連日ライブ配信を行い、いまやすっかり虜になっている海老蔵。あるときは、わずか5分ほどのゲームの間に、10万円近い投げ銭を得ていたこともある。1日3時間ほどの配信で受け取る総額はゆうに数十万円になることもある。ライブ配信中の海老蔵はサービス精神旺盛だ。
「交信相手とのやりとりやゲームは序の口。大塚愛の『さくらんぼ』に合わせて全力でダンスをしたり、コスプレ女子につきあってアニメキャラクターの鳴き真似をしたり。時にはTikTokの機能を使って、極太眉とつけまつげ姿を披露するなど、お笑い芸人顔負けのはっちゃけぶりです」(前出・芸能関係者)
前出の高橋さんが続ける。
「配信する側にとっても、画面の向こうに自分を見てくれている人が大勢いるということにつながりを感じ、承認欲求が満たされる。芸能人のかたも、コロナ禍でファンと会えない日々が続きましたよね。そんな中で、リアルタイムのやりとりができ、加えてお金も集まるという、満足感や幸福感があるのでしょう」
10~20代の若年層がメインのSNSユーザーには、海老蔵の姿は奇妙に映っているという。10代のTikTokユーザーが言う。
「TikTokには、“アオリ”と呼ばれている、盛り上げ役の配信者がいます。アニメキャラのコスプレをしたり、奇声をあげて踊り狂っているような人たちです。そういう人に煽られて、海老蔵さんが恥ずかしげもなくキモい踊りをやっているのは、正直かなりヤバいです。若者世代に受け入れられているわけではないですよ。キワ者扱いというか……」
歌舞伎役者としての海老蔵のファンは目を覆う。
「歌舞伎役者には見えないうえ、残念としか言えません。伝統芸能が軽んじられているようにも感じてしまうし、海老蔵さんのファンだと周囲に言いにくくなってしまった」(50代女性)
3月4日、海老蔵はSNS上で自身に向けられた誹謗中傷に対し法的手段を講じる意向があることを明らかにした。そのSNSに海老蔵が見出したのは、ファンとの交流より、小遣い稼ぎより、「パパ活ナンパ」という“機能”だったようだ。