「ソウルにある新羅ホテルが第一候補のようです。ここは日本で言うところの、ホテルオークラのようなクラシックホテル。若者に人気の外資のデザイナーズホテルではないところも、ふたりらしい選択だと思います」(前出・韓国のテレビ局関係者)
一方、『愛の不時着』の舞台となった北朝鮮に目を向けてみよう。北朝鮮でも、作品はまたたく間に噂となり、違法コピーされたDVDやUSBが各地で出回るなど、リスクを冒してまでこのドラマを見ようとする人が相次いだ。しかし、専門家は北朝鮮国民はふたりの結婚のニュースを知らないはずだと分析する。
「北朝鮮でインターネットに接続できるのは、超特権層の中でもごく限られた一部の人だけ。一般の人にまで結婚のニュースが広まるのには、半年以上かかるでしょう。それに2020年に新たに制定された『反動的思想・文化排撃法』という法律では、韓国のドラマや映画を見たり、音楽を聴いたりすると5年から15年の懲役になり、販売するなど情状が重い場合は、死刑にすると明記されました。芸能人の結婚の話などおおっぴらに口にできないのが現実です」(アジアプレス・ネットワーク代表の石丸次郎さん)
輝きを増したふたりをテレビやスクリーンで見ることができる日も近いだろう。
※女性セブン2022年3月3日号