえつけているような状況ではなく、松岡家ならではの関係性が築かれているのだろうと想像できる。そういった形で、不器用ながらも理想に向かって奮闘する姿が、少なからず世間に伝わった結果、熱血教育を違和感なく受け入れる人が多いのかもしれません。とはいえ、松岡さん以外の人が同じように厳しく家族と接していたら、バッシングされていた可能性も高いでしょう。逆に言えば、ここまで亭主関白なのにバッシングされないことが、レアなのだと思います」
厳しい熱血教育を実践しつつも、子育てに悩む松岡。家族と適度な距離ができた今、自身の教育方針が“パワハラ”“モラハラ”ではなかったのか……という点についても見つめ直しているところなのかもしれない。